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───全国のまちおこしを応援する注目メルマガ!──── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第229号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司 E-mail:info@machiokoshi.net ────────────────── 1,976部発行─── ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ パブリックビジネスHP !!OPEN!! 先日のパブリックビジネスセミナーでの盛況 にお応えして、ついにPB.comがオープン ◆公式サイトはこちら◆ http://www.machiokoshi.net/pb/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ***************************************************** ●○●○「週間まちおこしHP」○●○● http://www.machiokoshi.net/ これまでのメルマガ情報に加え地域ブランド創造チームの 情報が大幅にプラスされました。 ★1.百行脚レポート ⇒ メルマガだけではお伝えでき ない情報が満載。隠れた成功事例も多数レポートします! ★2.190号を超えるメルマガ・バックナンバーあり! ◆http://www.machiokoshi.net/◆ ***************************************************** 今週のコンテンツ ■ 今週のまちおこし─『 ギリギリまで磨き上げる 』 ■ 地域再生行脚100 -No.79- ~1万円札飛び交う山菜加工品販売所~【奥飛騨】 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ ギリギリまで磨き上げる こんにちは、小林です。先日ひょんなことから救急車 を呼んで乗りました。119番連絡から到着まで、また 乗車後もですが、そこに数々の驚きがあったのです。 急いで電話をとって「1・1・9」と押しました。「プ ル・・・」と呼出し音がなるかならないかのうちに「こ ちら119番!火事ですか?救急ですか?」といきなり すごい早口での質問。思わず「救急!」と答えました。 119番:「住所を番地まで言ってください!」 私:「えっと、●×区▲町4-33・・・」 119番:「■◎マンションですね!部屋番号は?」 私:「301号室です・・・」 119番:「確認です!▲町4-33■◎マンション3 01号室!」 私:「はっ、そうです!」 119番:「承知しました!救急車、すぐに参ります! ブツッ・・・」 何ともすばやい電話のやり取りでこの間20秒くらい。 と、こんどは電話が鳴りました。受話器をとると「こち ら救急車です。患者の容態をお教え下さい。」マンショ ン名は言わないうちに電話の向こうでピックアップされ たようでしたし、電話番号も自動的に判明してたようで す。電話で状況を話しているうちに、どこからともなく 救急車のサイレンの音が聞こえてきて、その1分後には 救急隊が到着。電話を入れてからここまでに4分間程度。 やり取りの内容も含めて「あざやか!」としか言いよう がありません。 患者を乗せて発車してからも驚きは続きます。狭い車内 は患者の生命維持のための最先端機器が並びます。隊員 の一人が後ろに乗りましたが、必要な備品類や書類はす べてイスから動かなくても手を伸ばして届く範囲にきれ いに整理整頓されています。搬送先の病院とのやり取り を携帯電話で行いながら、手の方は体温測定・血圧測定 などをてきぱきと進めていきます。「一寸の無駄もない」 とはこういったことを言うのでしょう。 「救急車に求められるのは、『どれだけ迅速に、どれだ け生命を維持した状態で、かつ患者の状態を正確に把握 して病院に引き渡すか』ここに全てが絞られる。その目 的達成が最大限に高まるよう、あらゆるものを効率化さ せている」医療関係で働く知人がそのあとに言ったセリ フにも納得です。 こういった驚きや感動(想定や期待を超える)レベルの 事柄に出会うと、そこには学ぶべき点が必ずあります。 例えばまちおこしにこれを応用させるとしたら何でしょ う。一言では難しいですが、例えば接客。 ●「えっ、そこまでやってくれるの?」という接客・お もてなしを行なう ⇒繁華街で見かけるホストクラブ。何故、女性たちは何 十万、時として何百万円ものお金をホストに払うので しょうか。理由のひとつには「えっ!私のためにそこ までしてくれるの!」という気恥ずかしさを通りこし たサプライズや感動接客・おもてなしがあります。ま ちおこしにホストクラブほどの接客はそぐわないとし ても参考になる点はたくさんあります。 