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───全国のまちおこしを応援する注目メルマガ!──── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第228号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司 E-mail:info@machiokoshi.net ────────────────── 1,974部発行─── ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■ パブリックビジネスHP ■ ■ !!OPEN!! ■ ■ 先日のパブリックビジネスセミナーでの盛況 ■ ■ にお応えして、ついにPB.comがオープン ■ ■ ■ ■ ◆公式サイトはこちら◆ ■ ■ http://www.machiokoshi.net/pb/ ■ ■ ■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ***************************************************** ●○●○「週間まちおこしHP」○●○● http://www.machiokoshi.net/ これまでのメルマガ情報に加え地域ブランド創造チームの 情報が大幅にプラスされました。 ★1.百行脚レポート ⇒ メルマガだけではお伝えでき ない情報が満載。隠れた成功事例も多数レポートします! ★2.190号を超えるメルマガ・バックナンバーあり! ◆http://www.machiokoshi.net/◆ ***************************************************** 今週のコンテンツ ■ 今週のまちおこし─『 活性化の秘訣 』 ■ 地域再生行脚100 -No.78- ~ 環境が顧客を変える ~ 【 松本市 】 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 活性化の秘訣 こんにちは、小林です。お盆真っ最中となりました。 観光客を招きいれるまちとしては、「忙しさここに極まれ り」の状態だと思いますが、そんな中でもやはり目標は設 定しておきたいもの。「この夏は昨年対比を超えるお客様 を集める」、「固定客化のための仕組みを構築する」など 目標があることで日々現場の担当者やまちおこしの質が向 上します。今日はその目標設定について上手な事例をご紹 介します。 ある観光集客施設では、事務所内にレストラン部門、フ ロント部門といった各部門の目標を大きく掲示し、一ヶ月 間の目標として取り組んだところ様々なメリットとともに 目標達成の確率が伸びることが判明しました。 ポイントを書きますと(実はポイントは非常にたくさんあ りますが、ここでは簡潔にかかせていただきます) ●難易度の高い目標ではなくシンプルな目標に 「達成できなかった・・」という想いよりも、「よし! 今月の目標はクリアした!」という達成感が積み重なるほ うが、後々のメリットは大きいのです。ここの目標は「お 客さまのビールジョッキをお下げする際には必ず『ビール もう一杯いかかですか?』と一声かける」、「お客さまと 目が会ったら必ず笑顔であいさつする」といったシンプル なものばかりです。目標経験の浅い担当者にとってはこう いった工夫が特に重要といえます。 ●毎日見る場所に掲示する 目標を書いた用紙はスタッフの誰もが見れる場所に高々 と掲げられます。これも意外と重要です。毎日何かにつけ て目で確認することで、目標は全員が周知の事実となり、 かつ本人たちにとっては「走っているときに目の前にある ハードル」と同じで無意識に飛び越えたくなる存在になる のです。それも軽くピョンと飛び越えるぐらいでクリアで きるものです。 こういった些細なことでも目標を達成するという前向き な体験を積み重ねることで、まちや店、スタッフは活発に なっていきます。私どもが経営コンサルタントとして、ま ちや企業をご支援するときもこの「小さな成功体験」をと ても大事にします。理由は「小さな成功の積み重ねが、大 きな成功につながる」という成功の大法則がそうだからで す。決してたいそうな仕組みがあるでもない事例ですが、 実はこういうものにこそ、まちおこしやそれに携わる人々 を活性化する大きな大きな秘訣がかくされているのです。 (小林 祐司) ★「週の始まりである月曜日は、朝早く出社するぞ!」 との目標を掲げました。そしたらニュースに出た送電線 切断事故で電車がストップ。早々にいきなり大遅刻する 羽目に・・・(++)。 ————————————————– ○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン ボ!」 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 地域再生行脚100 -No.78- ~ 環境が顧客を変える ~ 【 松本市 】 こんにちは、今週は杤尾がまちおこし行脚情報をお伝え します。今回お伝えしたいまちおこしの秘訣は「環境が 顧客を変える」と題して、松本市のクラフトフェアの様 子をお伝えします。 ■ 荒れる様子に心を悩ます町 現在、お手伝いしているまちのいくつかに、観光業にお いて大変成功しているまちがあります。 その数、実に数百万人。しかし今この地域は岐路に立っ ているといいます。その理由は「まちが荒れてしまう」 ことにあります。 観光客がくる、しかしそれが増えれば増えるほど、観光 客によってゴミが増える、町が荒れ、人の心はすさんで いきます。 そこで注目されているのがクラフトフェアです。 ■ 環境を変えたクラフトフェア ではクラフトフェアのどこが良いのか。 それは観光客の質の良さに有ります。おしなべてマナー がよく、そもそもゴミもでないと言います。 しかし、実はそこに仕掛けがありました。クラフトフェ アが他と異なる点は、運営主体の多くがNPOや任意団 体であり、組織としての体力がないことです。 ですから、いくら規模が拡大しても、出来る限り業務は 軽くしようとします。そうするとどうなるか。そうです。 参加する店舗や観光客が運営に参加しなくてはならなく なるのです。 例えば、ゴミ箱を置くとゴミを収集する業務が増加する ため、松本クラフトフェアでは、ゴミ袋をわたし、ゴミ を持ち帰りとしました。それによってゴミ自体の量が激 減しました。 さらに、出店者もとまる場所から出店のやりかたまで全 て自分で行わなければならないため、自ずとそれぞれの 店舗に個性が出始めました。 この結果、現在松本クラフトフェアでは、出店数200、 約11万人の観光客が訪れていますが、運営母体である NPOの規模はほぼ変わっていません。 ■ 仕組みづくりが重要 観光客が増加し、町を荒らし、人が荒れる。それは一つの 事実かもしれませんが、またそれらが仕組みによって形作 られるのもまた一つの事実です。 N.Y.のジュリアーニ市長が唱えた「割れ窓理論」。割 れている窓があれば、歩く人も窓は割ってもいいものだと 思ってしまう。ゴミが捨てられていれば、人はそこに捨て ても大丈夫だとおもってしまう。 行政や運営母体に頼りすぎる仕組みがあれば、頼っていい ものだと思ってしまう。 お客さまもまた参加者。そう思ってもらえるような仕組み にすることもまた一つの、まちを蘇らせる手立てかもしれ ません。 ————————————————— ○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ) 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設する。 これまでに、多くの地域を行脚し、地域活性化の核をさが し続け、多くの地域の活性化に携わっている。 現在は、特にPFIのアドバイザリー業務によって、地元 の、地元による、地元のための公共事業として、地域完結 型のPFIを提唱し、コンサルティング業務として進めて いる。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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