第218号 意欲とは

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  第218号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
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        今週のコンテンツ
■ 今週のまちおこし─『 意欲とは 』
■ 地域再生行脚100 -No.67-
写真でまちおこし??  ~ 北海道上川郡東川町~ 
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 ■ 意欲とは
 こんにちは、小林です。先日、起業家として成功した
ある社長の話で「実績とは3つの要素:知識、技術、意
欲から生まれ、これらは
「実績」 =(知識 + 技術) × 意欲  という式
で表される。」ということを聞きました。
●(知識 + 技術) × 意欲 = 実績
「なるほど」と感じました。式を見るに、実績を上げる
には知識や技術があったほうが有利なのは間違いない。
しかし肝心な事はむしろ「意欲」のほうで、ここが「ゼ
ロ」だと実績もゼロになる。
 さて意欲。こいつが結構やっかいもの。アイデアをつ
くりあげたときは、「素晴らしい事を思い付いた!これ
でまちおこしは絶対にうまくいく!」と、いてもたって
も居られない程だったとしても、様々な立場との紆余曲
折を経ていつしか声だけで行動が伴わなくなり、徐々に
熱意が消えていく。可能ならばやってみたいと思ってて
もどうにも腰が重たくなっている。 意欲が小さくなっ
てくると、吸収する知識や技術にも影響が出てきます。
何とか情熱を維持し、意欲を持ち続けたいもの。ただ自
分で「意欲出て来い」とやっても出るわけでなし・・・。
 自分のケースで言えば、こんなときは無理しないこと
にしています。「やらねばならない」といった義務感よ
りも、「やりたい」という希望でないとどうもうまくい
きません。ただ全く手を止めることもしません。経営の
神様とまでいわれた松下幸之助氏は『大切なこと』の中
で「道を開くには、とにかくまず歩くこと。遠くても休
まず歩き続ければ、必ず新しい道と深い喜びが生まれま
す。」と記してます。走らずとも歩き続けることが大事。
継続は力なり。無理せず着実に、というところでしょう。
 まちおこしの経営コンサルティングをしていて、本当
に難しいと感じることは、携わる方々の意欲をどう引き
出すか、ということ。意欲のみなぎっている方は、知識
や技術などなくとも大体のことは出来てしまうし、逆に
成功モデルや有力な経営法からまちおこしが進みやすい
知識や技術をお伝えしたとしても、それらが浸透するか
どうかは意欲をもって聞いてくれる方とそうでない方で
明らかに異なる結果(実績)となります。今週は事例で
なく考え方を書きましたが、意欲こそ仕事や人生を左右
するものであれば、無理するよりも一歩一歩進むことで
徐々に大きく育て、大いなる成功に辿りつきたいもので
す。(小林 祐司)
★冒頭の社長は、情熱とは「熱い情け」ともいわれまし
た。自分以外の人に対してかける情けが情熱なのだと。
 う~む、もう少し考えてみよう。(^^)
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン
ボ!」
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
■ 地域再生行脚100 -No.67-
写真でまちおこし??  ~ 北海道上川郡東川町~ 
みなさん、こんにちは!本日は私、杤尾(とちお)がまち
おこし紹介の番!!!北海道は、写真のまち東川町からお
伝えします。
【行脚HP】
http://www.machiokoshi.net/100angya/angya041.html
■ 東川町とは、、
東川町とは、北海道、旭川から車で20分。大雪国立公園
を後背地にかかえる、自然豊かな土地です。どのくらい豊
かかというと、実は、上水道がないんです!!??
そうです、いまだに上水道がなく、井戸水です。つまりそ
れだけ地下水が豊富ということ。東川町では飲む水がその
ままミネラル・ウォーターになります。水のおいしさは私
が保証します!!
しかし、その魅力はなんといっても、写真!!
実は東川町は、日本で始めて写真のマチを宣言した市町村
なのです。その歴史21年。マチの文化ギャラリーの写真
ストックは既に1800を超えるといいます。特に近頃有
名になったものは某TV局でも特集された「写真甲子園」。
全国から選抜された高校生が写真で腕を競う姿に心を打た
れた人も多いはずです。
■ ホンモノの力は「人財」にあり
では、写真という誰も目をつけていない独自固有の長所に
おいて突破できればそれでいいのか、、、というとそうで
はありません。
東川町の成功は、一つに写真の被写体である自然資源が豊
富であったこと、そしてそれ以上に重要なこととして、、
「東川町の人々が協力的であったこと」があります。
写真フェスタで22年。そして写真甲子園で8年。という
膨大な歴史。これがどのような質であれ、継続するために
は経費はもちろん、担当者やそれを支援する人々の「マイ
ンド」がなければ決して成功することはなかったはずです。
独自固有の長所を見つける。これも大事ですが、もっと重
要なことは、それを継続するだけの思いが人々にあるとい
うことです。
皆様の町ではどのくらいその継続する「マインド」が整っ
ていますか?マインドを高めるための、組織活性化もしっ
かり行っていきたいものです。
【P.S】
本日ご紹介した東川町の写真展
「東川賞海外作家コレクション展 -20年の軌跡-」が恵比
寿の東京都写真美術館で開催中(~6月18日まで)
入場は無料ですが、内容は驚くほど高密度です。是非一度ご
覧下さい。
【↓詳細HP↓】
http://town.higashikawa.hokkaido.jp/jp/topics/photo_month2006/
また同時に、八重洲地下街では東川町を含む国立公園
「大雪サンロード協議会観光展」
が開催中です。この地をテーマにとられた感動映画
「こぎつねヘレン」
の写真展もありますので、こちらもご覧下さい。
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○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ)
 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設する。
これまでに、多くの地域を行脚し、地域活性化の核をさが
し続け、多くの地域の活性化に携わっている。
現在は、特にPFIのアドバイザリー業務によって、地元
の、地元による、地元のための公共事業として、地域完結
型のPFIを提唱し、コンサルティング業務として進めて
いる。
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