第392号 まちおこし実践コンサルティング手法 実践事例 商業編 その2

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第392号 発 行:株式会社船井総合研究所
事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
E-mail:info@machiokoshi.net
───────────────────── 2,174部発行───
みなさん、こんにちは!!船井総研がお送りする まちおこしの決
定版「週刊 まちおこし」編集長のトチオです。
いよいよ本格的な冬到来!!まちおこしも体が基本!!体調には十
分気をつけていきましょうね!!
今回のメルマガは商業編 第2回!!ちょっとビックリアイデアで
世界一を活かした商業型 まちおこしのご紹介です!!
それではお楽しみください!!
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         今週のコンテンツ
■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
    12月版 「実践事例 商業編 その2」
■ 今月のまちおこし特集
    『クリエーター No.03 戸沢 欣一 氏 インタビュー』
■ 船井総研 まちおこし News 1
  『東京ローカルレストラン SACHI 12月 開催予定』
 
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■今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
    12月版 「実践事例 商業編 その2」
 こんにちは、相良(さがら)です。まちおこしが成功した、という
のはどういった状態をいうのか。むろん定義はありません。しかし、
単にまちが有名になるだけなら意外とお金をかけずにできたりします。
例えは悪いですが、まちで全国放送されるような事件が起これば地域
の名前は一挙に、しかも全国区になります。当然黙っててもメディア
がテレビや新聞、雑誌でバンバン紹介してくれるので広告宣伝費もか
かりません。
発想は全く同じ。良い意味でも悪い意味でも知名度や認知度を上げる
手順は、「注目される話題をもつ」⇒「メディアで紹介される」⇒
「人々に繰り返しインプットされる」という流れであり、これはもう
法則みたいなものです。
東国原知事の出現で一躍メディアの最前線に躍り出た宮崎県のように、
注目される話題をもてば同様の流れで、一気に有名になれるのです。
「いきなり有名になる良い方法はないか?」と思いたくなりますが、
これも実はあったりします。
以前から何度か書いているように「力相応一番主義」に徹すれば、地
域は半年程度で周囲から注目されます。「世界一、日本一、地域一番」
をキーワードにしたイベントなりを連発すればよいわけです。日本で
一番大きいシュークリーム販売、日本で一番大きいケーキの販売、世
界一大きなみかんが入った温泉、世界遺産の丸太・大木が浮かんだお
風呂、日本で一番えらい人(内閣総理大臣)にちなんだ「鳩山ラーメ
ン」などをタイミングを選んで連発すれば、確実にその地域は短期間
に知名度があがります。それも確実に。
 さて、ここから先で皆つまづきます。有名になるだけでなく、具体
的な経済効果が伴わなければならない。これも成功するまちおこしの
ひとつの条件だと思います。ある事例を紹介します。世界遺産に登録
された地域を持つ三重県尾鷲(おわせ)。世界遺産という名前である
日を境に観光客が増えました。しかしそれは地元全体に等しく経済効
果をもたらすものではありません。世界遺産で認知度・知名度は上っ
たが、自分のまちにたくさんお金が落ちるためにはどうすればよいか。
 考えた末にある商材に突き当たりました。世界遺産登録された森で
取れるヒノキ。といっても今までは商品価値が軌道に乗らずに余らせ
ていたもの。これを「世界遺産ヒノキ」として売り出せないかと考え
たのです。最初に紹介した手順と同じで、まず「ヒノキ」の知名度を
あげました。ここの取り組みがないとその後の商品販売がとてもキツ
くなるので「世界一、日本初」をキーワードにしたイベントやメディ
アへのリリースを最優先させました。
次にヒノキ(15センチ程度の長さに切った直径10センチの小さな
丸太)を飾り物として商品化し、ネットや関連業界を通じて売り出し
ました。知名度が上がっていたことが功を奏し、大きな丸太の形でヒ
ノキを仕入れたいといった企業は1年間に全国で60社以上になり、
かつ飾り物として売り出した小さなヒノキ商品も、流通チャネルを通
して消費者に受け入れられました。
どこの地域にもよくある、元々使い道がほとんどなかったヒノキが、
やり方を変えたことで一躍まちにお金を落とすブランド商品に早変わ
りしたのです。
まちおこしを成功させるには、有名になるだけではダメだと思ってい
ます。やはりお金が地元に落ちる必要があります。さらに地元の商材、
食材、商品が絡んでいると最高です。地域の人々がそこに誇りを持ち
やすくなるからです。これらをクリアするための手順やルールは、そ
れほど理解しがたいものでも常人に不可能なものでもありません。
今回のメルマガに書いたとおりだったりします。
 おいしい食材を持っているけど、知名度がない。まちの名前は有名
だけどお金が儲からない・・・。そんな地域は全国にたくさんあるは
ず。しかしやり方を帰ることで、ガラリと流れが変わり、成功への道
をひた走るケースだってあるわけです。皆さんの地域やまちもそうな
る事ができますので、積極的にトライしてほしいと思っています。
(相良 祐司)
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『クリエーター No.03 戸沢 欣一 氏 インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
本日の特集は、戸沢村の酪農家である戸沢欣一氏について
特集し、地域の国際交流についてお伝えします。
山形新幹線の新庄から最上川をさかのぼると突然と出現する
道の駅「高麗館」をご存知ですか?
高麗館には、韓国仕込みの物産がところせましと並び、
その質・量は、都会の専門店に負けません。
では、人口6000人の戸沢村がどうしてこのような一点において
突破した道の駅が作れたのでしょうか?
それは、戸沢村は、韓国のソンハク村との間に密接な
国際交流があったからです。その先導者こそ、今回の
戸沢さんです。
しかし、なぜ山形と戸沢が結ばれたのでしょうか?
いくつもの国際交流が形骸化するなかで、ここまで持続
して成長する理由はどこにあるのでしょうか?
詳しくはレポートにて!!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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