第311号 財務論 その1

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  第311号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 2,173部発行───
みなさん、こんにちは!!週刊 まちおこし編集長の
杤尾です。
さあ、いよいよ4月がスタート。今年は桜の開花が早い
ようで、もうすぐに散ってしまいますね。この桜と共に
今年のまちおこしも本格化!!となってほしいものです。
さて、今月はそんな皆様におくる財務論。まちおこしでは
見逃し勝ちなトピックですからこの機会に勉強してみてく
ださいね。
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        今週のコンテンツ
■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 
           4月版 『財務論 その1』
■ 今月のまちおこし特集 4月版
        『 下吉龍一氏 インタビュー』
        
■ 今月のコンサルティング商品
        『 地域活性化 講演 』
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■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ 4月版
 財務論  ~ 売上とキャッシュフロー ~
 こんにちは、相良です。仕事の関係上、いろんな企業
や団体の財務諸表を見る機会があります。数多くの財務
にかかわる資料を見ていると、ある一定のパターンが業
界・業種ごとにあって利益やコスト、資産と負債といっ
た関係が法則のように見えたりもします。
 なかなか興味深いこの「財務」。まちおこしでも企業
活動でも必ず存在するものです。ここでいつも気になる
のは利益が出ているにもかかわらず、常に苦しいやり繰
りを強いられているパターン。流動負債が売上を上回り
支払いが迫っている、過去の負債が膨大でいくら利益を
出しても苦しいなどのケースもそうですが、特に毎月の
キャッシュフローがうまく回らないケースなどは、もう
少し何とかならないのかとつくづく感じます。
 損益計算書を見ると、見事に利益を出している。しか
し、仕入れコストや給料支払いのタイミングが絡んで手
元に現金が残らない状態が毎月やってくる。いわゆる資
金ショートと呼ばれる状態・・・。
 資金ショートやそれに近い状態になると、間近に迫っ
た次の支払いのために積極的な販促活動や投資が難しく
なり、ダイレクトに売上減少に跳ね返ってきます。悪循
環ともいえるこの状態は何としても抜け出さねばなりま
せん。財務圧縮で資産売却、金融機関借り換えという大
掛かりな取り組みはともかく、日々どういった方法でこ
れを回避しなくてはならないかも非常に大事です。
 シンプルなようですが、ひとつは売上を大きく伸ばす
こと。単純な話、売上が伸びれば今より現金が日々手元
に残ります。この状態がコンスタントに続くようになる
と、徐々に資金繰りが楽になります。もうひとつは、毎
月売上がドンと伸びる日を計画的に持つこと。まちの観
光拠点であればイベントや年間パスポート券(入場券)
を月の上旬あたりに定期的に実施し定着化すると、毎月
早い段階でキャッシュが手に入り、それを元手に販促や
投資を手がける事が可能となります。しかも定着しはじ
めると「来月もこの日に現金が手元に入るから、ここら
で一気に広告宣伝をやろう」等となり、さらなる売上拡
大につながります。
 キャッシュを手元に持ち、危なげない運営を行うこと
は、まちおこしや企業活動を問わず難しい課題だと思い
ますが、お金の出入りパターンを意識することで取るべ
き施策が見えてきます。黒字倒産という言葉が現実まだ
まだ存在している昨今、上手にキャッシュを確保して積
極的なまちおこしを実践して欲しいと思います。
(相良 祐司) 
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■ 今月のまちおこし特集 4月版
          『 下吉 龍一氏 インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
鹿児島からさらに車で30分南に下ると発見できるまち、
それが指宿です。
指宿といえば、砂蒸し風呂ですが、それに負けず劣らず、
地域活性化業界をにぎわしているのが、指宿で初めて
行われた道の駅PFIです。
PFIとは、民間の力(資金から運営ノウハウまで)を活用して
公共事業を行う施策ですが、当時の鹿児島県という地域で
それができる空気はありませんでした。
それを実現した立役者が今回の下吉氏です。
しかしリスクを恐れると考えられる市役所スタッフが
なぜPFIに携わるようになったのでしょうか?
下吉氏をPFIへと駆り立てたものはなんなのでしょう?
さらに下吉氏は、その先の未来に何をみるのでしょうか?
詳しくはレポートにて!!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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■ 今月のコンサルティング商品 「地域活性化講演」
         
          
近頃、講演を依頼されます。この中でも特に顕著なのが
「事例を話して欲しい!!」
という要望です。
実際に色々な地域を回って、情報を集める事ができる
というのは、地域活性化コンサルタントの唯一かつ絶対
の強みです。
創造的破壊、もしくは破壊的創造と言われる
「イノベーション」こそが今後のまちおこしには必要
だと思いますが、残念ながら0から1は生まれません。
ですから、私達のようなたくさんの事例を持つものが
少しでもお役に立てる機会が講演なのでしょう。
ブログ 地域活性化コンサルタント日記!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ブログ : http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/
などをみていただき、面白そうな事例があれば、ぜひ
呼んでください。
そしてそのときの皆様の情報をまた全国にむけて発信
させてください。
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