感動は「想定していたレベルや、期待を大きく上回るこ と」でおこります。映画を見ていて「絶対に泣かないも んね」と思ってても、そういった気持ち(想定)を超え るシーンになると、どうやったって「ジ~ン」と涙が出 てしまうのはこの典型です。感動を与える事ができたな らば、その後のクチコミやリピート率に格段の差が生じ ます。 今回の救急車騒動では、手際のよさや無駄のなさにおい て、驚愕・感動レベルの出来事がたくさんありました。 救急車の中でそんなことを考えていたのも妙な話ですが ある目的において、その達成のための要素を徹底的に磨 き上げると、感動レベルになるのは間違いなさそうです。 (小林 祐司) ★救急隊の動きには感心・感動の連続でしたが、病院到 着後の病院サービスには膨大な課題があると感じました。 まぁその分、改善すればすぐ良くなるって事かな(-.-)。 ————————————————– ○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン ボ!」 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 地域再生行脚100 -No.79- ~1万円札飛び交う山菜加工品販売所~【奥飛騨】 先週になりますが、飛騨の奥地で山菜加工品の販売所 を訪ねました。「お盆の大売り出し」というイベント でしたが、奥飛騨の家々、軒下に連なる美しい朝顔は、 心落ち着く日本の「品」を感じることが出来ました。 奥吉野 奥会津 奥飛騨 奥多摩 ただの「吉野」だたの「会津」ただの「飛騨」ただの 「多摩」とは違う場所。明確な定義はないと思います が、なんだか不思議な奥ゆかしさがあります。 さて、今日のイベント。試食コーナーも用意し、私は、 箱詰めや試食販売も手伝ったのですが、ここで本音を いいます。そんなたいした商品ではないのです。その 辺に売っていそうな物です。表示もありますが、実際 に中国産の山菜も販売しています。 しかし、このお盆の時期に親戚が集まるのです。地域 の人、旧村の人たちが毎年のこのイベントに集まりま す。「○割引」以外に何の特典もないのですが、地元 の人が愛する商品郡なのです。とことことオバチャン たちが歩いてくる。満開のコスモスに鶏の鳴き声が 聞こえる先から人が来ました。販売所の商品をじっく 利と見ていると突然、 「これ(1瓶200円ほど)が5瓶入ってる箱を10個 ください」 1万円札が飛ぶのです。これは変な客だなぁと思って いれば、すぐ15分もしたのち「ねぇねぇいくつ買え るの?」と笑顔可愛い近所のおばあちゃん。「いくつ でも!!」「じゃぁ25瓶頂戴!」とまたまた一万円 札が飛び交いました。 筆者の中では、瓶や缶で詰められた「ふつう」の山菜 加工商品である。それを「ふつう」のおばあちゃんが、 25瓶も買うのです。これを、こんなに買ってどうする か・・・。 と単純です。田舎の商品を、このお盆に来ている娘 や孫に買って名古屋にもって返って欲しい。ただそれ だけなのです。商品数は30もないし、アイテム数は100 もない。それでも、地元のばあちゃんたちが買ってい くのです。売り場面積は6畳もあるかないかのテント の中です。4~5人の販売員で、今日一日で約100万円 の売上げがあったのです。 「去年を越えました!!」 嬉しいものです。販売側の笑顔、買う側の笑顔、どちら も地元の商品への誇りがあってこそ生まれるものです。 今日の学びといえるのは、まちおこし、むらづくり、に おいての商品づくりで大切にしなければならないことは、 1)地元の人に愛される商品である 2)地元から外に出た人(孫、娘、息子)に贈りたい商 品である 3)都会でその商品を味わえば、郷愁の想いを起こして くれる どうでしょうか。どこにでもあるような山菜をキチっと 加工し、独自の味付けをし、自分たちの地域の人に愛さ れる。地域に根ざした食べ方も紹介して、都会へのお土 産にと。奥飛騨の風景と販売所、なかなかいい気持ちに なれた夏の1シーンでした。 ————————————————— ○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ) 経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。昨年度か ら大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化 チームを創設。現在「名もなき市町村のブランド化戦略」 に挑戦しており、常に「持続可能」と「利潤追求」の2 つのテーマを追求している。特に、林業・山村の活性化 と国内の材木需要の掘り起こしに全国を奔走している。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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