第242号 まだまだ伝わる!

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  第242号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 2,006部発行───
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        今週のコンテンツ
■ 今週のまちおこし─『 まだまだ伝わる! 』
■ 地域再生行脚100 -No.91-
       【モクモク手作りファームの木村社長より】
■ 温泉業!(旅館・ホテル・日帰り温泉・サウナ向け) 
 『 小さな成功モデル100事例徹底紹介セミナー 』
                のご案内!!
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■ まだまだ伝わる!
 食べ物がおいしい季節となりました。料理・食べ物に
は、それが何であっても「地域の特色」が色濃くでます。
仕事の合間に地方の名物料理や自慢料理を食べながら、
地元の方と語る事も多いですが、そこで「う~む・・・
も少し何とかならんかね・・・」と思う事があります。
地元料理を紹介する際は、熱意ある会話や自慢話を通じ
て、皆様熱く語ってくれるのですが、言葉以外にはあま
り表現されていないのです。
 情報を伝える方法には、熱意とともにテクニックやコ
ツの類が必要で、自慢話を語るときの熱意はほとんどの
方がもっているものの、テクニック・コツのほうはあま
り上手でないケースが多いかなと・・・。ここでちょっ
と思い返して欲しいのですが、皆さんがこれまでで印象
に残った料理は、どんな形で表現されていたでしょうか?
●期待を下回ったものはあったか?
 ⇒印象に残り、クチコミしたり、リピーターになった
りする場合は、必ず期待以上の『価値』を感じたはずで
す。料理で期待を上回るには、味で差がつきにくいこの
ご時世、演出やプロモーションが必要で、こだわり料理
であればあるほどここで差がついてきます。例えば「わ
が店の調理長が、半年かけて練り上げた味は、コクとキ
レが同居した絶品もの!」と記して、職人面の厳しい表
情をした調理長のアップ写真があれば、これだけでお客
様の興味や期待はグッと高まります。ここでおいしい料
理を食べたならば、価値は十分に伝わり、印象深さは抜
群になります。
●映像や写真、絵をどのように活用されていたか?
 ⇒間違っても小さくて見えなかったり、映像がピンボ
ケしていたりする事はなく、しっかりとしたアップ写真
や映像だったはず。お店によっては、メニュー・チラシ
類は手書きのみ。鍋・刺身もオニギリすらも手書きデザ
インというところもあります。写真と絵。どちらが強い
かは、実は甲乙つけられないもの。絵でも写真でもお客
様にキチンと情報は伝わります。うまい下手ではなく、
レイアウトや大きさ、色、うたい文句、特典で反応率は
あがるのです。
●タイトルはどうだったか?
 ⇒タイトルで心を引き付けなくては、中身のある情報
も素通りされます。「地元鍋フェア」ではなく、「食わ
ねば恥よ!地元鍋!」、「お鍋の王様!」、「究極の地
元鍋」みたく、多少大げさでひねりの聞いたうたい文句
は、人の心理を揺さぶる常道テクニックです。
 
 3つ以外にもまだまだ印象に残るための要素はあるで
しょう。ただ、多くのところで改善余地を感るのがこの
3つだったりします。むしろ進んでいるのは、化粧品カ
タログや女性雑誌かと。これらはとても洗練されていま
す。「即日効果!夏のメチャモテ美人はこれできまり!」
「冬の勝ち組!ミニ・白・ウール!」などの広告刷りや
女性雑誌のタイトルは、見た事のある方も多いのでは。
とてもブッ飛んだ表現とは思いますが、広告を眺める女
性が多いのは、女性心理をガッチリ捕らえている故です。
 長々と書きましたが、話の発端は「うちの自慢料理を
食べてください!」という地元民の熱意と現実の訴求・
アピールのギャップでした。熱意があるだけに、どうす
れはもっとお客様に伝わるかを常に研究し、自分なりの
成功法則を見出してほしいと感じる今日この頃です。
(小林 祐司)
★こういった表現力は、『工夫とアイデア」を追求して
いくとドンドン洗練されていきます。同様にお金をかけ
ずに些細なことながら、『知恵』で成功している様々な
取り組み事例を100個紹介するセミナーを開催する事
になりました!
 まちおこしと表裏一体の「温浴・温泉業」でやります。
執筆者紹介の下に案内ダイジェストをのせてますんで、
『知恵力』で勝ち続ける全国の取り組みを知り、皆様も
『強いまち』として勝ち残って下さいませ。(^^)
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン
ボ!」。
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■ 第8回温浴・温泉業のための 
『 小さな成功モデル100事例徹底紹介セミナー 』
のご案内!!
(対象:旅館・ホテル・日帰り温泉・サウナ・スパ・銭湯)
■ ↓下記ホームページにてご紹介・お申し込み受付中 
http://www.u271.com/seminor/100jirei_8.html
■やればやるほど結果が出る方法がある!
■『お金は原則かけない!』『工夫とアイデアで勝負!』
■当たり前の事をコツコツと実践!
⇒全国の繁盛店は、基本的にこの法則で勝ち続けてます!
「どうしたら業績伸びる?」と悩む前に、このセミナーで
『知恵と元気』を感じてくださいませ!
初参加のお客様も毎年増大中!人気の恒例セミナーです!
■今年紹介の100事例ダイジェスト
(1)チラシ嫌いの店こそチラシで120%集客アップ
(2)岩盤浴の異臭が消えた!手間もお金も朝メシ前!
(3)そこまでやるのか『禁煙』を。でも女性客は大満足!
(4)眠っていた名簿は眠っていた顧客を呼び覚ます!
(5)若い女性客を1日50人、瞬時に囲い込むテクニック
(6)さらば割引券!客単価500円アップの1つの決断!
(7)女性客は玄関前で評価を下す!ここは外せない!
(8)瞬間名簿獲得術!その間5秒!
(9)無視できないDMイラスト!
(10)メディア紹介で一躍有名店に躍り出る!
など・・・他にも楽しくパワフルな事例が盛りだくさん!
■対象
「日帰り温泉」「旅館」「ホテル」「健康ランド」
「スーパー銭湯」「サウナ」「スパ」「銭湯」の経営者様
 
