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───全国のまちおこしを応援する注目メルマガ!──── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第208号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司 E-mail:info@machiokoshi.net ────────────────── 1,924部発行─── ●○●○「週間まちおこしHP」○●○● http://www.machiokoshi.net/ これまでのメルマガ情報に加え地域ブランド創造チームの 情報が大幅にプラスされました。 ★1.百行脚レポート ⇒ メルマガだけではお伝えでき ない情報が満載。隠れた成功事例も多数レポートします! ★2.190号を超えるメルマガ・バックナンバーあり! ◆http://www.machiokoshi.net/◆ ***************************************************** 今週のコンテンツ ■ 今週のまちおこし─『 コンサルタントの独り言 』 ■ 地域再生行脚100 -No.57- ~相乗効果を呼ぶ一番~ 神奈川県 横須賀 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ コンサルタントの独り言 こんにちは、小林です。ちょっと日記のような内容に なりました。このパターンにしたことはないのですが、 視点を変えてみるのもいいかと、そのまま書きました。 先日、ある町の議員たちに呼ばれました。それも突然。 理由は、観光拠点リニューアルに関する報告書の「売上 予測」について、色々と質問をしたいということでした。 会議の場は、「来年度予算特別委員会」。10人以上の 議員さんたちに取り囲まれ、そこでの第一声を要約する と「これだけの売上予測は本当に大丈夫なのか?」とい うことでした。 この質問は現場につくまでに予想していたものでした が、さて何と答えようかと迷っていました。売上予測は 当然自信をもっているので問題ないのですが、それより も「本当に大丈夫?」という客観的意見が、地域内部か ら出てくること自体が懸念材料だったからです。まちお こしは地域住民が一丸となって前向きに進む必要があり ますが、そういった中で「売上は本当に上がるの?」と いうご意見は、本人がその気ではなくとも周囲の気勢を そぐことにも繋がりかねません。ある意味とても危険な 発言ともいえます。 まずは質問の真意を確かめるよう努めました。色々と 質問や答えのやりとりの後、それが単に不安の一念から 出てきたことが判明したので、その後は何故この売上予 測となったのか、しかもどうやったらそれが可能となる のか、などを理解してもらえるように努力しました。す ると、最初は怖い顔(私が勝手に感じただけかも)の議 員の皆さんの顔に徐々に笑顔が見え始め、最後は「よし、 やるか」といった雰囲気に一変しました。 翌日、東京に戻っていましたが、一本の電話が入りま した。まちの役場からでした。「昨日の件、いま議会で 承認されました。これから施設の一大リニューアルが動 き出します。今後ともお願いします」ということでした。 電話の声に先方の気合が感じられ、それとともに自分に も気合が入りました。 手前の話しになりますが、仕事で様々なシーンに出く わしてきました。その中で自身の仕事の役割を再認識し、 かつ身が引き締まる想いになるのは、いつもこういった シーンです。企業やまちが大転換する、まさにその「ス タート」の部分。この部分に立会い、意見し、ご支援し ていく。自分に課せられた重みを感じます。地域の皆さ まの決意に応えるためにも、今後のより深く、強いご支 援をしていきたいと思いました(小林 祐司)。 ————————————————- ○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン ボ!」 ★観光地域のリニューアルが止まりません。既にゴール デンウィークが仕事で埋まった今日この頃(^^)。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 地域再生行脚100 -No.57- ~相乗効果を呼ぶ一番~ 神奈川県 横須賀 まちおこしの要素はどこにでも存在する。これは、私 がまちおこしにかかわり始めてから、本当にどの地域 でも繰り返して言っていることですが、どうせならば 効果の高い方がいいですよね。それでは、どうすれば 「小さな資源で高い効果をつくりだせるのか?」 今回はこの点に焦点をあて、まちおこしを考えましょ う。 ■ まちおこしのコツは独自固有の長所 まちおこし、といってもやはり重要なことは、他の地 域と競争して勝つ事です。それは、相手が都会であっ ても田舎であっても同じです!!しかし、本当に勝ち 続けるためにはどうすれば良いのか?そのためには、 「競争しないこと」 が重要です。こういってしまうと、矛盾に感じる方も 多いのですが、簡単に言えば、相手の持っていない独 自固有の地域の長所で魅力をアピールする、というお 話です。 さらに、まちおこしの場合は、大きく分けて、町の魅 力は、、、、 1.人文系 2.自然系 3.産業系 に分かれるので、これらが重なり、相乗効果を発揮で きるような長所を見つけることが重要になります。 ■ 横須賀の独自性”海軍”のイロハ 例えば、今回の行脚先である。横須賀の場合、その魅力 は、海軍の場所、という独自固有の歴史的な集積にあり ます。 まちに入ると、今でも海軍の史跡が多く残り、独特の情 緒をかもし出しています。その中で特に目を引くのが日 露戦争の天王山、日本海海戦で活躍した戦艦三笠でしょ う。軍事関係の展示物もさることながら、この戦艦の日 露戦争関連資料は、他の地域と比較にならず、まさに海 軍関連では日本で一、二を争う出来になっているといえ ます(おそらく競合は呉などごく一部の離れた地域)。 またさらにすごいのは、これらの文化が「海軍カレー」 などの産業面にも波及していることです。 独自固有の長所をここまで進展させることができるなら ば、これからももっとまちおこしの幅は広がりをもって いくことでしょう。 ↓↓↓↓↓視察当日の様子はこちら!!↓↓↓↓ http://www.machiokoshi.net/100angya/angya037.html ■ さあ、長所をみつけよう さて、話を戻しましょう。みなさんの地域。みなさんが 日頃「いや、なにもないから~」という地域には何が ありますか。きっとそこには、3カテゴリーの中に当て はまる独自固有の長所があるはずです。 もう一度、長所を見つけ出し、それらを進展させるべく 戦略を練るのもまちおこしへの大きな一歩になるのでは ないでしょうか。(杤尾圭亮) ————————————————— ○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ) 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設する。 これまでに、多くの地域を行脚し、地域活性化の核をさが し続け、多くの地域の活性化に携わっている。 現在は、特にPFIのアドバイザリー業務によって、地元 の、地元による、地元のための公共事業として、地域完結 型のPFIを提唱し、コンサルティング業務として進めて いる。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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