第318号 パートナー論 その3

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  第318号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 2,200部発行───
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        今週のコンテンツ
■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 
           5月版 『パートナー論 その3』
■ 今月のまちおこし特集 5月版
        『 松場 登美 氏 インタビュー』
        
■ 今月のまちおこし商品紹介
        『 DCラボ 』
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■今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 5月版
 パートナー論 その3【情報公開を通じて連携する】
 こんにちは、相良(さがら)です。まちの観光施設を
運営する公共企業では、民間企業と比べて特異なことが
時折見られます。それが公共施設同士の連携です。民間
では競合と見られがちな隣町の同業施設(物産館、ホテ
ル、温泉など)が、公共・第3セクターでは互いに情報
を公開しあう「パートナー」のような関係だったりする
のです。
 一般に今のようなコスト高や競合環境が厳しい状況に
なると、エリア内の同業他社は互いを警戒しあって、情
報・ノウハウなどが出回ったり、バレたりする事はまず
ありません。どうやったら競合店よりも多く集客できる
か、客単価を伸ばせるか、といった業績向上テクニック
を他社に非公開とするのは、民間の競合対策としては極
当たり前のことです。しかし、結論からいうと特に公共
施設では、互いにこれらを公開したほうが、実はメリッ
トが大きいケースもあるのです。
 九州のある自治体では市町村合併により、それまで別
個の自治体が所有していた観光物産館や観光宿泊施設な
どが、突然ひとつの自治体の管理下におかれました。そ
れまで各市町村の観光施設は競合関係にあったのですが、
合併された今ではまちおこしの命運をともにする運命共
同体ということになったのです。
 それ以来、自治体にある4つの物産館、2つの宿泊・
温泉施設は、基本的に運営施策やノウハウを互いに情報
として公開するようになりました。最初は互いに戸惑い
もありましたが、結果的に何がおこったかというと、各
施設単体では到底みつけられなかった集客ノウハウやコ
スト削減ノウハウがドンドン入手できるようになり、自
分たちが公開したノウハウ以上のメリットを享受できる
ようになりました。支配人同士は互いの施設を時折訪問
しながら、「うちの施設は経費削減のテクニックとして
こんな事をやったら、結構うまくいったよ」、「先月の
イベントで集客が10%ぐらい伸びたよ」等の情報を出
し合い、一般に競合対策で得るメリット以上の業績向上
や結果につなげています。先月うまくいった取組みなど
の自慢話をして、それぞれの情報を公開しつつ、来月の
取組みの参考にしたり、案を練ったりもしているのです。
 競合環境が厳しい時代ではあるものの、特に公共施設
などは縄張り争いをするのではなく、連携して共同戦線
を張る。互いを競合ではなく運命共同体のパートナーと
とらえ、様々な情報を共有しあい、時に合同イベントを
やったりして各施設の長所を伸ばしあったり、短所を補
いあったりして「ウィン・ウィン」の関係を築き上げて
いく。そんな連携、パートナー関係がまちおこしで今後
は効果的な役割を果たすのだと思います。(相良 祐司)
 
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■ 今月のまちおこし特集 5月版
           『松場 登美 氏 インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
島根県の奥深く、遥か昔から歴史の舞台に登場した、地域が
あります。そのまちこそが、世界遺産に近いとされる石見銀山
です。
石見銀山の魅力、もちろん、銀山としても魅力もあるのですが
それ以上に面白いのが”人”です。
その試みは、いわゆるボランティアガイドや様々な特徴的な
企業などの人と組織に集約されます。
その中でも今回 特集するのは、観光カリスマでもある
松場 登美さんです。松場さんは、石見銀山にオシャレな
空間 ブラハウスをオープンして、アパレルを中心とした
様々なオリジナルの工芸品を売っています。
しかし、松場さんが最初から大成功していたか、というと
そうではありません。人間だれしもがターニングポイントを
持ちます。
では、松場さんのポイントは一体どこにあったのでしょうか?
そもそも、松場さんが地域のクリエーターとして駆り立て
られた理由はどこにあったのでしょうか?
詳しくはレポートにて!!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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■ 今月のまちおこし商品 「DCラボ」
DCラボHP: http://www.dclabo.net/dcl_client/
今月、ご紹介するまちおこし商品は、文中でもご紹介した
DCラボさんです。
DCラボさんでは、全国の約700人のデザイナーが登録しており、
その人たちに、みなさんのまちおこしに必要なデザインを
お願いすることができます。
実は、私もある町の「二地域居住パンフレットの表紙デザイン」を
作ってもらったのですが、プロ・アマチュア様々な方々からの
応募があり、最終的にはアマチュアの学生さんのデザインが
採用されました。
自治体の皆さんには本当に喜んでいただきました。
まずは、ウェブサイトで、その仕組み、サービス、そして実績を
ご覧下さい。
DCラボHP: http://www.dclabo.net/dcl_client/
         
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