第235号 印象に残る名前

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        今週のコンテンツ
■ 今週のまちおこし─『 印象に残る名前 』
■ 地域再生行脚100 -No.85-
~ 集積効果を狙う ~ 【 伊豆クラフトフェア 】
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■ 印象に残る名前
 はじめまして!まちおこし新メンバーの中田智子で
す!まちおこしが切実に望まれる「秋田出身」でござ
います。今日は私の地元を題材に書かせてもらいたい
と思います。
 秋田の代名詞の一つに「なまはげ」という行事(?)
があるのをご存知ですか?
「なまはげ」とは・・・
鬼の面に、ミノを纏い、手には出刃包丁を持って「悪
い子はいねがぁぁ~!!」と叫びながら家々を回る一
見強盗のような…
いえいえ、とてもありがたい神様のことをいいます。
さて、この「なまはげ」という名前の由来を調べてみ
ると「ナモミを剥ぐ」という言葉がなまってできたも
の。「ナモミ」とは炉端にかじりついていると手足に
できる火型(ひがた)のことで、怠け者を象徴するも
のともいえます。それを剥ぎ取り、怠惰をいましめる
のが「なまはげ」なのです。
ところで、例え話ですが、本来の名前「ナモミ剥ぎ」
と現在有名な「なまはげ」。どちらが記憶に残ります
か?ほとんどの方が後者の「なまはげ」を選ぶと思い
ます。
理由としては
●「生(なま)」「ハゲ」という聞きなれた単語で構
 成されている
●その2つが合わさって「なまハゲ。インパクト十分
●実は「ナモミ剥ぎ」という語源がきちんとある
という要素が考えられます。
皆様のまちでも新しい地元特産品や、名物、マスコッ
ト等に新たにネーミングをする機会があるかと思いま
す。
当然名前を付けるときは「有名になって欲しい」と思
うはず。とすれば、先に書いた3つの要素を意識して
みてはいかがでしょうか?
有名になるにはこういった事を考慮したほうが、記憶
に残りやすく、クチコミ効果も格段に違ってきます。
————————————————–
○執筆者紹介  中田智子(なかた ともこ)
秋田出身。女性活用を中心とした「組織活性化コンサ
ルティング」「幹部向けマネジメント」の研究に着手
している。女性ならではの視点で、現場から課題点を
抽出し、業績アップ支援に従事している。
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■ 地域再生行脚100 -No.85-
~ 集積効果を狙う ~ 【 伊豆クラフトフェア 】
みなさん、こんにちは!!!今週は私、杤尾がお送りし
ます。
本日は、伊豆クラフトフェアの様子から、集積効果の重
要性をお伝えします。
■ クラフト作家が集う クラフトフェアとは??
クラフトフェアとは一体何か?
それは、クラフトマンと呼ばれる人々が自分たちの作品
を出品する展示会です。展示のジャンルは、おなじみの
陶芸から、工芸、木工、金属加工、ローソクなど多種多
様!!!多くの来場者がそれぞれのブースを楽しみます。
クラフトマンとは、完全にアマチュアで様々なジャンル
に挑戦する趣味の人から、かなりアーティストに近い人
々までが範疇です。ただ、アーティストは範疇には含ま
れないようですね。
主な目的は、作品の展示、販売、そして作家同士の情報
交換と多岐にわたります。
クラフトフェアで有名なところは、まちおこしの第22
8号で取り上げた松本市などがありますが、伊豆クラフ
トフェアもそのうちの一つで、かなり大きなイベントで
す。
■ 伊豆クラフトフェアとは?
伊豆クラフトフェアは、伊豆で行われる150の出展ブ
ースと陶芸家の窯元を持つ、展示 + 販売会です。
大体のクラフトフェアの目安として、1ブースにつき、
100人の来場者と計算すると、入場者数は15,00
0人となります。
しかし、クラフトフェアは芝生や植木といった公園施設
をそのまま利用するため、集客は大きく天候に左右され
ます。このため、天候に恵まれなかった今回はおそらく
6000~7000人のレベルであったと推測されます。
■ 集積効果を狙う!!
では、このクラフトフェア。何故このように多くの作家、
そして来場者を集めることができるのでしょうか?
その秘密は、集積効果にあります。
そもそも作家がそこに来る理由は、見せたい、売りたい、
そして語りたい、の三要素です。
簡単に言えば、自分の力を試すと同時に、どうせならば
それを換金したい、そして自分と同じ境遇でチャレンジ
している人々がどのように考え、行動しているのかを知
りたいということです。
日本においても昔は、○○街というような同様のジャン
ルを集めた市がありましたが、現在も同様の考え方は十
分に通用します。
来場者もどうせ行くなら、品揃えが豊富なところに行き
たい、と思うのは今も変わらぬ真理です。
クラフトフェアからいえること。それは、どのようなイ
ベントにおいてもそういった同じジャンルの商品、作品
などをできるかぎり集積させる仕組みが必要であるとい
うことです。もちろん、質は重要です。しかし、同時に
規模の力を忘れてはいけません。皆さんのまちおこしイ
ベントにおいても、ぜひ、このポイントを見逃さないよ
うにして下さい。
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○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ)
 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設する。
これまでに、多くの地域を行脚し、地域活性化の核をさが
し続け、多くの地域の活性化に携わっている。
現在は、特にPFIのアドバイザリー業務によって、地元
の、地元による、地元のための公共事業として、地域完結
型のPFIを提唱し、コンサルティング業務として進めて
いる。
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