第121号 企業の地域貢献 その2

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   第121号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-5434-7656 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
──────────────────── 1,822部発行───
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■今週のまちおこし──企業の地域貢献 その2
             ~企業の地域貢献はまちおこし~
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■ 企業の地域貢献その2 ~企業の地域貢献はまちおこし~
 こんにちは、小林です。週刊まちおこし第112号で企業の地
域貢献の話を書きました。以前から企業が地域社会に貢献する活
動は世の中にたくさん見受けられますが、民間企業が全国で地域
に貢献する費用を全て合計すると、いったいどれくらいの金額に
なるのでしょうか。
日本経団連が会員企業に対して行ったアンケート調査によると、
回答のあった324社(回答率30.1%)の社会貢献に対して
支出した金額の合計は、約1,190億円ということです。
また、東京商工会議所が従業員500人未満の中小企業に対して
実施した調査(調査対象企業:3,135社)では、90%以上
の企業が何らかの形で社会貢献活動を実施しており、日本に中小
企業や零細企業まであわせ200万を超える企業が存在している
ことを考えると、日本全体で企業による社会貢献支出額はそれこ
そ膨大な値に達していると考えられます。
  
では具体的にはどんな活動をしているのか、中小企業の活動を例
に簡単にまとめてみましょう。
●高齢者・障害者に、より健康的になってもらいたいとの理由で
 社内施設の一部を開放。「スポーツ吹矢」の無料体験コーナー
 を設置。
●自社ビル内に60歳以上が利用できる囲碁クラブを開設。一般
 より3割以上安い料金にてサービスを実施。一ヵ月定期券あり。
●視覚障害者のためのチャリティコンサートを実施。視覚障害を
 持つ音楽家100名によるオーケストラを目指して活動中。
●福祉作業所の軽作業の手伝いとして、社員・アルバイトととも
 に営業時間内にボランティアとして参加。
●災害時に備え、東京消防庁にボランティアの登録をしている。
●ビューティフルバリアフリーという高齢者や障害者が普通の生
 活を送れる新商品、リサイクル可能な環境商品を開発、発表活
 動を開始。
●阪神大震災に150万円、赤十字を通じて寄付。その後の地震
 に対しても協力できるように毎年、利益の一部を貯めている。
●什器組立部門の仕事を、障害者社会復帰施設へ100%外注。
●ゴミ、廃棄物処理問題の解決策として缶・ガラス等に代わる飲
 料容器(可燃性で地球に優しいパッケージ)造りを目指す。
(東京商工会議所公式サイト参照)など、中小企業が地元に対し
て様々な取り組みを行っている事がうかがえます。
こういった活動の多くは、住民や地域と一体化して地域社会を盛
り上げているという意味で、まちおこしに他ならないと言えます。
時折感じるのですが、地域活性化・まちおこしというと自治体が
中心になって進めていくイメージを持っている方が多いようです。
上記の事例でわかるように、企業が実施している地域貢献活動も
立派なまちおこしですし、民間企業がやるからこそ、フットワー
クの軽い、きめの細かい取り組みが可能とも言えると思います。
 東京商工会議所が、毎年行っている経営課題に関する調査(対
象:約1,500社)では、回答した企業経営者の43%が、今
後は地域社会に貢献する企業になっていく必要があると答えてい
ます。
これを全国の商工会の規模で考えると、今後は民間企業の協力に
よって今まで以上に日本中でまちおこしがどんどん進んでいく可
能性が示されているのだと思います。
今、企業の地域への貢献意識は高まっており、地域住民にも同じ
ことが言えます。企業と住民がともに地域貢献を望み、ラブコー
ルし合っている以上、うまくいけば日本中の至るところで新たな
素晴らしいまちおこしが実現できるでしょう。
民間企業の実践的でキメ細かいサービスと、地域住民の地域への
想いがうまく連携することで、それこそ「世界でこのまちにしか
ない」といった、独自のまちおこしが進むのではないでしょうか。
(小林)
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○今回の執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 某建設コンサルタント会社にて地質調査を担当していたが、
調査中に環境問題意識に目覚めて退職し、インドに渡る。
 インドではNGOのボランティア活動を通じて食糧問題への
関心が高まり、帰国後生協に入社、地域密着の生協活動を担当。
その後退職して船井総研入社。現在週刊まちおこし編集長。
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