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───全国のまちおこしを応援する注目メルマガ!──── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第354号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮 E-mail:info@machiokoshi.net ────────────────── 2,174部発行─── こんにちは!!週刊まちおこし 編集長のトチオです。 今年は暖冬ということで、花粉症がはやくも猛威を振るっ ているようですが、みなさんは大丈夫でしょうか? さて、いよいよ、実践コンサルティング手法が始まって二 週間が過ぎ、今回は立地調査についてお伝えできそうです。 商売の80%は立地で決定するといわれるほど大切な調査 になりますから、ぜひ参考にしてください。それでは、ど うぞ!! ***************************************************** 今週のコンテンツ ■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 2月版 「調査編 その2」 ■ 今月のまちおこし特集 『クリエーター No.08 松場 登美 氏 インタビュー』 ■「年度末 まちおこし講演 キャンペーン」 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 2月版 『調査編 その2 立地調査とは』 こんにちは、相良(さがら)です。まちおこしを考える際 自分達の『立ち位置』を知らねばなりません。そのために、 ●自分たちのまちは、どんな立地に存在しているか ●持っている資源は何か ●組織体はどうか これらを見つめ直す必要があります。 【おのれの立ち位置を知る】 今週は最初の部分、『自分たちのまちは、どんな立地に存在し ているか』についてですが、これがいわゆる「立地調査」とい われるもの。「うちのまちは、立地が悪いね~」とか「隣町は 場所がいいから観光客が多いんスよ」といった話を時折聞きま すが、一般の会話でも語られるほどに立地は成功要因としてポ ピュラーであり、そのぶんシッカリした実態把握がその後の成 功にかかせません。 一般に立地調査の大きな項目は、交通アクセス状況、人口・ 産業・地域特性、競合環境です。それぞれ以下の様になります。 ●交通アクセス状況 ⇒周辺地域間を結ぶ主要道路沿い、又は高速道路のインター 近くにあれば、車でのアクセスは便利、それとは別に駅前・ 駅中立地なら、駅利用者に便利、といったもの。ぶっちゃ けた話ですが、ここが恵まれているケースは少ないです。 調査の際「交通アクセス評価=×(バツ:要するに最悪)」 は結構あります。 ●人口、産業、地域特性 ⇒地元人口が大きければ、足元向けのまちおこしを探り、少 なければ足元商圏に加え観光客の利用も視野にいれます。 産業特性や地域特性は、以前から行われてきた産業やまち の歴史、かつて繁栄した逸話なども把握しますが、ここも ぶっちゃけ話だと、まちおこしの調査依頼が来るのは、大 きな足元人口、産業がないから「頑張ってまちおこししな くてはいけない」からな訳で、結構な確率で「人口、産業 特性評価=×」となります。 ●競合状況 ⇒「まちおこしの競合」という視点で周辺地域を見ます。隣 町は有名菓子で観光バスが必ず立ち寄っている、あるいは 有名なワイン工場を訪れる県外客が多い、という周辺のま ちを観光入込み客数、地域商品の売上等を見ながら、競合 との強弱関係も含めて把握します。意外にも「競合状況評 価=×:自分のまちがメチャ弱い」となるケースは少ない です。理由は、成功しているまちおこしよりも失敗してい るまちおこしが多いという事もあるでしょうし、実際は隣 町と全く同じ路線を目指す事はあんまりないからとも言え ます。路線が違えば、競合する必要も薄れます。 ここで補足しますと、調査項目はまちおこしの種類によって実 際は多少変わります。例をあげると日本に多い「温泉を活用し たまちおこし」では、 ・施設の視認性 (例:主要道路から施設がよく見えるか⇒見えないとドライブ 客に無視されるというか、気づいてすらもらえない) ・敷地の状況(例:開発する建物は、敷地が狭いと様々な制約 を受ける。よくあるのは、露天風呂つくる場所がない、あっ ても覗かれてしまう・・・等) ・周辺商業施設 (例:単独の施設で集客するか、周辺に商業施設があって相乗 効果で集客するか) 等の視点が追加で必要になります。 【立地評価の本質:評価は材料にすぎない】 さて立地評価の活かし方に話題を変えます。仮に全ての調査 項目が「×:バツ」だったらどうでしょう。まちおこしは絶望 でしょうか。そんな事ありません。全部バツだからこそ成功す る事もあります。 実例ですが、交通アクセス=「×」、人口、産業=「×」、 競合状況=「×」のまちおこしが、一発逆転大成功したことが あります。巨大な半島の先端に位置し、最寄空港から車で3時 間半(当時)、他にアクセス方法なしというとんでもない立地 にかかわらず大繁盛している観光旅館があり、旅館のおかげで 地元は多大な観光客を獲得してました。成功要因を探っていく と、 ・交通が不便だからこそ「秘密の隠れ家」を演出できる ・人口、産業が乏しいからこそ、「ひなびた雰囲気」を演出で きる ・競合が半島の根元にたくさんあるからこそ、別の事業戦略を 模索した といったことが浮かびあがりました。評価は「全部が『○』だ からこうしましょう」、「全部『×』だから、逆にこの方法で いきましょう」など、手法を決める目安にすぎず、調査で最初 にやる立地評価がオール『×』だからといってお先真っ暗にな る必要は必ずしもありません。立地評価は要するに「おのれの 立ち位置」を知るための一要素であり、「戦略構築のための部 分的な材料」である事がおわかりになると思います。 とはいえ、自らの足元を見つめ直すことなくして、次の一手 は決められないだけに、立地調査をおそろかには決して出来ま せん。立地調査は、調査項目がハッキリしていて実施しやすく 調査の中でもだいたい早い段階で行われますが、調査の結論に 大きな影響を及ぼす重要項目。この部分をシッカリと行い、以 降の強固な戦略に十分に活かしていただきたいものです。 (相良 祐司) ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 『クリエーター No.08 松場 登美 氏 インタビュー』 http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html 島根県の奥深く、遥か昔から歴史の舞台に登場した、地域が あります。そのまちこそが、世界遺産に近いとされる石見銀山 です。 石見銀山の魅力、もちろん、銀山としても魅力もあるのですが それ以上に面白いのが”人”です。 その試みは、いわゆるボランティアガイドや様々な特徴的な 企業などの人と組織に集約されます。 その中でも今回 特集するのは、観光カリスマでもある 松場 登美さんです。松場さんは、石見銀山にオシャレな 空間 ブラハウスをオープンして、アパレルを中心とした 様々なオリジナルの工芸品を売っています。 しかし、松場さんが最初から大成功していたか、というと そうではありません。人間だれしもがターニングポイントを 持ちます。 では、松場さんのポイントは一体どこにあったのでしょうか? そもそも、松場さんが地域のクリエーターとして駆り立て られた理由はどこにあったのでしょうか? 詳しくはレポートにて!!! http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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