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───全国のまちおこしを応援する注目メルマガ!──── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第198号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司 E-mail:info@machiokoshi.net ────────────────── 1,893部発行─── ●○●○「週間まちおこしHP」○●○● http://www.machiokoshi.net/ これまでのメルマガ情報に加え地域ブランド創造チームの 情報が大幅にプラスされました。 ★1.百行脚レポート ⇒ メルマガだけではお伝えでき ない情報が満載。隠れた成功事例も多数レポートします! ★2.190号を超えるメルマガ・バックナンバーあり! ◆http://www.machiokoshi.net/◆ ***************************************************** 今週のコンテンツ ■ 今週のまちおこし─『 連動させる 』 ■ 地域再生行脚100 −No.48− ~鹿児島のとあるタクシー運転手~ ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 連動させる こんにちは、小林です。東名高速を関東にむかう際に かならず気にしてしまうもの。そう、富士山。先日お伺 いした静岡県の富士川町は、どこからでも富士山が圧倒 的なまでに間近に見えるまちです。 地元の方によると「うちの町は一番富士山がきれいに 見える場所」というだけに、富士山が住民たちの精神的 な柱になっているが良く感じられます。そんな富士川町 を通る東名高速上に「富士川サービスエリア」なるもの があります。 ここは単なるサービスエリアではなく、高速道路の外 側からも入れるとともに、地元のイベントや学習体験な ど様々なことで地元住民に寄与する形で作られていまし た。それ自体もまちおこしの要素をたくさん持っている のですが、おもしろいと思ったのはエリア内のほとんど を「富士山」に連動させていたことでした。 サービスエリアならば当然お土産やレストランがあり ますが、単に地元の名物を売るのではなく、「富士山の ふもと町の名物」という売り方や、レストランなどは普 通よりも格段に大きい窓を設置し、どの席からも大きな 富士を満喫できるようにするなど、どんな場面にも富士 山をコンセプトにしていることがわかります。トイレの 大便器からも富士を臨む窓があるほどです。驚いたのは 普通、建物の入口付近に出店することがほとんどのマク ドナルドすら、施設の奥に店を構えていたことです。ど うやら「入口付近は富士山が見えない」といって当初の 店舗戦略を変更したということでした。 富士山のイメージにこだわった展開は、実は非常に上 手なやり方です。何故なら日本人に限らず日本一高い富 士山は、誰もが知ってて、しかもわかりやすい存在。あ まりにも有名な存在と連動した施設作りをハード・ソフ トの両面で行なえば、訪れた方は「あの富士山のところ」 と、町や施設を深く記憶してくれます。記憶は固定客化 を促進するとともに、クチコミを呼び、新たな訪問客を 呼び寄せることにも繋がります。 富士川サービスエリアで商業施設「富士川楽座」を運 営する富士川まちづくり株式会社の方々や、地元の商工 会や農協の方に伺ったお話では、「不景気の頃も含めて お客さまは増え続けている」ということでしたが、その 理由は「富士山」を誇りし、「富士山」にこだわったま ちおこしがひとつ大きな理由だと感じました。皆さまの まちも富士山ほどでなくとも、一番でかつ、認知度の高 いものを見つけ出して、上手に活用してはどうでしょう か。一番のものに引っ張られるように、まち全体が活性 化していくことにつながります。(小林 祐司) ————————————————- ○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して いる。「農」を通したまちおこしの研究も進めている。 ★富士山が見えるトイレの窓。女性トイレにもつくったの ですが、さすがに「外から見られてしまう」と不評だった とのこと。女性の方は今は隠しているそうです。(> <) ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 地域再生行脚100 −No.48− ~鹿児島のとあるタクシー運転手~ 「東京での経験話が客を呼ぶ」 こんにちは、古川です。今日は、鹿児島で出会ったとある タクシー運転手さんとのお話をお伝えしたいと思います。 先日のことです。それは、朝焼けの鹿児島県某市でした。 ホテルから空港までのタクシーで運転手と気が合い、色々 な話を聞きました。