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第262号 商売論2

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　　第262号　発　行：株式会社船井総合研究所
　　　　　　　事務局：TEL 03-6212-2945　杤尾　圭亮
　　　　　　　E-mail：info@machiokoshi.net
────────────────── 2,033部発行───
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　　　　　　　　今週のコンテンツ
■　今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ
　　　 　　　　　　『　商売論その２　』
■　今月のまちおこし特集　４月版　その１
　　　　　　　　　　『小原　啓渡　氏　インタビュー
■　コンサルティング商品紹介『まちおこし拠点形成』
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■　今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ　４月版
『商売論　その２』
　　　　　　　～お金を得る「まちおこし」～（古川）
こんにちは。先週末は桜が満開の東京・大阪でしたが、
いかがだったでしょうか。テーマは商売論。
さて、商売とは何でしょうか。もちろんですが、モノや
サービスで利益をあげることです。私が常々申し上げて
いるのが、どんなに町おこしのために美しいことをして
も、利益にならなければ最終的には意味がないですし、
逆に、お金ばかりあってもヒトから嫌われますから当然
そのバランスが大切です。
理念なき利益は犯罪であり
利益なき理念は寝言である
難しいフレーズですか？
ぜひとも覚えてくださいね。
以前の過去ログでも書きましたが、
２つめは二宮金次郎の言葉を私がアレンジしました。
まちづくり、まちおこし、地域活性化、中心市街地活性
化、脱東京一極集中、農山漁地域振興、などなど理念は
非常に美しいのですが、利益にならなければ担い手もで
きず、持続可能な「まちおこし（地域活性化）」には到
底なりえない現実をしっかりまず見ましょうということ
です。
私のご支援先に「林業、製材業、材木業」の方がいらっ
しゃるのですが、地球に優しい、健康にやさしい、そう
いった商品（製材品）を扱っているのに、最後の最後で
押しが弱く、結局、お金にならない人を多く見ています。
その中で、ある方は
「商売下手やねん、情かんでな・・・」
とおっしゃっているのを聞き、まさに山村には素晴らし
いヒトやモノがあるのに、もったいない！という想いに
駆られるのです。しかし「まちむらおこし」には色々な
側面があるのは確かに実際のところですが、どんなシン
クタンク、コンサルタント、行政、大学の先生方が、地
域のための美しい話をしても、ズバリ「金」をどう得る
かに執着しなければまずはナンセンスなわけです。原発
に頼るか、産業廃棄物処理場に頼るか、農林漁業に頼る
か、観光に頼るか、IT産業に頼るか、いろいろな選択肢
がありますが、理念と利益の「質」と「量」のバランス
を考えて、とにもかくにも「利益」を得る必要性をまず、
考えるべきです。
（今回のテーマは商売論なので言い切りますよ！）
そのためには、「カネカネ経済カネ経済の世界に嫌気が
さして、地域地方にIターンされた人」も実際にはいる
わけですが、もう一度、直球勝負で「地域を商売する」
ことを考えてみましょう。
このスキルはまったくもって別のスキルでありノウハウ
でもあるのです。色々な視点でまとめられますが、本日
は大きく３つのポイントでお伝えしますしょう。
まず、
１事業（利益）と運動（理念）は相反するものであると
　　　いったんは、割り切ること
次に
２自分達の商品（モノやサービス）を愛して、
　しっかりと商品化し、その強みを列挙し、
　　顧客を直接掴むために見込みのお客様を増やすこと
最後に
３やはり最後の押しには
　　１）お得感
　　２）安さ感
　　３）２つのオススメ
簡単に説明してみましょう。まず、商売は「まちおこし
（地域活性化）」という視点に立つのではなく、あくま
でも必要なモノを欲しがらせて、ワクワクさせて、お金
を払って頂くことを第一に考えるのです。潰れてしまう
から、廃れてしまうからという情けだけでは、確かに、
銚子鉄道の「ぬれせんべえ」が情緒に訴え多くの客が購
買して売れましたが、あれはまれです。やはり大都市で
も田舎でも基本的な商売のルールから逃げてはいけませ
ん。単純な基準は、やはりひとつ。ご自身もそのお金を
払ってでも買いたい商品（モノやサービス）であるかど
うか。その一点であり、理念的な運動（環境のため、過
疎地活性化）というだけの視点は一度捨て切ってみてく
ださい。適切なお客様を掴んで、ニーズあってますか？
ワクワクさせていますか？という基本です。
ふたつめに、やはり、自分達の商品の強みをしっかりと
他との違いを伝えなければなりませんが、そうはいって
もエゴイスト（自己中）になっては誰も近寄りません。
