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───全国のまちおこしを応援する注目メルマガ!──── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第216号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司 E-mail:info@machiokoshi.net ────────────────── 1,954部発行─── ●○●○「週間まちおこしHP」○●○● http://www.machiokoshi.net/ これまでのメルマガ情報に加え地域ブランド創造チームの 情報が大幅にプラスされました。 ★1.百行脚レポート ⇒ メルマガだけではお伝えでき ない情報が満載。隠れた成功事例も多数レポートします! ★2.190号を超えるメルマガ・バックナンバーあり! ◆http://www.machiokoshi.net/◆ ***************************************************** 今週のコンテンツ ■ 今週のまちおこし─『 どんだけ強いか 』 ■ 地域再生行脚100 -No.65- ~パブリックビジネスセミナー~ 東京 ■今がチャンス!これを知って、実行すれば、 仕入れ値最大90%ダウン!! 『船井総合研究所 中国・義烏(イーウー)仕入れセミナー』 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ どんだけ強いか こんにちは、小林です。3、7、11、19、26、 41、73。何の数字でしょう。実はこれ、マーケティ ングの世界でよく使われる「市場占有率(占拠率)」の 数字です。船井総研のみならず、企業が自社商品を戦略 的に販売していくときなど、しょっちゅう使用されてい るものですが、どんな意味があるのでしょうか。 まちおこしの主力商品が「特産物」ならば、特産物市 場に占める自分たちの売上高が何%をしめているか、ま た「観光地」であれば観光市場の何%の売上を占めてい るか。そういった数字をはじき出すと、自分達のまちお こしの位置(力関係)が把握できます。 もし73%程度ならば完全な独占状態(かつてのキリ ンビールが典型)。41%程度なら他の追随を許さない 安全な状態(例として国内におけるトヨタ自動車)。2 6%ならば市場内における「強者」になります。逆に3 %程度なら市場内で「かろうじて存在を認められている 程度」、7%は競合から「競合として一応は意識される 存在」ということになります。 実際に計算してみると・・・ 東京の観光市場が年間2000億円だとしましょう。都 内のある観光地域(例えば奥多摩やお台場エリアなど) の年間観光売上高が520億円だったとしたら、その地 域は、東京都における観光市場の26%を占めているこ とになります。上に書いたように、市場内で26%程度 を占めるならば「強者」です。船井総研では地域一番レ ベルといいますが、他者に対して明らかに有利なポジシ ョンです。ひとたび施策を実施すれば、市場における地 位が高まったり、利益が生まれやすかったりという位置 にいます。 単に3、7、11・・・の数字ではなく、それぞれ市 場にしめる自分のポジションや力関係がわかるのがこの 数字の意味。であればまちおこし市場における皆さんの 位置付けも売上から力関係が把握できます。市内におけ る自分の観光スポットの位置付けなど、最初は小さなエ リア内で調べるのでかまいません。一度、一定のエリア を設定して自分達のポジションを把握すれば、次に何を すべきかが決まってきます。3%の占有率しかないまち が突如26%になることはなく、まずは7%を目指すな ど地道な占有率のアップから始めることになります。当 然3%は弱い部類なので、とるべき施策も「弱者の戦略」 (よく言われる得意な部分に経営資源を集中させる「一 点突破」)を軸に進めます。 皆さまのまちおこしは、地域のまちおこし市場におい て何%を占めているでしょうか。一度市内や県内の市場 規模を調べ、自社の位置付けを把握してみるとおもしろ い結果が見えてくるはずです。私どもがよくいう「地域 一番化」の道は、ポジションの把握から始まるです。 (小林 祐司) ★この数字は「ランチェスター理論」と呼ばれるものか ら生まれました。元々戦争で敵を叩き潰すための理論で、 かつてアメリカが太平洋戦争で日本を破った際にはこの 理論が活用されたと言われてます(+ +) ————————————————- ○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン ボ!」 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 地域再生行脚100 -No.65- ~パブリックビジネスセミナー~ 東京 本日は、先週弊社で行われたパブリック・ビジネスセミ ナーについてお伝えいたします。 5月16日、そのセミナーは開催されましたが、その熱 気たるや、大変なものでした。