第213号 謙虚さと学ぶ姿勢が開く未来

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        今週のコンテンツ
■ 今週のまちおこし─『謙虚さと学ぶ姿勢が開く未来』
■ 地域再生行脚100 -No.62-
~PFI民間発案~   北海道 留萌地方
■~ 50兆円のパブリックビジネス参入への決定版 ~
     『パブリックビジネス セミナー(5/16)』
  ~ 地域の 地域による 地域のための公共事業 ~
     
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
 ■ 謙虚さと学ぶ姿勢が開く未来
 こんにちは、小林です。まちおこしをやってるつもり
が、最近はほとんど温泉活性化の業務に没頭してます。
温泉とまちおこしは表裏一体。ある意味で「一点突破」
(船井総研ではテーマを追うときに切り口を一つ定めま
す。これを一点突破とよんでます)。これを長所に後々
は全面展開するといったところでしょうか。
 さて今週も温泉。その実例です。埼玉県の小川町に、
「おがわ温泉花和楽(かわら)の湯」という日帰り温泉
があります。オープンは2年前のちょうど今頃、業界未
経験のスタッフで始まっただけに、スタート時はお客さ
まの対応に追われて大変な状況でしたが、今では関東日
帰り温泉人気ランキングで堂々の首位を取るまでになり
ました。
 花和楽の湯の若き社長は、「この町に絶対に温泉をつ
くって成功する!」と、まだ施設が形もない頃から強い
意欲で開発にのぞまれました。何度も何度も設計図面を
変更し、新たな情報を仕入れてきては図面に反映させる。
こういった作業を繰り返し、ついに完成したときには構
想開始から何年もの月日が経過していました。
 社長を始め、ここで働くスタッフの皆さんにオープン
1年後の昨年、ドキッとさせられたことがありました。
今でもハッキリ覚えています。「1年たって雑誌にも取
り上げてられるようになったが、俺達は挑戦者なんだ。
常に学ぶ気持ちを忘れるな。」と話しているのを聞いた
のです。このことは花和楽の湯のスタッフ達が、いつも
社長から心がけるように言われているとのことでした。
確かその頃は、雑誌の人気ランキングで連続首位をキー
プしていた頃だったと記憶しています。少しばかり「大
きな気分」になってもよさそうなものですが(経験上、
多くの方はそうなります・・・)、そういった様子は微
塵も見られませんでした。コンサルタントの仕事をして
いても経営者の前向きな気持ちをそがないようにと、あ
えて「大きな気分、大きな発言」を止めてきませんでし
たが、その行動が間違いにも感じられたほど、力強い言
葉でした。
オープン2年たった今、かつては観光要素に乏しかった
小川町に年間20万人以上の方がやってきています。つ
まり数年前には形のなかった日帰り温泉がそれだけの入
込み客を純増させたことになります。まちおこしという
意味では大変な功績です。また、今なお増え続けるお客
さまが施設の底知れぬ魅力を示しているように、ここの
謙虚さと学ぶ姿勢が、まだまだ大きな成功の未来へとつ
ながっているような気がしてなりません。(小林 祐司)
◆おがわ温泉花和楽の湯公式サイト ⇒
http://www.kawarano-yu.com/index.htm
★花和楽の湯の番頭さんが、5月に増床して休憩スペー
スとか増やすっていってたけど、どうなったか気がかり
です。今度聞いてみよ。(^0^)
————————————————-
○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン
ボ!」
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
■ 地域再生行脚100 -No.62-
~PFI民間発案~   北海道 留萌地方
 
◆紹介サイト ⇒
http://www.machiokoshi.net/100angya/angya038.html
■ 地域経済の底上げを
地域活性化には様々な方法があります。ブランド化、道
の駅等の観光拠点の開発、ベンチャー企業の創出、等々。
しかし、どの道をとっても、その道はすなわち、地域経
済の活性化。地方・地域の理念を利益として永続させる
方法に他なりません。
こういった観点にたって、船井総研でも地元企業を集め
た「地域一番化勉強会」などを開いています。
しかし今、より根本的に地域経済を強化する方法が生ま
れつつあります。それがPFI民間発案です。
■ 留萌で日本発の民間発案PFI
冬は厳しい雪に閉ざされる地域、留萌。風力発電やオロ
ロン街道で有名なこの地域ですが、正直地域の活性化の
要素は少ないところでした。
そこが今、日本発、第一号の民間発案PFIで注目され
ています。
そもそもPFIとは、民間資金の公的空間への活用、
Private Finance Initiative
を略したものです。そのコンセプトは、
これまで自治体が整備してきた建物、道路、橋といった
建築物を企画から資金調達、建設、運営まで民間に全て
任せようというものです。
発祥地はイギリス!!
非効率な公的投資に変わるものとして、今ではイギリス
の公共事業の多くがこの方式によって行われています。
民間発案型PFIというのは、このPFIをさらに推し
進めたもの。簡単に言えば自治体が「○○をPFIで立
てよう」というよりも先に 民間企業が「○○をPFI
で立てませんか?」と提案するものです。
留萌では、三町村によって古くなった斎場をPFIで新
しくしませんか、という提案が地元企業連合によってな
されました。これは、これまで「受注をまつ」という姿
勢であった地域の会社とくに「まちを引っ張ってきた地
域の代表的な会社」が強くなろうというメッセージを発
している点で注目に値します。
■ 地域の、地域による 地域のための事業
もう一度、繰り返します。
地域の活性化はどの道をとったとしても、地域のよさ、
地域の素晴らしさ、思いを利益によって他に伝え、また
継続させることに他なりません。
そのためにこそ様々な方策が存在し、それは地域の力に
よってなされなければなりません。
全ての方策、事業はリンカーンの言葉をもじれば「地域
の、地域による、地域のための事業」でなければならな
いのです。
そういう意味で、一つの大きな事業を地元の企業が連合
して成し遂げようという民間発案PFIは大変大きな意
味があります。
これまでにご紹介した、ブランド化や道の駅には、たと
え小さくとも、やはり地域毎の力の差が存在します。
しかしPFIは、地域の公共物であれば、それが図書館
であれ、公民館であれ、すべてに適用可能です。
地域の力を開花させるためには、地域の事業を成功させ
ることが必須条件になります。
皆さんの地域にも、地域に必須の公共物がいくつでも存
在します。是非、皆さんの地域でのPFIにも是非チャ
レンジする心を持ってください。
船井総研でも、これまでに私が集めた成果をあつめて、
近々セミナーでご紹介します。お時間があれば是非、参
考にしてください。(杤尾圭亮)
◆パブリックビジネスセミナー サイト ⇒
http://www.machiokoshi.net/seminor/index.html
◆紹介サイト ⇒
http://www.machiokoshi.net/100angya/angya040.html
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○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ)
 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設する。
これまでに、多くの地域を行脚し、地域活性化の核をさが
し続け、多くの地域の活性化に携わっている。
現在は、特にPFIのアドバイザリー業務によって、地元
の、地元による、地元のための公共事業として、地域完結
型のPFIを提唱し、コンサルティング業務として進めて
いる。
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