タクシー。やはり高いお金を払うので あれば、タクシーの運転手と話さなければ損だと思います。 情報はたくさん持っているのですから、いろんなご当地の ことを知ることができます。 非常に楽しいものです。今回は、運転手のほうからお声を かけていただきました。 「今日はあったかいけど、雨はまだやみませんねぇ。」 天気から入る挨拶は意外と嬉しかったりします。ここでの 反応で運転手も話しを辞めるか続けるかの選別をするので しょうか。 私はおかまいなくドンドンといろいろな話を聞きました。 そして、話しをしました。鹿児島のこと、政治のこと、経 済のこと、たった20分。空港に着くころには私は「タク シー業界の中身」がちょこっと分かるまでにいたりました。 ちょっとその会話を思い起こしてみましょう。 (略) 「いや~、10年東京で運転してて、4年前に東京から 還ってきたんです。」 「そうですか、単身赴任だったんですか?」 「そう、家族のこともあってね、娘には『お父さんは東京 でいい思いしてきたんだから、もう帰ってきなさい』って」 「あはは、娘さんのためにがんばってたのにねぇ笑」 「そうですよ笑。」 「いい思いって、東京って若い人にはそう写るんですね」 「えぇ。確かにいい思いというか、私もそうでしょう。 稼ぎましたよ。」 「そうですか」 「はい、東京でやってきたこと、自信ありますよ。 成績もよかったです。」 「自信・・・ですか。失礼ですけど、営業職ならわかり ますが、がんばれば儲かるものなんですか?」 「そうです。例えばね・・・・」 この話が眼からうろこ、トリビア、プロ意識の強さを学 びました。タクシーにあまり乗らぬ私は、その運転手の 色々な手法に感動したのです。いくつか紹介しましょう。 1)終電の時間では「終点」まで行かない手前の駅へと 並ぶ (例:京王多摩センター、中野、町田) 2)交通空路の大事故があったら、交通機関が止まった り緊急で出かけるので。報道メディア会社(テレビ ・ラジオ局)や国交省をうろつく 3)大安の日は結婚式が多いので椿山荘などホテル周辺 を廻る 4)高校サッカーの日は国立競技場辺りを走る などなど 「へぇ、そうなんですか。さすがですね。」 「えぇ、私は事業所500人の中で50人以内の成績でした」 「すごいです」 「ですから、情報収集に余念はなかったですよ。懐かし いです。いまでも、その東京の仲間と仲良くしてます。」 「で、そのノウハウ鹿児島でいきてますか?」 「いや~、お客さん! それが、全然ですよ笑。 人がいないもの鹿児島。稼ぎも2分の1になったかなぁ。 またお客さんのとり方は違うよ。」 「えぇ!そうですかぁ。」 ちなみに成績が1位の人はどんな運転手ですか?と尋ねた ところ、四六時中走り回って「パン」と「牛乳」しか食べ ていないような運転手だそうです。月の売上が100~120万 円となるそうです。 さて、東京に出稼ぎに来る単身赴任のタクシー運転手は多 いそうです。もっとも多いのは沖縄県の運転手だといいま す。家族に仕送りをする運転手。タクシー業界は儲からな くなっているとは言われるものの、東京は魅力的な稼ぎ場 所だということには変わりないそうです。 色々な情報収集によって成績を上げていたとおっしゃって いましたが、それだけでなく、この運転手の人柄の良さも 成績の理由ではなかろうかと思います。ある種リピート客 も多かったのでしょう。今後、鹿児島では人口が東京ほど 多くなく、タクシーに乗るお客様が少ないので、固定客化 というのが重要になるのでしょう。 娘さんと奥様とその家族が浮かぶ。鹿児島でまた「ひと」 に出会えました。東京での経験、その御話が今度また乗客 にうけて、鹿児島での人気タクシー運転手になっているこ とでしょう。すでに東京での経験話がお客さんの固定化に 一躍買ったということは、この私が独りいるということで 証明になりましょう。いい人、優しい人、頼もしい人、こ れが大切ですね。(古川大輔) --------------------------------------------------- ○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ) 経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。今年度か ら大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化 チームを創設。 現在「名もなき市町村のブランド化戦略」に挑戦してお り、常に「持続可能」と「利潤追求」の2つのテーマを 追求している。特に、林業・山村の活性化と、国内の材 木需要の掘り起こしに全国を奔走している。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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