アンケートによれば65 %が大変満足、30%が満足、5%が普通、という通常 では考えられないような反応があり、正直主催側も驚き を隠すことができません。では、なぜこのセミナーが受 け入れられたのか?我々が素晴らしかったのか? それもある!!と言いたいところですが、実際の理由は 他にあります。つまり、まさに今!!我々が考える地域 で完結するパブリックビジネスが地域に受け入れられる 素地ができあがりつつある、ということです。 今回は、残念ながらセミナーに参加できなかった皆様向 けにも、そのエッセンスをお伝えできればと思います。 ※ パブリックビジネス これまでは、行政が担当してきたがなんらかの理由で民 間が代行することになる事業群を指す。 ■ いま、なぜパブリックビジネス? パブリック・ビジネスと聞くと皆さんは何を思い浮かべ るでしょうか?指定管理者制度、PFI、それとも市場 化テスト?いえいえ、それだけではありません。例えば 食品リサイクルやバイオディーゼル事業など地域によっ ては行政が関わってくるパートが多ければそれはそれで パブリックビジネスとなるのです。 パブリックビジネスとしての民間への移行が行われる理 由は主に以下の三つにあることは以前、行脚No.63 でご説明したとおりです。 1:財源負担の軽減 2:民間手法導入によるサービス向上 3:根本的な官⇒民への動き しかし、実際にどの程度のニーズがどの程度あるかは、 市場調査をしてみないとわかりません。 ■ どこにパブリックビジネスのニーズがあるのか? 第二にご説明したのは、そのニーズを知るためには、マ クロに市場を捉える必要があります、ということです。 例えば、今回のセミナーでは給食センターPFIをご紹 介するパブリックビジネスの一つとしてご紹介しました が、その理由は 1:厚生省の衛生基準の厳格化によりあたらしい方式の 給食サービスが求められている【政治的理由】 2:地方では特に少子高齢化がすすみコスト削減を達成 できるセンター方式がすすむ【社会的理由】 3:センター方式ではない自校方式が14000存在す る小規模センター(2000食以下)が2000存 在する【経済的理由】 4:新しい衛生基準を達成する方式HACCPが比較的 安価で浸透できるようになっている【技術的理由】 という4点に有りました。これだけのデータが出揃えば この給食センターPFIの市場がどれほどの可能性があ るかを実際の数字で算出することができます。 今回、ご紹介した8事業の全てに可能性を感じていただ けたのも、こういったPEST(政治的、経済的、社会 的、技術的分析)の側面からの裏づけがあったからでは ないかと感じております。 ■ 参入方法の”型”をつかむ!! とはいえ、ニーズを掴んでも、その市場への参入方法が 分からなければ、なかなか参入することはできません。 そこで重要になるのが、今回セミナーでご紹介した「民 間発案PFI」のような法律的にも認められる、新規参 入の型を理解し、実践することです。 この型をうまく使うことでこれまで「受け」一辺倒だっ た受注スタイルを、明確に「攻め」に変えることが可能 になります。 具体的には、「型」に則ることで、行政にたいして民間 から提案を行い、検討してもらえるようになるのです。 これは、そのほかの全ての8事業においても重要であり それぞれの事業に、それぞれの特徴的な参入方法をご提 案できたからこそ、今回のセミナーの満足度は高かった のでしょう。 ■ 最後にポイントをつかむ!! 最後に重要なことは、それぞれの事業のポイントをつか むことです。例えば8事業の1つである、火葬場PFI では、寡占状態にある火葬炉メーカーをいちはやくコン ソーシアムに受け入れることがポイントになります。こ のような、事業特性を明確につかむことが事業の成否を 左右します。 ■ これからが”旬”のパブリックビジネスへの道 以上のほかにも色々なポイントがあります。今ならば、 特別ビデオの販売もありますので、このメールにご返信 くだされば、応じることが可能です。パブリックビジネ ス、それはまだまだライフサイクルでいえば導入期のビ ジネス。これから参入を果たす皆様は、是非以上のポイ ントをつかんで、チャレンジしてください。地域の発展 はこういった試みの一つ一つからスタートします。 ————————————————— ○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ) 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設する。 これまでに、多くの地域を行脚し、地域活性化の核をさが し続け、多くの地域の活性化に携わっている。 現在は、特にPFIのアドバイザリー業務によって、地元 の、地元による、地元のための公共事業として、地域完結 型のPFIを提唱し、コンサルティング業務として進めて いる。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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