第169号 常に変化を

────── 読者数日本一のまちおこしメルマガ ──────
   ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓
   │週││刊││ま││ち││お││こ││し│
    ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛
   第169号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2932 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
──────────────────── 1,964部発行───
*********************≪ 大 好 評 ≫*******************
●○●○ついに「週間まちおこしHP」リニューアル!○●○●
   ≪≪  http://www.machiokoshi.net/ ≫≫
これまでのメルマガ情報に加え地域ブランド創造チームの情報が大
幅にプラスされます。
★1.百行脚レポート ⇒ メルマガだけではお伝えできない情
報が満載です。隠れた成功事例も多数レポートします!!
★2. 150号を超えるメルマガ・バックナンバーが閲覧可能  
   ≪≪  http://www.machiokoshi.net/ ≫≫
***********************************************************
        <<<今週のコンテンツ>>>
■今週のまちおこし── 『 常に変化を 』
■ 地域再生行脚100 -No.20
       ~都市型まちおこし 西千葉 TRYWARP~
■船井総研からのお知らせ
──────◆◆大好評!関東圏の「農園」取材先募集!◆◆  
──────◆◆まちおこしセミナーの決定版 ついに登場
    『観光商業クリニック in 九州』(7月1日、2日)◆◆
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
 ■ 常に変化を
 こんにちは、小林です。まちおこしの宣伝で「昔の田園風景
がそのまま残っています!」や「古きよき時代にタイムスリッ
プできます!」といった謳い文句をよく見かけますが、何かに
つけてノスタルジーを訴求・追求する傾向についてはちょっと
気がかりでもあります。同じように仕事の移動中に雑誌などを
見ていると、「伝統の味を守りつづけて●×年」といった言い
回しなどが随所に見受けられますが、まるで伝統を守ることや
昔そのものが良いともとれる表現に疑問を持つ事すらあります。
「伝統の味がある時期からお客様においしくないと言われ始め
たらどうするのだろう、やっぱり伝統の味を貫くのか?」「で
もおいしくないものを作り続けるわけにもいかないし、やはり
味を変えるしかないのかなぁ」、などとあれこれ考えてしまい
ます。
 つい先日もそんなことを思っていたら、この疑問にズバリ答
える回答がありました。300年以上の歴史を誇る和菓子の老
舗の話ですが、常務の方が「歴史のある店は、よく創業の味に
こだわりを持ち続け・・・、といった表現を自慢のように用い
ますが、我々は創業の味には全くこだわっていません。何故な
ら創業時の味が現代のお客様からおいしくないと言われたら、
その時点で商売は終わってしまうからです。よって我々は常に
新しい味を探求し続けています。」とおっしゃっていたのです。
 これを聞いて目の覚める想いでした。考えてみれば今でこそ
クラシックと呼ばれる音楽も、出来た当初は最新のものだった
はずだし、クラシックの代表ともいえるベートーベンが若い頃
に自曲を披露した際、「何て品位のない音楽だ」とその革新性
を酷評された逸話もある程ですが、今ではベートーベンも含め
てクラシックジャンルにしっかりと含まれています。現時点で
は古いとされる物もずっとそのままの形でいたのではなく、常
に進化を繰り返してきたという事になります。
 最近のノスタルジー路線は時流とも言えますし、当然ノスタ
ルジーを上手に地域活性化に結び付けているところもあります
が、「伝統や歴史こそ価値がある」と誤解を生じさせるような
一辺倒な路線ではなく、常に新しいものを求めつづける、とい
う考え方も長い目で見たときには大事なのだと感じます。
                     (小林 祐司)
 ——————————————————–
○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワードに
業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコンサルティ
ングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走している。現在は
「農」を通したまちおこしの研究も進めている。
 
