第279号 ブランド論2

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  第279号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2945 杤尾 圭亮
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 2,033部発行───
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        今週のコンテンツ
■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ
          『 ブランド論 2 』
■ 今月のまちおこし特集 8月版 その1
          『 飯盛 義徳 氏 』
■ コンサルティング商品紹介
    「温浴 懇親会 開催!!!」
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■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ
            『 ブランド論 その2 』
  
強いブランドとは何か。
1.独自固有価値×長所伸展×一点突破全面展開
2.顧客接点の創造と購買動機の創出
3.売りモノと売りカタ
4.3C(自社、顧客、競合)
5.売値と原価
6.ニーズ(必要性)、ウォンツ(欲求性)、
     ストーリー(物語性)
7.イノベーション
8.地と図の関係
  (主役と脇役)
9.デザインの統一性と露出度
10.理念と利益
という項目をブランド構築においては大切な概念
としています。人それぞれに言うことが違います
が、そもそもブランドとは、優良な牛を区別する
ために焼印をしたことから始まっています。さて
その上の10項目ですが、それぞれひとつずつ説
明するには時間が掛かりますので、今日はブラン
ドに必要な、顧客接点の創造と購買動機の創出、
そして、理念と利益にまつわる顧客発想の理念の
話を書きたいと思います。
先日、某テレビ番組で、日本のメーカーの50年ヒット
商品について特集がありました。
1)日産スカイライン
2)コカコーラ
3)ポッカレモン
4)ロッテ グリーンガム 
長い間ヒットし続けるポイントとは何だろうかと
いうテーマに当然「技術」→「商品化」の絶え間
ない努力にあるというのはおわかりであろうが、
しかし、それが一度の商品化だけで、50年も売
れ続けるのでしょうか。
当たり前ですが、常に「顧客接点は変化し」「顧
客の飽くなき欲望の変化に対応し」「購買動機を
創出」し続けてきたのです。
たとえば、ロッテのグリーンガム。50年分の販
売量は、ガムの長さで、地球と月を6往復するほ
ど販売してきたそうです。長年のヒットのポイン
トは、消費の嗜好変化へあわせてきた。すなわち
「甘さの調整」だったというのです。
 70年代までは甘い
 80年代~90年代はいかに甘くしないか
 2000年からはまた甘くした
消費者アンケートを繰り返し、微妙に味の変化を
変えてきました。学生時代に渋谷の街中でガムを
食べてアンケート調査をされたことがあるが、こ
れがそうだったかと想いおこしました。
さらに、ポッカのレモン。ポッカのホームページ
にはトップページから「50th」おかげさまで、
50周年とあります。
実は、50年以上のヒットのポイントに、このレ
モン汁の使い方を時代に応じて伝え続けてきたこ
とにあります。テレビに映ったシーンでは、工場
のスタッフが白板を使って会議をし、あれやこれ
やと使い方を考えていました。やはりレシピがあ
ってこそ、使い方あってこそなのです。担当スタ
ッフは「日本の醤油のようにずっと食卓に愛され
て置かれていたい。次の50年も、ずっと「レシ
ピ」の提供は続けていきたい」という。
・変えるべきは変え、残すべきは残し、改良していきたい(ガム)
・利用方法の提示は時代に合わせて提供し続ける(ポッカレモン)
企業の目的とは永続にあり。それを実践するため
にも、常に、顧客に支持されるために「顧客接点
を大切に」して、変化してきている。それがブラ
ンドになるのです。
1)私たちの変えたくないところはなんだろう。
 (独自固有の価値)(理念)
2)私たちの変えるべきところはなんだろう。
 (顧客接点の創造)
 
3)最終顧客接点の変化に耳を傾けて、小さなところから
  変えていこう。
 (購買動機の創出)
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○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)
経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。昨年度から
大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化チー
ムを創設。現在「名もなき市町村のブランド化戦略」に挑
戦しており、常に「持続可能」と「利潤追求」の2つのテ
ーマを追求している。特に、林業・山村の活性化と国内の
材木需要の掘り起こしに全国を奔走している。
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(文責:古川 大輔 プロフィールはこちらです↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/members/furukawa.html
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■ 今月のまちおこし特集 8月版 1(隔週更新)
           『 飯盛 義徳氏 インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
地域活性化にもっとも貢献する事業は何か?
地域特性がありますから一概にこれ!! とは言えませんが、
皆さんの頭には、特産品作りやエコツーリズムが上がったの
ではないでしょうか?
実は、最も効果が高い方法は、企業を作る という
答えが民間研究所のアンケート結果から出ています。
企業は、付加価値を踏み、経済に好影響を及ぼし、雇用を
生む。そしてなにより人材を生む。
今回 ご紹介するクリエーターは、地域における企業家
育成を目標として、佐賀県において鳳雛塾という企業家
育成塾を立ち上げ、見事成果をあげた 飯盛 義徳氏です。
紆余曲折の末、地元に戻った飯盛氏を企業家育成に
駆り立てたものとはなにか!!
詳しくはレポートにて!!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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