第003号 オバケがまちおこ

●オバケがまちおこし
 鳥取県の境港市では、オバケがまちおこしをしているという話をご存知でしょ
うか。街中のいたるところでオバケが顔を出し、まちを訪れる人を驚かせてい
ます。これが評判となり今ではすっかり「オバケのまち」として知られるよう
になりました。
 そもそも境港市にオバケが出るようになったきっかけとなったのは、「ゲゲ
ゲの鬼太郎」で知られる漫画家の水木しげる氏のふるさとだったからです。そ
こへ水木しげるロードと呼ばれる妖怪(ブロンズ像)がたくさんいる商店街や
妖怪神社をはじめとして、鬼太郎プリクラ、目玉おやじの携帯ストラップ、ね
ずみ男パン妖怪ポストといった具合にまちぐるみで徹底的にオバケ化してしまっ
たのでのです。
 ところで、ここで読者の皆様にお伝えしたいのは「あなたのまちにも是非オ
バケを」ということではありません。境港市の徹底した集中主義をお伝えした
かったのです。もちろん境港市には景勝地もあれば歴史文化もあります。しか
し徹底的にオバケに集中したからこそ、全国から注目されるオバケのまちになっ
たのです。「われわれの戦略は1をもって10にあたることであり、われわれ
の戦術は10をもって1にあたることである。」という毛沢東のことばがあり
ます。相手がいかに強大であっても、10の力を1点に集中することで敵を破
り、やがて大革命を達成することが彼らの戦略だったのです。
 とかく「まちおこし」というといつも総合的な地域振興計画を考えがちです
が、条件的に恵まれていない地域ほど、徹底的に絞り込んだ集中主義でいく必
要があるのです。  (望月 義尚)
 
※境港市観光協会⇒ http://www.sakaiminato.net/

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