第178号 目立ってナンボ~その2~

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  第178号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 1,982部発行───
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        今週のコンテンツ
■今週のまちおこし─『 目立ってナンボ~その2~ 』
■地域再生行脚100 -No.28
               ~福島県川俣町~
■船井総研からのお知らせ
───◆◆大好評!関東圏の「農園」取材先募集!◆◆  
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■ 目立ってナンボ ~その2~
 こんにちは、小林です。以前このメルマガで大阪の看
板広告の話題に触れ、「目立ってナンボ」というタイト
ルで執筆したことがありました。
 ◆メルマガ第9号「目立ってナンボ!道頓堀の看板」
⇒ http://www.funaisoken.co.jp/magazine/magazine_4/MG122/NM305.html
主旨は少し違うのですが、今週も同じタイトルで話を進
めたいと思います。
 地域にたくさんの客を呼ぶには、「まず目立つこと」
が重要ですが、目立つ方法のひとつに、「中心人物が広
告塔となり、メディアや雑誌、消費者の注目を集める」
というのがあります。話題が話題を呼び、「最近テレビ
でよく見るあの人って何?」とまで言われるようになれ
ばシメたもの。クチコミ現象が走り出し、知名度や集客
力がグングン高まることになります。
 この戦略、最近ある方がわかりやすく実践なさってい
ます。まずプロ野球球団買収の話に名乗りをあげて世の
注目を浴び、次に巨大メディアの買収話で、もはや「知
らない人は日本にはいない」という存在にまでなりまし
た。お分かりでしょうが、ホリエモンの名前でも親しま
れるようになり、知名度を上げている「ライブドア」の
堀江社長です。この1年間、堀江社長はとにかく「目立
ち」ました。球団買収やメディア買収の結果はどうあれ
今では日本人の多くが、彼が何の社長かは知らなくとも
顔と名前は間違いなく知っているという状況が生まれま
した。ついでに言うと彼の会社が運営するインターネッ
トのポータルサイトは、アクセス数がその都度跳ね上が
り、知名度や利用率は大きく高まりました。
 まちおこしでもこれと似たような状況があります。か
つてワードカップで「カメルーン」チームのキャンプ地
となった中津江村は、選手が約束の日程より大幅に遅れ
て到着したことをメディアに大きく取り上げられ、いつ
しか日本中に知られる村になりました。意図したことで
はなかったにしろ、結果として知名度を跳ね上げること
になりました。
 全国のまちには、地域それぞれにそれぞれの良さがあ
り、知名度は低くともお客さまに十分満足を与えられる
レベルの所がたくさんあります。訪れる方々に一定の満
足を提供できるなら、あとは知名度をどう高めるか、ど
う目立つかが課題になることが結構あるのです。
 堀江社長は、今度は衆議院選挙に名乗りをあげ、それ
も小泉首相の手法に異を唱える大物政治家の選挙区から
立候補することで、またまた「目立ちまくる」ことにな
るはずです。まちおこしも、「ワールドカップ」、「世
界遺産」、「大型選挙」、「名物町長や名物村長」など
世の出来事を見渡せしてみると有名になるチャンスは実
はあるのではないかと感じます。課題となる「いかに目
立つか」について気にかけてみると、知名度アップの風
はすぐ近くにあるかもしれません。(小林 祐司)
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。現在は「農」を通したまちおこしの研究も進めて
いる。
 
★久々に帰りの最終新幹線に乗り遅れました。でも隣り
に有名なタレントさんが座り、変わった会話ができまし
た。少し得した気分です(^^)v
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■ 地域再生行脚100 -No.28
             ~福島県川俣町~
こんにちは、古川です。行脚28は福島県川俣町です。     
福島県川俣町。おそらく私はある「出会い」がなければ
この町も一生「名もなき市町村」のひとつとして永遠に
頭の中の日本地図に存在しなかったと思います。
学生を農山村地域に派遣する「若者地方支援インターン
事業」。その取り組みの先進的地域であるこの川俣町に
は、元気で面白い人がたくさんいます。私も親しくさせ
ていただいているんですが、そのうちの一人である役場
職員の「Hさん」は祭りの最中、あちこちから「Hさ~
ん」と地元住民に声をかけられ、インターンで来た町外
の学生からも慕われる人気者です。
祭り・・・
土曜日は川俣シャモ祭り。これを期に伺いました。町が
主催となっておこなわれる地鶏「川俣シャモ」のイベン
トです。歯ごたえ格段で美味しい炭火で焼く焼き鳥、地
鶏スープで作るコラーゲンたっぷりのおいしいラーメン、
カリっと仕上がった手羽先、有名料理家の作るシャモの
親子丼、ヒヤっと冷たい茶碗蒸し。食べ物だけでなく、
子どもたちによるシャモレース、音楽イベントなどなど
大盛況でした。
会場のやや端っこでは、生まれたばかりのシャモから親
鳥までのプチ動物園がありました。そこには地元農家が
「川俣シャモはな、これとこれの掛け合いでできたもの
でな・・・」と詳しく説明していただきました。方や、
すぐソバでは丸焼き3500円!とあり、炭焼きで丸焼
きがしてありましたが「食の現場感」を感じるにはなか
なか素晴らしい地域イベントでした。
夕方からはある花卉農家さんのところを尋ねました。こ
のたび都会が大好きで田舎とは縁のなさそうな友達と二
人で足を運んだのですが、その友達が「こんなライフス
タイルうらやましい!」と本心で関心を持ってしまいま
した。誘ってみるものです。役場職員のHさんは「やっ
た、これで川俣のファンがまた増えましたね」と笑顔が
また素敵です。農家との出会いも「うちの花がね、椿山
荘に出てるんだ」といえば、この農村風景からあの東京
の一流ホテルを想起し、福島川俣への愛着も沸くもので
しょう。
地域づくりに関するパワー、パッション、ポテンシャル
全てが圧倒的であり、また都会の人を惹き込む魅力、施
策がある川俣町。語りつくせぬこの面白さはこのあたり
にしておきます。
地域づくりインターン、学生が来ること、若者が来るこ
と、そこから始まったように思います。農村のまちおこ
し。「食」「人」「景色」のよさ。それに対して①自信
を持って②都会の若者を呼び込み③伝える、ことから始
める。すると思わぬ出会いが広がり価値観を共有できる
のでしょう。すべては「地域づくりインターン」から始
まったといっても過言ではないでしょう。都会に住まう
ひとが「知らぬ価値を伝える」「知らぬ技術を伝える」
「知らぬ現場を伝える」 総じて、このライフスタイル
を伝える。確かに、福島では、会津や猪苗代が知名度が
ありますが、私が福島に旅をするには必ず川俣町を訪ね
ることになることでしょう。(古川大輔)
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○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)
経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。今年度か
ら大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化
チームを創設。
現在「名もなき市町村のブランド化戦略」に挑戦してお
り、常に「持続可能」と「利潤追求」の2つのテーマを
追求している。
特に、林業・山村の活性化と、国内の材木需要の掘り起
こしに全国を奔走している。
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■ 船井総研からのお知らせ
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「うちの農園を自慢したい!、紹介したい!」という方が
いらっしゃいましたら、下記までお気軽にご連絡ください。
 船井総研スタッフがご訪問させていただきます。もっと
参加者を増やしたい、事業性を高めたい、満足度を高めた
い、などなど自慢話・紹介話以外の話題も含めて、色々と
お聞かせください。
・お問い合わせはお気軽に ⇒ TEL:03-6212-2930
  ⇒ e-mail:info@machiokoshi.net
  まちおこし編集長(小林)までどうぞ。
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