第227号 ホットヨーガというサービス

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  第227号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
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        今週のコンテンツ
■ 今週のまちおこし─『ホットヨーガというサービス』
■ 地域再生行脚100 -No.77-
    ~美しい島、美味しい島~【五島列島】
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
 
 ■ 「ホットヨーガ」というサービス
 こんにちは、小林です。昨年からある地域の巨大ア
ミューズメント施設をご支援していて、先日施設内で
ホットヨーガを開催しました。今後のホットヨーガの
本格稼動の布石として、まずは「体験レッスン会」を
やったのですが、ものすごい反響ぶりに驚きました。
 商圏人口が20万人ちょっとの地域。周辺にヨガを
やってるところはあっても、ホットヨーガはまだあり
ませんでした。準備を整えて新聞に折り込みチラシを
打ちました。と、その日のうちにいきなり予約が満杯。
あとはひたすら断るという羽目に・・・。
 さらに、集まった方々は皆20代~40代前半の女
性。男性は一人もいません。もっというとこれまで施
設にはあまり縁のなさそうだった客層の方々がズラリ
と並びました。アンケートをとると初めて来館したと
いう方は全体の何と20%に。その吸引力の強さがわ
かります。お試し価格2500円という決して安くな
い価格(相場は3000円程度ですが)にもかかわら
ず、あっという間の満員御礼。参加者にはホットヨー
ガへの興味と期待の高さが前面に表れていました。
 
 「デトックス」という考え方が世の中を席巻してい
る今、ホット・ヨーガはまさに「時流適応」。わかり
やすくいえば「流行(はやり)」ともいえます。ただ
よくよく考えてみると世の女性たちにとってダイエッ
トや健康は古くて新しい永遠のテーマです。岩盤浴ブ
ームにもハッキリと見て取れる現象ですが、「ダイエ
ット」や「体の内部から健康になる」という関連のも
のは一度ブームに火がつくと容易に下火にはならない
ばかりか、市場のキャパシティを超えるギリギリまで
一気に広がりを見せます。
 まだまだ、留まるところを知らないデトックスとそ
の典型サービスであるホット・ヨーガ。投資額がとて
も低くすむというのも魅力です。もし、地域の人に元
気になってもらいたい、周辺からお客さまをまちに呼
び寄せたい、とお考えならば、まちのどこかの施設で
実行してみてはどうでしょう。極端な話、体育館のよ
うなところで投資額50万円以下からでもはじめられ
かつ高い反響を得られることは間違いありません。
 既にホットヨーガは、ご支援先でいくつも実践して
きましたが、ポイントはインストラクターさんの確保
(だいたいスポーツジムのヨガの先生にやってもらい
ます)、実施の時間帯(最初は夕方が妥当)、女性限
定、温度をあげる設備(極端な話しストーブやハロゲ
ンヒーターでも代用可能)の用意といったところで、
特別難しい部分はありません。新たなサービスでかつ
時流に適応しているものは、きっと様々な活性化効果
を生むはずです。(小林 祐司)
★ホットヨーガの利益率は異常に高いです。何といっ
ても原価・経費は水道光熱費(微々たるもん)と、イ
ンストラクターへのレッスン代(数千円)程度ですか
ら・・・(^^)。
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン
ボ!」
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
■ 地域再生行脚100 -No.77-
    ~美しい島、美味しい島~【五島列島】
 
 高校野球が始まり、平成生まれの球児が燃えているの
を見るのは刺激的です。こんにちは。昭和51年生まれの
古川です。
さて先週末、長崎県五島列島に行って参りました。誰と
言いませんがこんな会話がありました。「五島列島知っ
てる?」「択捉、国後・・・?」「それって北方領土じ
ゃん!」というほどなかなか知られていない美しき島「五
島列島」。行かなければ損です。私の妹は毎年いろんな
知人を連れて東京から旅をしているほどです。
さて、地域再生行脚とありますが、どんなに脱東京一極
集中、脱過疎化とテーマを挙げてもやはり大切なのは、
「カネ」と「タネ」だと言う人がいます。金銭的な経済
力と生存的な精子力だと。品が悪いかもしれませんが、
実際のところ「確かにね」と思うところがあります。
日本には十数箇所の石油の備蓄基地がありますが、ここ
長崎県五島列島の上五島(五島列島の5つの島のうち一
番北に位置する)にあります。日本が消費する石油の約
7日分を貯蓄し管理しているそうで、確かに外資取得は
ここでの力も大きいモノもあります。
確かに「カネ」の力で五島の北部(上五島)はよくなり
ましたが、カネとタネに対して、その本音に正面から入
らず、ひとつひとつ地域の魅力や地域の永続性を大切に
していくこと。これが「答え」になると思います。それ
には、
1)オリジナル性 (商品力)
2)物語性    (販促力)
3)外を受け入れる柔軟性 (情報力)
こちらがカネとタネを生むことでしょう。いたるところ
で石油備蓄をきっかけに観光客向けの看板のデザインが
統一されるようになりました。また、外の声を聞いて食
をうまく変化させていったというそうです。そうカネと
タネ。そのなかでひとつ「食」と「交流」にキーワード
があることには間違いありません。この五島には、たく
さんの地域ならではの食があります。
・パスタのようなコシがあり、
  日本三大うどんのひとつ「五島うどん」
・最高級のやわらかいお肉「五島牛」
・これで揚げると天ぷらが美味しい「五島の椿油」
・もちろん、サザエ、アワビ、ヒオウギ貝、カトッポ(
 ふぐの味噌煮)も絶妙な美味しさです。
などなど、もう一度食べたい!と思えるどれも逸品の料理
ばかりです。
美しい海と美味しい食。
耳を傾けると色々なところでこんな声があがってきました。
とある寿司屋の大将は島外から来たかたで、川崎で修行を
して五島列島にIターンしたそうです。長崎県の高級牛と
いえば、五島牛ともいいますが、この五島牛もIターン者が
持ち込んだそうです。
観光振興には、外の新たな情報と島の文化的なよさの融合
があってこそ観光なんだなと認識します。ここ五島は、グ
アムだ!サイパンだ!というのと同じくらいの美しい砂浜
があり「食」もいいのです。お勧めです。
~参考~
長崎県統計より 平成15年観光客数と観光消費
○長崎県
観光客数 2300万人 (新宿伊勢丹の入込数は3000万人)
観光消費 2500億円
○長崎市
観光客数  325万人
観光消費  490億円
○五島列島 
観光客数   65万人
観光消費  200億円 数字はなかなか健闘していますね。
 
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○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)
経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。昨年度か
ら大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化
チームを創設。現在「名もなき市町村のブランド化戦略」
に挑戦しており、常に「持続可能」と「利潤追求」の2
つのテーマを追求している。特に、林業・山村の活性化
と国内の材木需要の掘り起こしに全国を奔走している。
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