■開催日時
12月5日(火)船井総研東京本社
12月6日(水)大阪本社 ※両日とも13~17時まで
■お申込み価格 お一人様あたり
一般企業様31,500円(税込)
会員企業様26,250円(税込)
※会員企業様とは、コスモス・ジュニアコスモスクラブ、フ
ナイクラブ、長所伸展クラブ等、各種研究会に所属されてい
る企業様です
■お申込み方法
 ※下記アドレスからお申込み可能です。
http://www.u271.com/seminor/100jirei_8.html
 ※お電話でのお申込みも可能です。
0120―974-000(平日9~18時)
■手続きお問合せ担当者(かわむら・もり・まつお)
■内容お問合せ担当(ほんだ・こばやし・さかい)
※お申込みいただいた後は、こちらから連絡確認の後、
 事務局より受講票を郵送させて頂きます。
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■ 地域再生行脚100 -No.91-
       【モクモク手作りファームの木村社長より】
こんにちは、船井総研の古川です。
理念なき利益は犯罪であり
利益なき理念は寝言である
この言葉を信条にコンサルティングをしております。どん
なに理念を高く掲げても、経営体として利益を上げていな
ければ持続可能にはなりえません。かたや、どんなに利益
を上げていても、社会性の低い事業であればそれは利益に
目がくらみ脱落を余儀なくされ、反社会的と見なされる訳
です。その両輪を上手く組立て地域活性化をされている、
三重県の田舎にあるモクモク手作りファームの社長のお話
をお伝えします。
先日、船井総研主催の食育テーマセミナーがありました。
第一講座は,
弊社の荻野が「食育への想い」&「事例」&「推進するポ
イント」等を話し、私が10分ほどサポート講演をしまし
た。第二講座は、伊賀の里、モクモク手作りファームの木
村社長のご講演、第三講座は、まとめ講座で弊社の吉崎が
講演しました。
ご存知の方が多いと思いますが、モクモク手作りファーム
とは、
 伊賀の里モクモク手作りファーム
  ・農業と酪農の体験型テーマパーク、食品販売
  ・木村社長&吉田専務の二枚看板、元農協職員が奮起
  ・年商38億円(通販10億円)
  ・従業員(パート含む)約300人
  ・年間50万人の来客
  ・立地は農村地域、電車は不便、名古屋から車で90分
  ・朝日農業賞、旅行ペンクラブ賞、環境経営大賞、
     グリーンツーリズム大賞2005など数々の賞
  ・地域活性化の利益&理念の成功事例
  
などなど色々と話題が止まらない地域活性化の事例です。
去年の5月31日に体験宿泊施設ができたとき、私は足を運
んだのですが、木村社長からは相変わらずの、元気、愉快、
信念、情熱、理念をまた頂きました。「あれから一年ですか」
と色々な話題で情報交換もさせて頂きました。
ご講演の核となる、もちろんのオリジナリティは「紆余曲折
の実経験そのもの」でした。そこから成功のキーファクター
を挙げるますと、
1.脱農業!新範疇!新カテゴリーへ!
2.同じことはしない、チャレンジし続ける
3.事業と運動とは違う
4.マーケティングとビジネスセンスは必須
5.食育はやり続けて必ず損はない
こんなところが、私はいま東京から新大阪への帰りの新幹線
で書いているのですが、非常に記憶に残っています。農業も
林業も「加工」というところまでいかないと当然、ダメであ
り、いかに楽しく快く新しいカテゴリーを作るのかが大切で
あるという説も説得力がありますが、ライフサイクル、マー
ケティング戦略としては常識になりつつありますが、実践し
ているのと理論とはまったく意味が違います。また事業とい
うのは利益であり、食育など運動とする理念とは別であり、
食育そのものが、ビジネス的広義にとらえて成功するかどう
かはまだわからないと正直におっしゃっておりました。しか
し、そうはいっても、通販のノウハウには救われたなど、ビ
ジネスとしてのスキルの大切さも説いておりました。いい商
品を創っても、自信の商品を作っても最初はまったく売れず
にピンチだった事も実体験をもって教えていただきました。
「メジャーマイナー」
こんな言葉も恥ずかしながら初めて聞きました。「全国的に
メジャーでありながら、でも実は小さい。質にこだわれば大
手メーカーのようには絶対にならないとわかっている。いや
なれない。だからこそ、メジャーだが、マイナーだという地
域の人に愛され、チャレンジし続けたい。」そうおっしゃっ
ておりました。私の中で一番ココロに残ったフレーズでした。
やはり、理念も利益も美しく強い方がいらっしゃるのです。
木村社長はそれを、事業(利益)と運動(理念)という形で
表現されておりましたが、私は木村社長の生き様そのものを
尊敬してしまいます。
「農協を辞めた!!
 新しいことしなきゃって加工事業に取り組んだ!
 だけど最初のころ失敗してさ!
 奥さんに農協職員でいればよかったのにって言われてさ。」
成功者の裏には一杯の失敗と苦労があるのでしょう。それが
ずっと耳に残ったのでした。
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○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)
経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。昨年度か
ら大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化
チームを創設。現在「名もなき市町村のブランド化戦略」
に挑戦しており、常に「持続可能」と「利潤追求」の2
つのテーマを追求している。特に、林業・山村の活性化
と国内の材木需要の掘り起こしに全国を奔走している。
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