 千葉の銚子に出張しました。夕暮れ時の海を見て、故郷の
瀬戸内海を思い出し、たたずんでしまいました。(^_^;)
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
■ 地域再生行脚100 -No.20
      ~都市型まちおこし 西千葉 TRYWARP~
こんにちは。地域ブランド創造チームの杤尾です。今週はいつ
もとはすこし違ったまちおこしをお送りします。それは、
   ★☆★☆  都会でのまちおこし  ★☆★☆
です。今回ご紹介する行脚20ので舞台「西千葉」を活動拠点
とするNPO法人TRYWARPは、パソコン研修を通じて離
れ離れになった都会の人々の心をつなげようと試みています。
    ↓↓↓西千葉の様子はこちら↓↓↓
 
  http://www.machiokoshi.net/100angya/angya017.html
そもそも”都会でまちおこし”という発想自体、ちょっと変わ
っていると思われるかもしれません。しかし現在、都会こそ町
おこしが必要な地域になりつつあります。
例えば、隣の人は知っているとして、二軒隣の住人を知ってい
る都会の方がどれくらいいるでしょうか。地域に愛着を持ち、
活動している人がどれくらいいるでしょうか。実は残念なこと
に私を含め、都会では地域としての人と人の関係が非常に希薄
な場合が多いのです。
特に西千葉という地域は、地方からの人口流入、そして千葉大
学に通う大学生によって人口が急速に変化する場所ですから、
人と人との関係が薄いことに多くの住民が漠然とした不安を感
じていたと言います。
そこで動き出したのがNPO法人TRYWARPです。同組織
では、地元の千葉大学の大学生をアルバイトとして雇い、西千
葉地域でのWeb・システム構築、から地域のおばちゃん、お
じちゃんを対象としたパソコン購入ツアー、取り付けサービス
、そして大学生が実際に地域の人にパソコンを教える講習会ま
で事業を展開し、幅広い層から支持されています。
TRYWARPの事業の”キモ”は、地域に住みながら、地域
との関係が最も希薄な存在「大学生」を活用することにありま
す。考えてみればパソコンのサービスなど、普通の量販店さん
にお願いすればより安く行えるでしょう。しかしTRYWAR
Pは大学生を活用することで、パソコンサービスの付加価値と
して地域の人々と大学生の間に交流を生み出し、その結果多く
の人から支持されることとなったのです。
    ■□■□■□モノよりコトの時代■□■□■□
と言われて久しいですが、いよいよサービスもその付加価値で
勝負する時代になりました。
まちおこしという視点においても、それ自体を追求するのでは
なく、結果として、または付加価値としてまちおこしがうまれ
る仕組み・サービスが必要とされている時代になりつつありま
す。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓西千葉の様子はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/100angya/angya017.html
——————————————————-
○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ)
 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設者の一人。
現在は、行脚によって得られた成功ノウハウを各地域において
実践するために日本全国を飛び回る日々を過ごしている。その
成功ノウハウの定着・浸透の手法には定評があり、多くの顧客
から支持を得ている。
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
■ 船井総研からのお知らせ
   ◆◆大好評!「農園」取材先募集!◆◆
 ~ 関東圏の「農園」・「貸し農園」を運営されている方
   メルマガ「週刊まちおこし」で紹介してみませんか?~
「うちの農園を自慢したい!、紹介したい!」という方がいらっ
しゃいましたら、下記までお気軽にご連絡ください。
 船井総研スタッフがご訪問させていただきます。もっと参加者
を増やしたい、事業性を高めたい、満足度を高めたい、などなど
自慢話・紹介話以外の話題も含めて、色々とお聞かせください。
・お問い合わせはお気軽に ⇒ TEL:03-6212-2932
  ⇒ e-mail:info@machiokoshi.net
  まちおこし編集長(小林)までどうぞ。
 ◆◆まちおこしセミナーの決定版 ついに登場◆◆
    『観光商業クリニック in 九州』(7月1日、2日)
————————————————-
国内の観光地はもちろん、国外さえもライバルとなる観光産業、
今後多くの人を呼び込むために必要なこと、それはどこにもない
そこだけのホンモノを作り出すことです。今回九州でのバスクリ
ニックでは、2日間にわたり集中的に成功事例をまわり、佐藤芳
直がそのノウハウをじっくり解説いたします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓詳細はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
   http://www.machiokoshi.net/seminor.html
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

地方創生セミナーのご案内

コンサルタントコラム

ページのトップへ戻る