商品の強みを伝えて、その順番の後に、地域ならではの
ストーリーや地球環境、地域環境、町の美しさ、健康へ
のＰＲ、人間性のよさの話題に触れて、見込み客（お金
を落とさないけどまずファンになってくれるひと）を増
やすのです。順番を間違えないでください。理念的なス
トーリーはその次なのです。
みっつめに、これが大切です。興味はあるけど、欲しく
はない人は多いのです。欲しいと思っているけど、いざ
となると買わない人も多いのです。この次元を超えるの
が、やはり演出が多少なりとも必要なのです。プラスア
ルファの何かを加えてお得感を演出したり、安さを演出
したりするのです。もっと色々なノウハウがありますが、
やはりお客様の財布のことも考えましょうね、というこ
とです。同じ１０００円でも、お得に見せるか、割安に
見せるか、どちらかの見せ方（魅せ方）が必要です。そ
れでは最後にちょっとしたスキルをお伝えしましょう。
興味あるけどなぁ、欲しいけどなぁ、どうしようという
ヒトへのその一言です。
ふたつのオススメです。
　１）お薦め
　２）お勧め
まず、あれもこれも売っている状態ではお客様は、何
を信じてよいのかわかりません。よく言われるのが、
「何でもあるは何もない」ということです。自店に初
めてこられる観光客などにはやはり「うちのお薦めは
○○です」と自信を持ってソコにしかないものを薦め
ましょう。そして、最後に大切なのがちょっとでも客
単価を増やすために必要な「お勧め」です。「ビール
はもう一杯いかがですか？」「餃子はどうですか？」
とお勧めしてください。
迷っているお客様もしっかりと商売にする。ある事例
ではこの二言を徹底するだけで月の売上が１．３割増
加したという事例もあります。
さて、もっともっと商売論をじっくりとお伝えしたいの
ですが、もっと多くの実践（演習）が必要となります。
メルマガでは限られますので、もっと事例たっぷりで、
商売になるノウハウをお教えできたらと思っています。
そんなときは我がチームを呼んでくださいね。
ただし！！！
理念なき利益は犯罪です。まちおこしのミッションを忘
れてでも利益を重視する方には私たちはコンサルティン
グ支援を一切断っています。
大切なのは
「自分の子供を、この地域でずっと育て、
　　この子もまたこの地域で子供を生んでくれるか」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この一点です。
いかがでしたでしょうか。
（文責：古川　大輔　プロフィールはこちらです↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/members/furukawa.html）
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■　今月のまちおこし特集　４月版　その１～隔週更新～
　　　　　　　　　『小原　啓渡　氏　インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
関西にブロードウェイを打ち立てる！！！
そんな野望を聞けば、皆さんびっくりします。しかし今
回特集する　小原さんはそんな野望を持つ人です。
小原氏のまちおこしは、いつも奇抜で、オリジナリティ
にあふれています。現代技術であるプロジェクターをふ
んだんに活用した「三条あかりけしき」。
さらに、小劇団のロングランを可能にした、エンジェル
システム。そしてその先にある、関西ブロードウェイ構
想。
しかし、いきなりこのような奇抜な発想を生み出す人財
が開花したわけではないようです。
では、小原氏の開花のポイントはどこにあったのでしょ
うか？そして、さらに小原氏を壮大な構想に駆り立てる
ものは何なのでしょうか？
詳しくはレポートにて！！！
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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■　コンサルティング商品紹介４月版　
今月ご紹介するコンサルティング商品は
「まちおこし拠点形成」です
http://www.machiokoshi.net/consulting/consulting002.html
まちおこし商品の中でも、我々が最も得意とする分野の一つ
開発案件のテーマです。
これまでにも、道の駅などの物販施設、温浴施設など、
マーケティングノウハウを駆使し、理念倒れしない、儲かる
施設をつくってきました。
方法としては、その土地の特性を静態情報としてヒアリング
から取得するところから、動態情報から観光客や地元客の
属性ごとのマーケットの調査そして具体的な商品構成まで
提案します。
拠点を作りたいが不安だ、、、という方はまずはご相談
ください。
↓↓↓↓商品についての詳しい情報はこちら↓↓↓↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/consulting/consulting002.html
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