第166号 広告宣伝費

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   第166号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2932 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
──────────────────── 1,918部発行───
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        <<<今週のコンテンツ>>>
■今週のまちおこし── 『 広告宣伝費 』
■通算150号達成記念!新連載「地域再生行脚100」
     -No.17 ~まちづくり 新しい展開~
                   『高知県 西土佐村』
■船井総研からのお知らせ
──────◆◆まちおこしセミナーの決定版 ついに登場
    『観光商業クリニック in 九州』(7月1日、2日)◆◆
──────◆◆大好評!「農園」取材先募集◆◆  
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 ■ 広告宣伝費
 こんにちは、小林です。地域活性化をすすめるとき、対外的
に広告宣伝を打とうという話にもなると思いますが、この広告
宣伝費用って一体どれくらいが妥当なのでしょうか。
 一般に、必要な広告宣伝費はその地域(または商業施設)の
売上によって変わります。対象となる商圏エリアや人口、観光
客などの市場環境から売上がある程度決まることからわかるよ
うに、広告宣伝の値も市場規模により変わってきます。日本全
国を対象商圏とするディズニーランドは、対象人口規模は国内
だけで1億2700万人になり、当然全国に膨大な広告宣伝費
を費やさねばなりませんが、自治体内や地域密着型の商圏だと
おのずと費用も小額に抑えられます。つまり、広告宣伝は市場
規模と売上に沿った、身の丈にあった規模で行なう必要があり
多すぎても少なすぎても相応の効果は得られません。
 以前、ある自治体で温泉を起爆剤にまちを活性化しようと頑
張る地域があったのですが、その際に営業データを見させても
らい、ビックリすることがありました。
年間売上約4億円に対して、広告宣伝費は250万円程度。実
はこの値は「あまりに小さい」ということになるのです。少し
具体的に述べると、温泉による地域活性化を考えていて、温泉
施設がうまく運営されるためには売上に対して3%程度の広告
宣伝費(販促費含む)が必要です。となると250万円という
額は、売上に対して「0.6%」であり、とても小さな値なこ
とがわかります。結果としてチラシを巻き続けても絶対量が足
りないために「焼け石に水」の状態が続き、お金を無駄に投資
しているといった事態が発生していました。
 このように少なすぎる広告宣伝費では地域の価値が外部に伝
わらずに、効果がでにくいばかりか、せっかくの地域の魅力が
「宝のもちぐされ」で終わりかねません。また多すぎる場合は
思ったような費用対効果がでないと同時に、実力以上の情報を
流すことにもつながり、誇大広告のためにせっかく訪れた観光
客が実物を見てガッカリするケースも出てきてしまいます。
 皆さんのまちはどのくらいの規模で広告宣伝をしていますか
?最近公共の施設や地方自治体は、財政悪化の傾向から宣伝コ
ストを削減する傾向が多くみられます。多すぎる宣伝費はいけ
ませんが、最低限の額は確保しないと逆に少ない費用から搾り
出した広告宣伝費がほとんど効果のないものになりかねないと
思います。                 (小林 祐司)
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワードに
業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコンサルティ
ングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走している。現在は
「農」を通したまちおこしの研究も進めている。
 
 徹夜明けの窓から誰もが知ってる日本一の山が見えました。
でも二番目に高い山って知ってます?私は最近まで知りませ
んでしたが北岳(3192m)だそうです。
    知名度の面でもやっぱ一番って大事ですなq(^^)。
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 ■ 地域再生行脚100 -No.17
    ~まちづくり 新しい展開~『高知県 西土佐村』
 こんにちは、地域ブランド創造チームの杤尾です。本日の地
域再生行脚17では、高知県、現在の四万十市、西土佐村から
お伝えします。西土佐村と言えば四万十川の中流域、美しい自
然、そして人々で有名です。実際、私が訪れた際も5月下旬に
もかかわらずすでに十数羽の蛍が飛び交っっており、「最後の
清流」といわれる所以を実感することができました。
↓↓↓↓行脚当時の様子はHPを参照して下さい!!↓↓↓↓
⇒ http://www.machiokoshi.net/100angya/angya015.html
今回は、その西土佐村でのまちおこしをお伝えします。
        素材はズバリ 『栗』!
既に、先日6月6日の日経新聞でも取り上げられておりました
が、この試みは、西土佐村の栗をお菓子メーカーに買っていた
だくことで、お金の流れを作り西土佐村を潤すものです。
では、なぜこの試みがはじまったのでしょうか。
その答えは、やはり『四万十川』にあります。
ご存知の方も多いかと思いますが、最後の清流の呼ばれる四万
十川も徐々に汚染される傾向にあるといいます。既に川に生息
する生物の数は目に見えて減少しているという調査結果もでて
おります。
その原因はなにか。たくさんの要因が考えられますが、現在そ
の中で注目されているのが、「手入れがされなくなった山」と
言われます。
つまり、長い間、四万十川流域の山に人が入らなくなり、里山
と呼ばれる山が荒れるに任され、土砂などが多く川に流出し、
川の環境を変えてしまっているのです。「栗を使う」という発
想はお金を得ることももちろんですが、ひいては西土佐村の大
切な資源である自然を守るために、山に入ろう、山を守ろう、
という試みとも通じているわけですね。
川のゴミ拾いもいいです。しかしそれは所詮、対処療法。根本
的に問題を解決するためには、仕組みを作って問題の原因その
ものを解決する必要があります。西土佐村の事例は、対処療法
に終始するまちおこしのある種「モデル」を示している気がい
たします。
                    (文責:杤尾圭亮)
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○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ)
 船井総研入社後、地域ブランド創造チームに志願し、創設に
情熱を注ぐ。現在は、地域再生行脚100を実践し、成功事例
を求めて全国を渡り歩く武者修行中。その成功ノウハウの定着
・浸透の手法には定評がある。
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■ 船井総研からのお知らせ
  まちおこしセミナーの決定版 ついに登場
    『観光商業クリニック in 九州』(7月1日、2日)
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国内の観光地はもちろん、国外さえもライバルとなる観光産業、
今後多くの人を呼び込むために必要なこと、それはどこにもない
そこだけのホンモノを作り出すことです。今回九州でのバスクリ
ニックでは、2日間にわたり集中的に成功事例をまわり、佐藤芳
直がそのノウハウをじっくり解説いたします。
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自慢話・紹介話以外の話も含めて、色々とお聞かせください。
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  まちおこし編集長(小林)までどうぞ。
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