【週刊まちおこし】 食から始まる関係人口創出!富山県氷見市の地域ブランディングの取組 vol.2

メルマガ読者の皆さま、こんにちは!
船井総合研究所 地方創生支援部がお届けする
「週刊まちおこし」編集者の山口です。

4月からの「週刊まちおこし」では、
昨年度のシティプロモーション自治体等連絡協議会運営による
セミナー・ゼミナールのダイジェスト版をお送りしています!
ダウンロードレポートと合わせて公開いたしますので、
ぜひそちらもご活用ください!
※氷見市の事例レポート公開にお時間をいただいております。
ダウンロードレポートが公開され次第、お知らせさせていただきます。

今回は富山県氷見市の食に焦点をあてた
地域ブランディングの取組についてご紹介いたします。

先週のvol.1では、
人口減少をキッカケに食のブランディングに取り組み始めたものの、
関係者の調整やコロナ禍などの外部要因などにより
スタートダッシュが不発、、、というところまで解説をいたしました。

このような状況から、成果を納めるまでどのような施策を行ったのでしょうか。
今週は成功までの道筋とそのポイントについて解説していきます。

それではどうぞ!

【週刊まちおこし】
救世主登場!複数施策の同時展開により関係人口は年々拡大!

■新団体の救世主とその取り組みとは?
食で氷見市を活性化するため立ち上がった「ひみの食ブランディング協議会」!
コロナ禍の影響により、最初の動き出しはいいものとは言えませんでした、、、

そこで協力することとなったのが、株式会社フードマイニングの是友さんです!
氷見市の道の駅「ひみ番屋街」にて商品開発に携わっていた是友さん。
初年度の結果を近くで見ていたひとりとして、
1年目の協議会を動かすキーパーソンとなるべく手を挙げてくださったのでした。

協議会事業の一つ「関係店舗(ツナグ場)等を活用した関係人口拡大事業」に
参画した是友さんは、氷見市の食を PR するため、様々な施策を展開しました。

関係店舗(ツナグ場)とは氷見市の食についてPR活動に協力し、
氷見市と首都圏の懸け橋となってくださる
氷見市内または首都圏の飲食関係の事業者を指します。

是友さんは、高級店中心だった関係店舗(ツナグ場)の価格帯を
より幅広い層が楽しめるよう見直し、
各店舗で氷見産食材を使った料理の提供を促す取り組みや
氷見独自の食文化「昆布〆」をテーマにした「ひみ昆布〆サミット」の開催、
そして、情報冊子「ヒミビミ」発行や特設 HP 開設・SNS での情報発信などを通じて、
それらの施策や氷見の食の魅力を広く発信することに努めたのでした。

■関係人口は年々拡大!施策の成果とは?
「昆布〆サミット」の開催や情報冊子の作成など
ターゲットに届ける複数施策の同時展開を行った結果は
どのようなものだったのでしょうか!

【成果① 関係店舗拡大 】
まずは首都圏との懸け橋となる「関係店舗(ツナグ場)」は初年度 4 店舗から、
4 年目の現在は 5倍以上の 21 店舗まで拡大しました。
また、それに伴い各イベント規模も拡大し、
昆布〆サミットの提供数は 509 食から 2,253 食まで大幅に増加しました。

【成果② 氷見市関係人口の増加 】
次に、ひみの食ブランディング協議会の別事業である
「きときとファンクラブ」(富山県氷見市にゆかりのある方や愛着のある方が会員となっているファンクラブ組織)についても、
関係店舗(ツナグ場)でのチラシ配布や昆布〆サミット期間の紹介により入会者数が増加!
なんと毎年約 400 人ずつ会員が増え、今では総数 1793 人となっています。

■富山県氷見市に学ぶ食ブランディングのポイントとは
富山県氷見市は人口減少という課題に対して、
食ブランディングを展開し、上記のような成果を残しています。
そんな氷見市の成功のポイントをご紹介いたします!

<ポイント① 地域の魅力を共に発信するパートナーを探す!>
氷見市の食ブランディングの成功は、まさに是友さんとの出会いがきっかけでした。

地域内外を問わず、その土地の魅力を深く理解し、
良い部分を見つけて発信してくれる「地域のパートナー」の存在が
食ブランディングの成功には重要となります。

そのような方を見つけるためには、まず地域の動きに目を配り、
課題や魅力を把握することが大切です。

試行錯誤を重ねながら、積極的に探していきましょう。

<ポイント② ターゲットを明確にして複数施策で相乗効果!>
次に必要なことは適切なターゲット設定と複数施策の展開です。

氷見市についてはアクセスの向上や、
地域の食の傾向から「首都圏」にターゲットを設定し、
各種イベントの開催や情報発信の強化など複数施策の同時展開をしていました。

ターゲットの定まった施策は目標がぶれることがなく、
むしろ相乗効果を生むため、
同時に実施をすることで大きな成果を得ることができます。

<ポイント③ 市内外の事業者と自治体職員も巻き込んで>
そして最後に重要なことは、市内外の事業者、
自治体職員全員で取り組めるような環境を形成することです。

今回の氷見市の場合は「ひみの食ブランディング協議会」を立ち上げ、
行政と民間が協力して関係人口拡大の目標に向かい取り組みを進めました。

市外の事業者に対しては自治体職員が自ら PR に行き、
熱い思いを伝えることで協力をいただくことができるようになり、
逆に、その市外の事業者の方が市内事業者に地域の魅力について
伝えていただくことで地元食材や食文化について再認識できる、
というようなサイクルを形成することで魅力発信の輪が広がっていき、
持続的な発展に繋がります。

いかがでしたでしょうか。
是友さんというキーパーソンを見つけ、
行政も一緒に複数施策に取り組むことにより大きな成果を挙げた氷見市。
現在も、継続した関係人口拡大に向けて取り組みを続けています!

ダイジェスト版ということで駆け足の解説となってしまいましたが、
ダウンロードレポートには具体的な施策内容等も説明がございますので、
ぜひご確認ください!
※氷見市の事例レポート公開にお時間をいただいております。
ダウンロードレポートが公開され次第、お知らせさせていただきます。

次週の【週刊まちおこし】もお楽しみに!

【無料ダウンロードはこちらから!】

https://www.funaisoken.co.jp/dl-contents?word=&lc=1&mc=50&sc=52&page=1

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