第141号 建物をたてるまえに

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   第141号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-5434-7656 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
──────────────────── 1,852部発行───
         <<<今週のコンテンツ>>>
■今週のまちおこし──建物をたてる前に
■船井総研からのお知らせ
─────────赤字削減のための簡易診断コンサルティング  
─────────発見!わが社のまちおこし
■注目のメルマガ情報
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■ 建物をたてる前に
 こんにちは、小林です。皆さんのまちでは、人を集めたい
とき、観光客を多く呼びたいときにどのように計画を進めて
いますか?
 よく聞くのが、何かおおきな建物を建て、そこに人を呼び
込もうというものです。そういった議論の場にいると、ホテ
ルをつくるとか、教会を作って新婚カップルに挙式してもら
おうとか、様々なアイデアが飛び交いますが、毎度のことな
がら思うことがあります。
 とても単純なことですが、たくさん人を呼び、施設が収益
を維持するために事前にすべきことは考えているのだろうか
ということです。まさか造るだけ造って後は営業努力で何と
なると考えているのかな、と思うこともあります。
 建物は今の建築技術があれば立派なものができます。お金
をかければかけるほどすごい差別化されたものになるのは間
違いありません。ただ業績を維持するためのキチンとした情
報を持ってつくらなければ、オープンした後あっという間に
赤字になってしまいます。1~2年後に電気をとめて新品な
のに事実上閉館になっている施設が全国にたくさんあるよう
に、赤字になるのはおおげさでなく本当にあっという間です。
 さてこういった状況を避けるにはどうしたらよいでしょう
か。答えは何点かありますが、まずは建物が設計に入る際に
業績が極端に落ち込まないための打ち合わせをキチンと行う
ことです。見込んだお客さまを収容できる面積はどの程度か、
駐車場はいくつ必要になるか、入館した方にさらにお金を落
としてもらう仕組みを導入するのか、お金を落としてもらう
なら何を導入するか、レストランならば導線上のどこに入り
口があれば失客しないか、適正な席数はいくつか、最低限必
要なスタッフ数は何人か、などなど事前に決めておかねばな
らないことが山のようにあります。この辺を決定せずに、ま
ずはアイデアが先行して平面図を書くところから話が始まっ
てしまうと、業績を維持しにくい計画になってしまっていて
もなかなか変更がききません。
 新たに建物をたて、集客を狙う際に注意することをちょっ
とまとめてると、
●マーケティング調査(人口、アクセス環境、立地条件、競
 合状況など)をキチンと行う
●調査に基づき、建物の適正規模を定める
●建物内のレイアウトをお客さまの立場にたって決める
●投資損益シュミレーションを行う
ということになります。
 細かくいうとまだまだたくさんありますが、最低このぐら
いはキチンと想定しておかないと、駐車場の数と建物の収容
可能人数が全然あっていない、レストランの席数が多すぎて
お客さまで一杯になるのは日曜日の昼時だけ、などのその後
の業績を直撃するようなことが簡単に起こってしまいます。
 全国ではこれからもこういった施設が民間、公共を問わず
計画されています。計画が実施設計までの進んでいなければ
業績悪化はある程度は避けられます。
 もし皆さんのまちで同じようなことが起こりつつあるなら
ば、ちょっと立ち止まってみてください。それだけでまちや
地域の姿は、数年後全くちがうものになると思います。
                      (小林祐司)
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○今回の執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 某建設コンサルタント会社にて地質調査を担当していたが、
調査中に環境問題意識に目覚めて退職し、インドに渡る。
 インドではNGOのボランティア活動を通じて食糧問題へ
の関心が高まり、帰国後生協に入社、地域密着の生協活動を
担当。
その後退職して船井総研入社。現在は、官庁や民間を問わず
まちおこし・地域振興の業務を続けるかたわら、週刊まちお
こし編集長を担当、最近は民間企業によるまちおこしの成功
事例も積極的に収集している。
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■ 船井総研からのお知らせ
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  まちおこし編集長(小林)までどうぞ。
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ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせを!
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