第062号 決めることは・・・

貴乃花(現貴乃花親方)の断髪式ご覧になられましたか?
いや~感動しましたね!特に長男優一君の手紙は・・・(涙)。
(優一君の手紙内容)「怪我をしたときも、病気をしたときも家
族のために頑張ってくれて、ありがとう。」(また涙・・・。)
平成の大横綱といわれた貴乃花親方も、入門して幕内に上がる前、
都庁の建設現場に立ち寄り心に決めていたことがあったそうです。
『都庁ができる前に幕内に上がれなければ相撲を辞める』。
もちろん横綱になりましたから、都庁が完成する前に幕内に上が
ることができました。
このことは『決めること』の重要性を物語っているように思いま
す。
決めたことは、将来どのようになるか想像ができます。つまり将
来像が明確になります。
逆に、決めないことはどのようになるか分かりません。つまり、
全く予想することができないのです。
将来像が明確になれば、その将来像に向かってどのようなことを
行えばよいかも明確になります。
一方決めないことは、何を行うか分からず場当たり的な行動にな
ってしまいます。
貴乃花親方は自ら決めること(将来像の明確化)で行うこと(行
動指針とアクションプログラム)が明確になったのではないでし
ょうか。
まちおこしを行うときに「どのようなテーマ、コンセプトにすれ
ば良いか分からない」という声を聞くことがあります。
そのような場合、『やりたいこと』の中から決めることが良いと
思います。
やりたいことは、行動するためのエネルギーが集まりやすくなり、
考えたこと=やりたいことですからすぐ実行に移すことができま
す。また、やりたいことがある場合は、ある方法が上手くいかな
くても、他の方法でその目的を達成しようとします(船井流経営
法でいう長所伸展法や1:1.6:1.6の2乗の法則)。
ある企業経営者の方々が地域おこしの一環として行う活動につい
て、お話しをしたときのことです。
「とりあえず●●をやりたい人間が集まり、やろうと決めたんで
す。やらなければダメかどうかは分からない。ダメならダメで他
の方法を考えればいいと思うんです。」
実は『決めること』とは行動するための推進力になるのです。

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