第361号 まちおこし実践コンサルティング手法 コンセプト設定 その3

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  第361号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 2,174部発行───
みなさんこんにちは。週刊まちおこし 編集長のトチオです
。4月にはいると今年度の活動に勢いをつけようということ
で講演を頂く機会が多くなりました。先日は、長野県飯山に
てみなさんと語り明かし(といっても3時までですが、、)
とても参考になりました。
http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/
大切なことは、地域を打ち出す目玉=シンボルを作ること。
その大前提となるのがコンセプト設定です。地域の誇りを
取り戻すために、、、皆様もよろしければメルマガを参考に
しながらチャレンジしてみてください。
あと、宣伝ですが、外部のセミナーに講師として立つことに
なりました。特産品のブランド化に興味がある方はぜひ参加
してください。
売店のプロセミナー
   http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09133.html
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        今週のコンテンツ
■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
         4月版 「コンセプト設定 その3」
■ 今月のまちおこし特集
『クリエーター No.10六波羅 雅一 氏 インタビュー』
■ 緊急告知!! 売店のプロセミナーのお知らせ
     (外部セミナーに 杤尾が出演します)
 http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_09133.html
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■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
   4月版 「コンセプト設定 その3 」
 こんにちは、相良(さがら)です。4月は引き続きコン
セプト設定についてです。
まず、一般にコンセプトの確立・設定には、以下について
知ることが重要です。
●お客さま(マーケット)は何を望んでいるか
●時流に適応しているか
●トップの想いは何か(県知事や市長、町長や村長)
●現場の想いは何か(事業の現場で働くスタッフたち)
●そのコンセプトは身の丈にあっているか
  
これらを加味しつつコンセプトを決めていくことになりま
すが、決定までによく使われる手法がいわゆるマーケティ
ング戦略構築の際の分析手法、「SWOT分析」や「3C
分析」といったものですが、その後にズバリこれがコンセ
プトだ、という所まで答えを出すには、具体的に何が必要
でしょうか。
それが、『いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって、
いくらで』をまとめたいわゆる「5W2H」、更にはロジ
カルシンキング(論理的思考)などの視点です。
 マーケティング分析で漠然と把握した世の中の流れと自
分達の立ち位置の確認だけでは、コンセプトまではたどり
着けません。5W2Hなどを用いて、自分達の想いと持ち
うる資源などを再度整理し、直感だけにたよらずに意見や
条件を論理的に関連付けながら議論をつづけていくことで
コンセプトは抽出されていきます。
 もちろん影響力の強い方の意見やそれまでの経緯によっ
て大筋が決まるケースも時折ありますが、世の中に存在す
る様々な事業やまちおこしのコンセプトは、ほぼ間違いな
くこういった流れの後に決められています。
 コンセプトの設定は世の中の流れが早くなり、価値が多
様化した現在では益々重要になってきました。皆様のまち
も取り組む事業や活動をどんなコンセプトにするかについ
て、検討する場面が今後増えると思いますが、その際はこ
のメルマガを思い出していただければと思います。
(相良 祐司)
★SWOT分析とは↓
1960年代に考案された、組織のビジョンや戦略を企画
立案する際に利用する現状を分析する手法の一つ。
Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)
Threat(脅威)の頭文字を取ってSWOT分析と呼ばれる。
★3C分析とは↓
外部環境の市場と競合の分析からKSF(成功要因)を見つ
け出し、自社の戦略に活かす分析をするフレームワーク。3
Cとは、「市場(customer)」「競合(competitor)」「自
社(company)」の頭文字をとっている。
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『クリエーター No.10六波羅 雅一 氏 インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
古く大阪に息づいてた”まちや”をよみがえらせたまち、それが
大阪、中央区に位置する”からほり倶楽部”のクリエーター、
六波羅氏です。
六波羅さんは、壊すことも難しく、しかも町の人から邪魔者扱い
されていたまちやに注目し、それらを復活させることで、見事
にまちを復活させました。
しかも、面白いのは、その身の引き方。あくまで自分をヨソモノ
と位置づけ、地域の誇りでもある直木三十五の博物館を完成
させることで身を引き、まちおこしを完結させました。
しかし、六波羅さんが最初からこういった伝統的な建物に注目
していたかというとそうではありません。
では、六波羅さんを伝統建築にかりたてた要因はどこにあった
のでしょうか?
そして、ヨソモノによるまちおこしはどのように完成するので
しょうか?
詳しくはレポートにて!!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html 』
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