島根県美郷町の産学官連携による地域ブランディング構築ストーリーNo.2【週刊まちおこし】

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは!
船井総合研究所 地方創生支援部が送る、「週刊 まちおこし」編集者の東狐(とうこ)です。
今年度は地方創生に係るnewsや事例を、
自治体の研究会組織
「シティプロモーション自治体等連絡協議会」
(https://www.citypromotion.jp/)
での発表内容を絡めてお送りしております。

4月は島根県は美郷町において産官学連携の試みとして行われている
「美郷バレー構想」
について4回にわけてお伝えしています。

前回は、第1弾として
「島根県美郷町とは」
と題して美郷町の特徴をお伝えしました。

今回は第2弾として
「美郷町の鳥獣害対策の取り組みとは」
と題してお送りいたします。
ぜひお楽しみください。それではどうぞ!

◇━コンテンツ━◇
■島根県美郷町の地域ブランディング構築ストーリー②【週刊まちおこし】
■地域活性化コンサルタントの1日(ブログより)
【講演】鳴門市観光戦略セミナー
http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/archives/52518067.html
■ご案内

島根県美郷町の産学官連携による地域ブランディング構築ストーリー②【週刊まちおこし】

4月はそんな美郷町で行われている地域ブランディングストーリーを4回に分けてお伝えしていきます!
第1弾 島根県美郷町とは
第2弾 美郷町の鳥獣害対策の取り組みとは
第3弾 美郷町での取り組みの成果とは
第4弾 美郷町の地域ブランディングの成功の秘訣とは

第2弾の今回は、「美郷町の鳥獣害対策の取り組みとは」と題して実際にどんな取り組みを行ったのかについてお送りさせていただきます。

 前回お伝えしたように、美郷町は島根県の中山間地域であり、鳥獣害被害にも大変悩まされていました。そこで鳥獣害対策を逆手にとって、地域ブランディングを進めてきました。

 鳥獣害被害は、全国的に年々減少傾向にありますが、依然として被害総額は約161億円と重大な課題となっております。
美郷町のように、多くの中山間地域は少子高齢化や過疎化と並ぶほど、鳥獣害被害に悩まされており、国では、2013年から被害対策を打ち出しています。
そのため、各地で鳥獣害対策の取り組みがされていますが、資源化率が低く、投資に対する効果が十分に得られていないという現状があります。

そんな中、美郷町2012 年度農林水産大臣賞を受賞し、さらに、現在は多くの地域、企業、そして大学と連携しています。
ではどのような取り組みを行い、鳥獣害対策を軸に地域ブランディングをしてきたのでしょうか、、、!

美郷町の取り組みは1999年から約20年間行われてきました。その活動の経緯を「美郷バレー構想」では、大きく分けると4つの物語に分けています。

第1章「獣害対策の抜本的改革」
第2章「夏イノシシ資源利活用」
第3章「地域づくりコミュニティビジネス」
第4章「定住雇用ローカルビジネス」

以下では、それぞれの取り組みを詳しく見ていきましょう。

まず、第1章「獣害対策の抜本的改革」は、取り組みが始まった最初の1999年~2001年ごろに行った取り組みです。
最初の取り組みとして行われたのは、駆除組織を農業者主体へと変えることでした。
変更前は猟友会を中心でしたが、農家・住民を主体とした駆除班組織に再編成しました。受益者である農家に、自らの農地を守るという主体意識を持ってもらう体制にしました。
また、農家が不得意な解体等は生産者組合を立ち上げ分業できる体制を構築しました。

次に第2章「夏イノシシ資源利活用」として、駆除されていた夏イノシシを資源化し、お金を生み出す仕組みの構築を行いました。
当時、夏イノシシは冬イノシシに比べて品質が落ちるという認識が広がっていましたが、調べてみると、品質、成分に差がないどころか、低脂肪はかえって健康食向きで高タンパク・低脂肪の肉であることが分かりました。
そこで、どの地域でもやっていない夏のイノシシの利活用を進めることとして、駆除に携わっている住民による出資で「おおち山くじら生産者組合」を設立し、美郷町のイノシシ肉を広める活動を行いました。

第3章「地域づくりコミュニティビジネス」として、イノシシの肉の活用だけでなく、革の活用として革製品を作成する青空クラフトや、鳥獣害対策の自習研修を行う「青空サロン市場」が開催されました。
青空サロン市場は耕作放棄地を利用して研修を行っています。イノシシを中心に、多くの町民が集う交流の場が形成されました。

最後に、第4章「定住雇用ローカルビジネスです。
このころはすでに、補助金にたよらず鳥獣害対策に成功した事例として名が知れ渡っていました。そのため、同じ目標や理念を持った企業や、鳥獣害対策に協力していただいた大学と協定を結び連携が始まりました。そのため、交流がより深くなり、地域への関係人口の創出につながっています。

美郷町では、このように、20年間という長い時間をかけて多くの取り組みを行ってきました。
これらの成果はいかに?!

ということで
次回の週刊 まちおこしでは、これまでの取り組みで得た成果について詳しくお伝えしていきたいと思います。

【第3弾 美郷町での取り組みの成果とは?】
としてお送りします。ぜひ、お楽しみに!

◇━━━地域活性化コンサルタントの1日(ブログより)ーー━◇

【講演】テーマはゼロカーボン! 
シティプロモーション自治体等連絡協議会 第2回セミナー

http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/archives/52512231.html

みなさん こんにちは。
船井総合研究所 地方創生支援部 マネージャーの杤尾圭亮です。

本日は、徳島県は鳴門市さんにて
ニューノーマル時代の観光戦略セミナーに講師として参加させて頂きました。

内容は、
withコロナのトレンド解説
から
今後の経営に必要なポイントを三つお伝えするという形です。

各地での講演でもそうなのですが、やはり一番響いているのは、、

デジタル化経営

です。。。。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓続きはコチラ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/archives/52518067.html

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