第132号 “石見銀山生活文化研究所”ブラハウス~その2~

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   第132号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-5434-7656 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
──────────────────── 1,802部発行───
         <<<今週のコンテンツ>>>
■今週のまちおこし──”石見銀山生活文化研究所”ブラハウス
                        ~その2~
■お知らせ──簡潔明瞭!まちおこしコンサルティング──
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■”石見銀山生活文化研究所”ブラハウス ~その2~
 こんにちは、中田佳子です。
今回は3週シリーズでお送りする”石見銀山”にある『石見銀山
生活文化研究所』(通称ブラハウス)の話題の第2週目です。ブ
ラハウスはいかにして生まれたか、その誕生秘話についてご紹介
いたします。前回のメルマガをお読みでない方がいらっしゃいま
したら、是非こちらをお読みくださいませ。
 ・”石見銀山生活文化研究所”ブラハウス ~その1~
⇒ http://www.funaisoken.co.jp/magazine/magazine_4/MG122/NM2441.html
 それでは、今週のご紹介です。
●名古屋から大森町、故郷石見銀山へ
松場さんが、名古屋のアパレルメーカを退社し、ご両親の住む故
郷石見銀山に戻ってきたのが昭和56年。両親の営む呉服店を継ぐ
ためだったそうです。もともと、アパレルメーカーで勤務するも
のの、自分たちがデザインし作った服を、最終消費者に来ていた
だくことが実感できない商いのスタイルに飽き足らず、奥様であ
り、デザイナーの登美さんとと共に呉服店を継ぐことにしました。
ところが過疎の町で呉服はほとんど売れなかったのです。
 生活を支えたのは登美さんデザインの田舎風雑貨(カントリー
雑貨とご本人は言われますが)を松葉社長が売り歩くことでした。
ある時、大きな見本市に背負子や籠など大森町の民具と一緒に出
店し評判を呼んだことをきっかけに、”田舎”は一つの武器にな
ると認識して、自らデザインし作る布物の雑貨+”田舎”の風情
で、売上を徐々に伸ばしてきた松場社長夫婦でした。
 ある日、民家の修復を遊び心満載で実施。電気のないろうそく
の炎で集うその部屋は、地元の方々と酒を酌み交わしながら交流
する集いの場に。
 それをきっかけに、”真の交流”に目覚めます。
 単に”田舎”を売り物としていたのではないか、本当の石見銀
山、自らの生き様をもっと真摯に見直したい!松場夫妻が、本当
の生き方を”石見銀山、大森町”に求めた出発点です。
 石見銀山を愛し、この地に根を下ろしたものづくりをしていき
たい!
●創造的破壊者??・・・松場大吉さん、登美さん
 最初は衣料品からスタートしたのですが、こんな暮らしをして
行きたい!と思うところから毎年毎年、少しづつ新たなゾーンが
加わっていきました。
 海岸に行くと漂着した古木。この木も長い旅を続けてきたんだ
なーと感じるとその木が生きる空間を提供する。
 先に述べた”電気のない部屋”=”群言堂”は、一歩扉を開け
るとほぼ真っ暗な部屋。入り口すぐにある”ろうそくの炎”のみ
が迎えてくれます。
 その炎は、風が抜けるためにゆらゆらと揺れる陰影を感じさせ
てくれます。
 谷崎潤一郎の”陰影礼賛”の世界。
 その炎を囲んで、地元の人や県外からのお客様も共に語り合う
のです。文明を手に入れたことによって、便利な生活の中で忘れ
てしまっていた”何か”を感じていきたい。そんな思いが松場社
長の生き方にあります。(中田 佳子)
                  ~To be continued
※次回は、いよいよ3週シリーズの最終号。
まちおこしへの関わりとブラハウスの今後についてご紹介します。
 
◆ 石見銀山生活文化研究所URL
⇒ http://www.burahouse.co.jp/
  ◆ 石見銀山URL
⇒ http://www2.pref.shimane.jp/ginzan/
■■■”愛しのケサパサクリニック”第一回開催のお知らせ■■■
 10月30日(土):石見銀山生活文化研究所 松場社長と話そう!!
 集合:広島駅13:00~バスにて石見銀山生活文化研究所へ
 松場社長、登美さんにお話を聞かせていただきながら店舗見学。
◆ 宿泊は自由ですが、当日はブラハウスが新たに開設した
 ”宿坊阿部家”に希望者のみ宿泊の上、懇親会を開催致します。
 限定:15名~20名様    
 詳細は⇒ Yoshiko_Nakata@funaisoken.co.jp  まで。
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○今回の執筆者紹介 中田 佳子(なかた よしこ)
第四経営支援本部チームリーダー。
食を中心とする企業において”憧れの本館”を多数開発。平成7
年に手がけた卵家、とれとれ市場など必見。強い企業の核は思い
や哲学にあり。その思いをいかに体現していただくかをテーマに
コミュニケーション力の高い感動交流拠点開発と人材育成、商品
開発の提案に邁進。
元気パワー溢れる講演も好評で、やる気を引き出す浪速女。
・お問い合わせは⇒ Yoshiko_Nakata@funaisoken.co.jp
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