第342号 自然資源論 その1

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  第342号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 2,174部発行───
みなさん、こんにちは!!船井総研が発行する、週刊まちお
こし 編集長のトチオです。
さて、近頃、私のお付き合いしている自治体でも紅葉が本当
にきれいになってきました。そんな紅葉をみながら考えたの
は、「このような美しい自然を活性化に活かしている地域は
どの程度あるのだろうか?」というシンプルな問でした。
そこで、今回はテーマを自然資源論にしたいと思います。
そもそも自然資源を活性化に活用するためにはどのようにす
ればよいのか、アイデアは? 展開方法は?紙面の許す限り
お伝えしたいと思います。
それでは、まずは第1号をどうぞ!!!
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        今週のコンテンツ
■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 
         11月版『自然資源論 その1』
■ 今月のまちおこし特集
  黒川温泉 『松崎 郁洋 氏 インタビュー』
        
■ 「温浴 100事例!!セミナー」開催!!
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■今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 11月版
 自然資源論 その1
 今月のまちおこしテーマとして選んだ自然資源論は、
どうやれば地域の自然を地域のブランド化の、ひいては
地域へ誘客し、地域での消費を上げるための活性化策と
して使えるかを考えるためです。
 我々コンサルタントが、地域活性化を御手伝いする時
にはいつも、「地域の宝探し」を地域全体で行い、テー
マを絞り込むことが多いのですが、その際に必ずといっ
って良いほど表れる言葉が「自然の豊かさ」です。
 もちろんこの自然は特に都会には存在しない魅力であ
り地域の強みとなります。しかし、それらは多くの場合
差別化の要素を持ちません。
 例えば、みなさんの地域に地域を代表する渓谷があっ
たとします。しかし、ここまで輸送機関が発達した今、
渓谷と聞いて、みなさんの地域を訪れる、ましてやリピ
ートとする人が何人いるでしょうか?
 むしろ、本当に渓谷に行きたいならば、選択の段階で
アメリカやカナダ、欧州や中国の渓谷さえ、選択肢に入
ってくるのが現代だと言えるでしょう。
 では、渓谷ではダメなのか? というとそうではあり
ません。大事なことは、地域の他の魅力と組み合わせる
ことで、他にはない魅力を作り出し、もっと強く人を魅
了する必要があるということです。
 いくつか事例を紹介しましょう。
 例えば、新潟県 越後妻有では、豊富な自然、人々が
住んでいた歴史深い古民家がありました。しかしそれだ
けでは人を呼ぶことはできませんでした。そこで考えだ
されたのが、「アート」という要素を付加して人を呼び
込むことです。具体的には、自然や空き家に対して、有
名、無名に関わらず、様々なアートを施すことで、この
地域でしか見られないアートを作り出し、結果として多
くの人をひきつけることに成功しています。
 例えば、山梨県 河口湖には樹海という特殊な森があ
ります。しかし、うっそうとした樹海に入る人は限られ
ていました。そこで考え出されたのが、樹海ネイチャー
ガイド、という制度でした。これまでのうっそうとした
イメージを払拭し、美しい自然を紹介するために、樹海
ガイドの研修制度を設け、ガイドの質をアップ&保証す
ることで、今では多くの人が樹海を楽しめるようになり
ました。
 以上のように、自然資源はそのままでは活性化の要素
にはならず、地域の他の要素において、付加価値を付け
加えることで初めて価値を発揮します。
 もちろん付加価値とは、みなさんが汗をかき、知恵を
だして考えていくものですから、アイデアに限りはあり
ません。
 さて、みなさんは何を考えますか?
 今月のメルマガでは皆さんのアイデア出し、そして実
践をサポートするような案をだしていきたいと思ってい
ますので楽しみにしていてくださいね。
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(文責:杤尾 圭亮 プロフィールはこちら↓↓↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/members/tochio.html
ついにスタート!!
ブログ 地域活性化コンサルタント日記!!
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■ 今月のまちおこし特集
          『松崎 郁洋 氏 インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
九州は、数ある温泉が競合する温泉王国ですが、その中で
も由布院とともに有名なのが黒川温泉です。
入湯手形による、旅館温泉めぐりや雑木林を利用した庭園
づくりで多くの観光客から絶大な人気を誇る温泉地。
しかし、いつこの温泉地が脚光をあびたかご存知ですか?
実は、その盛隆の歴史はここ20年。
ある一群の旅館経営者の決断がその決め手になっているの
です。
今回の特集では、その経営者の1人である松崎さんに焦点
をあてています。
旅館ホテルに置き去りにされた温泉街において決め手とな
ったのはなにか?
競合を意識する温泉旅館を説得させたものは一体どのよう
な手法か?
詳しくはレポートにて!!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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