第379号 まちおこし実践コンサルティング手法 地域一体化 その1

─────全国のまちおこしを応援する注目メルマガ!─────
    ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓
    │週││刊││ま││ち││お││こ││し│
     ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛
第379号 発 行:株式会社船井総合研究所
事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
E-mail:info@machiokoshi.net
───────────────────── 2,174部発行───
みなさん、こんにちは!!船井総研がお送りする週刊まちおこし編
集長のトチオでございます。
そろそろ涼しくなり、秋の気配も色濃くなってまいりましたね。こ
ういうときこそ、じっくりまちおこしの議論をしたいですね。。。
、、、と思ったときに語れる 仲間はいますか?いたら何人ですか?
今日は、そんな話題、地域の一体化です。
ある人の言葉を借りれば、まちおこしは三人いないとできないそう
です。では、どうやったら地域の一体化を図れるのか?答えはこの
一ヶ月の特集から見つけて下さいね。 それではどうぞ!!
************************************************************
         今週のコンテンツ
■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
        9月版 「地域一体化 その1」
■ 今月のまちおこし特集
   『クリエーター No.16 辻 伊佐男 氏 インタビュー』
■ 船井総研 まちおこし ニュース 1
   新しい 地域活性化ブログ 「ASHITABA」デビュー
   http://astb.jp/
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
■今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
 9月版「地域一体化 その1」
 こんにちは、相良(さがら)です。まちおこしを成功させる際、よ
く出てくるキーワードが「一体化」です。ある温泉街の話ですが、各
旅館が客の奪い合いをやっていた時期、エリア全体の来客数は毎年減
少し続けていました。
 そんなことはもうやめようとお客様のニーズをよく聞いて、必要な
らば自分の旅館よりも隣のホテルをお勧めしたりと、互いのお客様を
紹介しあうように努めたところ、温泉街の来客数は回復していったと
いうのです。
 
 足の引っ張り合いをやっていた旅館同士がなぜお客様を紹介しあう
ようになれたか。要因はいくつもありますが、ひとつはお客様のニー
ズを素直に聞けばそうならざるを得なかったとも言えます。
 お客様のニーズは広い露天風呂を持っている旅館、足腰が弱いので
畳ではなくベッドで寝られる旅館、赤ん坊と一緒にお風呂に入れる旅
館、などと多種多様です。たまたま問い合わせをうけた旅館が、ニー
ズに応えきれないのに「是非うちの旅館に泊まってください」と繰り
返すばかりでは、仮に一度宿泊していただいたとしても逆に不満足を
与え、リピーターになってもらえず、結果的には温泉街に対して悪い
クチコミも広がっていきます。
 個々の旅館同士が多種多様なニーズに応え切れないならば、無理に
お客様を自分の宿に囲い込むよりも、ニーズを満たせる他の旅館を紹
介しあったほうが、温泉街としては多くのお客様ニーズに応えられる
し、自分たちの温泉街のファンを増やすことにもつながります。
 旅館組合の担い手たち(各旅館の経営者たち)が我引水から脱却し、
温泉街全体を盛り上げるべく一体化していったのは、一体化するか否
かが全体の集客数に影響を及ぼす事実に気づいてからでした。
 今、そこは年間来訪者数が100万人超の全国でも有名な温泉街と
なりました。当時を振り返る旅館組合の方が言うに、「まだマイナー
な温泉だった頃、電話で問い合わせてくるお客様のほとんどは『●●
温泉に今度いく予定なんですけど・・・』と、温泉街の名前は言って
くれても、個別の旅館を指定してくることはなかった。
 つまり広告宣伝や営業をするにしても、より効果的にやるなら、当
時から個別ではなく温泉街の名前で一体化してやるべきだったんでし
ょうね。うちは気づくのにだいぶ時間がかかりました。」という事で
した。
 一般にお客様の声に耳を傾けると世の中のニーズが見えてきます。
皆様のまちにも一体化を促すヒントが、お客様の問い合わせを通じて
既に届いているのではと思います。(相良 祐司)
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
『クリエーター No.16 辻 伊佐男 氏 インタビュー』
新潟は湯沢のスキー場に突然登場する、本格派イタリア
レストラン「ピットーレ」。スキー場が閑散期となる夏
でさえ、多くの観光客がそのピザの味を求めて、山を登る
といわれているこの店のオーナーが辻氏です。
 サミットが決定した「ウィンザーホテル」のレストラン
としても名前が通っているこのお店ですが、最初から人気
を博していたわけではありません。
 では、辻氏はなぜハイセンスなレストランの集まる都会
ではなく、立地上不便な湯沢のスキー場にお店を構えた
のでしょうか?
 湯沢、洞爺湖と都会を避けるように出店する背景には
どのような思いがあったのでしょうか?
詳しくはレポートにて!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
■ 船井総研 まちおこし ニュース 1
   新しい 地域活性化ブログ 「ASHITABA」デビュー
     
いつも メルマガをご覧の皆様 ありがとうございます。編集長の
杤尾です。
船井総研の情報はマーケティング中心だけど、もっと色々知りたい
!!!という皆様 お待たせいたしました。いよいよ、異業種によ
る地域活性化のためのブログがオープンします。その名も!!!
『農と地域活性の日替わり情報発信ブログ アシタバ』
          
         http://astb.jp/
このサイトでは、私 杤尾を含め、同年代かつ、地域活性化や農業
に力を入れ、第一線で活躍する皆さんからの現場の生の情報を聞く
ことができます。
耕作放棄地を市民農園に変える事業家
大手広告代理店に勤めながら農業を志す志士
農水省から農業を変えようとする若き官僚
シェアハウスで農業と若者を結ぶ志士
農業と地域を現場からつなげようとする志士
そして私が、日替わりでその週で面白かった記事をブログにアップ
していきます。
ここでしか、今しか、聞けない情報がタップリのブログ、これから
も楽しみにしていてくださいね。
http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/ もよろしく!!
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

地方創生セミナーのご案内

コンサルタントコラム

ページのトップへ戻る