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───全国のまちおこしを応援する注目メルマガ!──── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第240号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司 E-mail:info@machiokoshi.net ────────────────── 2,005部発行─── ●○●○「週間まちおこしHP」○●○● http://www.machiokoshi.net/ これまでのメルマガ情報に加え地域ブランド創造チームの 情報が大幅にプラスされました。 ★1.百行脚レポート ⇒ メルマガだけではお伝えでき ない情報が満載。隠れた成功事例も多数レポートします! ★2.190号を超えるメルマガ・バックナンバーあり! ◆http://www.machiokoshi.net/◆ ***************************************************** 今週のコンテンツ ■ 今週のまちおこし─『 まだまだ認知されていない 』 ■ 地域再生行脚100 -No.89- 【駐車場料金か環境保全料金か】~天生峠~ ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ まだまだ認知されていない こんにちは、小林です。 「うちの観光施設は、もう5年以上やってるから、地元 の方には知られているよ」というお言葉。とある社長さ んがおっしゃいました。 続けて、「だからチラシのせる地図を詳しくしたり、 定番サービスを詳細に載せなくても大丈夫さ」ともおっ しゃいました。 この会話。地元商圏(施設から車で一定時間走った地 点を結んだ集客エリア)を再設定しようとして、話合い をしていたときのものです。 何故このとき、以上の話になったかというと、施設の 売上げを見るとどうもおかしいと感じたからです。この 人口ならば本来もっと多く集客し、売上も高くなければ いけないのですが、イマイチの業績なのです。これは 「地元商圏のお客様に対してアピールが十分でない」と いう可能性があります。もしそうならば、施設の魅力を 再度ブラッシュアップ(再抽出・再検討)して、地元向 けに強力な販促を行う必要性がでてきます。5年以上開 業しているから、地元向けのチラシはこの程度でいい、 とかそういう問題ではなく、もっともっとこだわった内 容にする事が重要になります。 一般的な話ですが、販促ツールとして、折込チラシを 打つ場合は基本的にまだお店に来た事がない『見込み客』 を意識して、親切・丁寧、かつポイントを抑えて実施し なくてはいけません。具体的には、 ●タイトルをどうするか。 一般的な『●■フェア』程度でいいのか? ●定番商品でも主力商品であったならば、載せないとい うことはあってはならない。 ●地図は詳しく、丁寧に(場合によっては手書きで) ●社長の似顔絵やコメントを載せて親近感を出す ●電話番号は大きく記載 ●お店のこだわりを書く など・・・ すべて、「もう今さら必要ないのでは?」と思われがち な基本情報ばかりですが、これらはしっかりと載せないと チラシ自体の意味が薄れてしまうのです。 皆さんも色々な販促をされていると思います。まちおこ しならば、広告宣伝で看板を作成したり、テレビ番組で紹 介されたりするなど、集客策を意識するケースもあるはず です。そんなときは、「長年やってきたから・・・」と考 えるだけでなく、地図や電話番号、定番商品など、初めて 施設の名前を聞いた方でも理解できるような基本的な情報 を重視しなくてはいけません。(小林 祐司) ★固定客・既存客でも、今の施設の魅力を見落としている ことは多いです。これでもか、とこだわって販促物を作 成すれば、効果は必ず高まりますよ。(^^) ————————————————– ○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン ボ!」。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 地域再生行脚100 -No.89- 【駐車場料金か環境保全料金か】~天生峠~ 紅葉真っ只、あるいはもう終わりかけの頃ですね。こん にちは、古川です。世界遺産で有名な合掌造りの白川郷か ら、天生峠に行って参りました。天に生きるとかいて「あ もう」と読みますが、ここも白神山地に負けませんね。美 しいブナ林と紅葉。名もなき名所、また私のココロにひと つ増えました。インターネットで検索してみましたら、飛 騨の穴場10に入ってました。 さて、観光と環境は相反すると理解している人は多いで しょう。たくさんの人が入ってくると、環境が破壊される からです。したがって、適正な制限と適正な管理が必要と なり、大風呂敷を広げていらっしゃいというのは認知度が あがるメリットがあっても、なかなかそうするのは難しい ものです。 一般的に森や林はを3つに分類、理解されています。 ・天然林(原生林) 自然 ・人工林(育成林) 人工 ・雑木林(育成+天然) 自然+人工 という3つの林があるのですが、やはりまったく人の手が入 らないと天然林ですら、人の手ははいらずとも守れないし、 また人工林(杉檜)ですら、自然の力の成果物でもあるから 峻別するのは難しいものです。人の手が入っていないまった くの原生林は日本では数%しかないというデータもあります。 いずれにしろ自然への畏敬と感謝は必要なのですが、それ を観光と考えるときに、その管理をしていく「人」の手をど うこの資本主義社会のなかで、うまくまわしていくかがテー マとなっています。企業資本の投入やボランティア投入など 色々あります。 たとえば、上高地のように、途中までしか自家用車は入れず、 そこからはバスやタクシーでいくという方法もあります。そ こで人的な環境破壊の軽減に繋がりますし、手入れをする人 たちの利益(収入)にまわすということにもなります。実際 の詳細なお金の動きは詳しく存じてませんが、環境への意識 がすごく感じられる地域です。 一般に、都市の人は駐車場代やトイレ代をとられると、まっ こうに「払いたくない!!!」と思ってしまう人がいるのも 事実ですね。低俗だといえばそうかもしれませんが「あ~ぁ あそこも観光地化されちゃったよねぇ、白川郷もさぁ」なん ていう都会の人。あなたがいかねばいいんです笑。といって も行きたい訳ですし、迎える側も利益が欲しい観光側・・・。 今日は見ました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ あなたのやさしさが 天生の自然を未来に繋ぐ・・・ 森林環境整備推進協力金「500円」にご協力ください。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ というデザインの可愛い看板を今日はみたのです。もちろん そこには「いってらっしゃい」と優しく声をかけてくださる 自然観察指導員がいます。500円の代わりにパンフレット をいただけるのですが、 1.謙虚 2.環境 3.貢献 なんだかこんなキーワードが浮かびました。もちろん自分た ちが歩くことにより若干の自然を壊してしまうお詫び心と、 そして、美しい自然を享受できるという管理者への感謝とが 含まれわけですね。もちろん駐車場は無料です。なんといっ てもキャッチフレーズがいいですね。 結果としては「駐車場代500円」と同様なお金の動きでは ありますが、心の動きは全然違います。理念が通ります。 透明性とココロがすっきりするお金の動きをお互いにし、癒 しの場の提供という対価として自然を楽しめるように。観光 も環境も一緒です。 皆様の地域ではいかがですか? 1.なるほど、環境保全へのご協力金でいこう! 2.いや、わかりやすい形の駐車場代として捕るべき! 3.いや、もっと違う方法があろう。 筆者に直接メールなり頂ければ嬉しいです。どうですか? たまには、一方的なメールマガジンもつまらないので、是非ご 意見頂ければ嬉しいです。金を取るぞというガマしい姿よりも 理解は得られると思います。もちろん「看板のキャッチ、デザ イン」工夫は必要ですが・・・。 —————————————————– ○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ) furukawa@funaisoken.co.jp 経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。昨年度か ら大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化 チームを創設。現在「名もなき市町村のブランド化戦略」 に挑戦しており、常に「持続可能」と「利潤追求」の2 つのテーマを追求している。特に、林業・山村の活性化 と国内の材木需要の掘り起こしに全国を奔走している。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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