第315号 財務論 その5

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  第315号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 2,173部発行───
みなさんこんにちは!!週刊まちおこし編集長のトチオです。
さていよいよGW突入。各地域でこれまで考えられたGW対策
の結果が問われる時ですね。本日は、富士河口湖の芝桜祭を見
に行ってまいりましたが、うーむなかなかきれいでした。
GWだからこそ、その”時”を活かせる商品を打ち出す事が必
要なのでしょうね。
それでは、本日のまちおこし、財務論最終、コスト高への対抗
策をお楽しみ下さい。
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        今週のコンテンツ
■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 
           4月版 『財務論 その5』
■ 今月のまちおこし特集 4月版
        『 下吉龍一氏 インタビュー』
        
■ 今月のコンサルティング商品
        『 地域活性化 講演 』
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■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 4月版
 財務論  ~ コスト高に抗う努力 ~
 こんにちは、相良(さがら)です。燃料費の増大。食
料原価の増大。まさに今は、コスト高の時代。どんなに
売上を伸ばしても、コストにより財務状況の根幹たる本
業の利益が低迷してしまいます。
 利益率が1%の商売ならば、今の2倍もの売上をあげ
てやっと利益が2%。売上を短期間に2倍にするなどは
普通に考えると難しく、特に売上に対する利益率が低い
事業は、売上を伸ばすのは当然ながら、利益率を上げる
ためコストをどれだけ抑えるかも今となっては必須課題
になってきました。そうでないと利益が出ない・・・。
 よく地域振興のコア施設として、物産館や観光ホテル、
温泉施設などに行く機会がありますが、今や食材、原料、
原油などのコスト増大にどこも痛手をうけているのが実
情です。しかしながら、ただ指をくわえて見てるだけで
はありません。
 先日お伺いした公共の観光施設(キャンプ場、イベン
ト広場、ミニ動物園、温泉、物産館の併設施設)は、動
物園のえさ代を地域農家に協力してもらって野菜類をわ
けてもらう、キャンプ場やログハウスの管理棟を一箇所
に集約させて人件費と手間を圧縮する、ティッシュやト
イレットペーパー等の消耗品はディスカウントストアの
特売日に合わせてスタッフが買いだしにいく、温泉浴槽
にフタをして重油代を削減する、といったように自分た
ちの運営努力でなるべくサービスの質を落とさずにコス
ト高を吸収すべくあらゆる努力をしていました。最近、
特に多いと実感している事は、どんな些細なコストも圧
縮できる部分は「そこまでやるか」と思う程のがんばり
で取り組んでいることです。
 財務データ、特に損益計算書をみせていただくと、今
年と去年では光熱費と飲食原価の項目が、恐ろしいほど
拡大していて、どんなに売上を伸ばしても利益は小さく
なっているのがどこも共通の現象です。まちおこし事業
でもなんでも、仮に売上に対する利益率が3%程度の商
売で、コストが30万円伸びてしまった場合、売上でそ
れを取り戻そうとしたら30万円÷3%=1000万円
も売上を伸ばさねばならない・・・。これは大変なこと
です。
 何としても昨今のコスト増大は手を打たねばならない
中、今後しばらくは、血のにじむような地道な努力と細
かい取り組みが必要だと感じています。(相良 祐司)
※重油代や食材原価増大に対する細かい取り組みについ
 ては、別途ご相談いただけたらと思います。
 ⇒連絡先:相良祐司(さがら ゆうじ)
メール:yuji-sagara@funaisoken.co.jp
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■ 今月のまちおこし特集 4月版
          『 下吉 龍一氏 インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
鹿児島からさらに車で30分南に下ると発見できるまち、
それが指宿です。
指宿といえば、砂蒸し風呂ですが、それに負けず劣らず、
地域活性化業界をにぎわしているのが、指宿で初めて
行われた道の駅PFIです。
PFIとは、民間の力(資金から運営ノウハウまで)を活用して
公共事業を行う施策ですが、当時の鹿児島県という地域で
それができる空気はありませんでした。
それを実現した立役者が今回の下吉氏です。
しかしリスクを恐れると考えられる市役所スタッフが
なぜPFIに携わるようになったのでしょうか?
下吉氏をPFIへと駆り立てたものはなんなのでしょう?
さらに下吉氏は、その先の未来に何をみるのでしょうか?
詳しくはレポートにて!!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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■ 今月のコンサルティング商品 「地域活性化講演」
         
          
近頃、講演を依頼されます。この中でも特に顕著なのが
「事例を話して欲しい!!」
という要望です。
実際に色々な地域を回って、情報を集める事ができる
というのは、地域活性化コンサルタントの唯一かつ絶対
の強みです。
創造的破壊、もしくは破壊的創造と言われる
「イノベーション」こそが今後のまちおこしには必要
だと思いますが、残念ながら0から1は生まれません。
ですから、私達のようなたくさんの事例を持つものが
少しでもお役に立てる機会が講演なのでしょう。
ブログ 地域活性化コンサルタント日記!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ブログ : http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/
などをみていただき、面白そうな事例があれば、ぜひ
呼んでください。
そしてそのときの皆様の情報をまた全国にむけて発信
させてください。
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