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────── 読者数日本一のまちおこしメルマガ ────── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第165号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-6212-2932 小林 祐司 E-mail:info@machiokoshi.net ──────────────────── 1,916部発行─── *********************≪ 大 好 評 ≫******************* ●○●○ついに「週間まちおこしHP」リニューアル!○●○● ≪≪≪≪≪≪ http://www.machiokoshi.net/ ≫≫≫≫≫≫ 「週刊まちおこしHP」を大幅にリニューアル致しました。こ れまでのメルマガ情報に加え地域ブランド創造チームの情報が大 幅にプラスされます。 ★1.百行脚レポート ⇒ メルマガだけではお伝えできない情 報が満載です。隠れた成功事例も多数レポートします!! ★2.メルマガ・バックナンバー ⇒ 150号を超えるバック ナンバー全てを閲覧していただけます。 ≪≪≪≪≪≪ http://www.machiokoshi.net/ ≫≫≫≫≫≫ *********************************************************** <<<今週のコンテンツ>>> ■今週のまちおこし── 『 イベントの後 』 ■通算150号達成記念!新連載「地域再生行脚100」 -No.16 ~見せるべき先進農山村の姿~ 『和束町』 ■船井総研からのお知らせ ──────◆◆大好評!「農園」取材先募集◆◆ ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ イベントの後 こんにちは、小林です。事務所が東京駅近辺に引っ越したこ とで、駅構内で全国の地域イベントを見かけることが増えまし た。多くの人が行き交う東京駅だけに、会場は盛況感にあふれ ているのですが、見ていて気になることもあります。観光地な ら地域の名所や旅館のパンフレットが並べられるのは当然です が、それ以外にはあまり営業ツールなどは見られず、単に地域 の紹介に終始している感があるのです。「観光客が訪れた後の 施策はどこまで考えられているんだろう?」というのが場内を 歩いた時の感想です。 一般に観光入込み客数を伸ばしていくには、1.新規客の呼 び込み ⇒ 2.呼込みによる経済効果の最大化 ⇒ 3.観 光客のリピーター化という考え方が必要になります。まちおこ しでは「起爆剤」としての位置づけであるイベントや催事は、 確かに重要なのは言うまでもありませんが、これらはまちおこ しの一連の流れにおける最初の部分にしか過ぎず、実はその後 の部分をキッチリと練っておかないと、効果は一時的なものに なりかねません。また同じ内容のイベントを行わねばいけない といったことの繰り返しになる恐れもあります。 そう考えるとイベントで興味を持ってくれたお客さまが実際 に現地を訪れた際、ただ訪れてもらうだけでなく、特産品やお 土産をしっかりと購入してもらい、最後に「また来ようね」と 言ってもらうことが重要になるわけですが、実際にはどのよう な視点が必要なのでしょうか。 以下に最も基本的な考え方あげてみますと、 ●新規客の呼び込み ⇒独自固有の要素を持つ:どんなに小さくてもよいので、「日 本一」や「日本初」の要素を創りあげる。こうすることで、ア ピールが容易になるとともにクチコミも発生する。 ●訪れた方による経済効果の最大化 ⇒既存観光資源の価値を最大限に訴求する:まちの長所と言え るものをピックアップし、長所足りえる理由を徹底的に抽出・ 追求することで、観光客に「ちょっと高いけど記念に買って帰 ろう」といった気持ちを抱いてもらう ●リピーター化 ⇒関係を保つ:(例)新規に訪れた方に対して、まちの瓦版や お便りを定期的に発送し、観光後もまちの事を定期的に思い出 してもらう。これにより再訪問してもらえる可能性が高まる。 まちおこしも最大限の効果をあげるには、ある行動は長い戦 略の中の一部分である、という経営的な視点が必ず必要であり、 上に挙げた一連の流れを意識するのとしないのでは、結果はお のずと違ったものになることはご理解いただけると思います。 こういった点を考慮しながら、もう一度戦略的にまちおこしを 見つめ直してみると、ひょっとしたら今考えていた施策の前後 にやらねばならないことが出てくるかもしれません。 (小林 祐司) ひとこと:北海道のまちおこし業務が始まります。前回契約時 は3mの積雪だったけど、今度はあったかいはず…q(^^) ——————————————————– ○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワードに 業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコンサルティ ングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走している。現在は 「農」を通したまちおこしの研究も進めている。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 地域再生行脚100 -No.16 ~見せるべき先進農山村の姿~『和束町』 こんにちは。古川です。行脚16は、5月24日に開かれま したJIフォーラムでのお話です。このフォーラムの内容は、 HPから引用しますと「全国各地の変革者や研究者、政治家な どの多様なスピーカーを招き、それぞれが持つイニシアティブ (=「本気」の力)を結び日本を変える力を育む場として、毎 月様々なテーマで企画しています。一人でも多くの方が、この フォーラムを活用し、世の中を変えていく議論と情報交換の場 となることを期待します。」というものです。 名もなき素人の人物がこういったオピニオンリーダーに出会え るというのは至極素晴らしくありがたい機会と思います。 今回の参加者(銀座ソニービルにて) ★ コーディネーター :塚原政彦 (常磐大学院助教授) ★ パネリスト :谷口尚 (岐阜県白川村長) 中島三夫 (京都府美山町長) 長正増夫 (福島県飯館村助役) 堀忠雄 (京都府和束町長) 望月照彦 (多摩大学教授) さて、最近ふと農村地域のフォーラムにひとつの疑問を持つよ うになっています。 それは、どうも「田舎のよさを強調」するあまりに、やや偏っ ている印象が否めないということです。確かに「規模の経済」 「拝金主義」「東京一極集中」は批判の対象でありましょうが 揶揄の対象とはなりえないとは思います。 また、確かに「自然は素晴らしい」「持続可能な生活」「人的 暖かさ」「農のよさ」「山村文化」のよさなどはよくわかりま す。しかし、それでも多く日本人が都市を好んで暮らす理由に 目を向ける必要もあると思うのです。 もちろんフォーラム全体がそのような雰囲気であったわけでは ありませんが、そのような空気がやや感じられる一幕もありま した。一般に 東京:(カネあり 自然なし) 田舎:(カネなし 自然あり) ですが、 (東京・田舎)×(カネありなし)×(自然ありなし) 2×2×2 =8 要するにすべての事象をしっかりと考えて、事象すべての現象 があることをしり、そして、それに対して、嘘つかずに負の部 分もしっかりと説明しえているかどうかということが大切だと 思えるのです。その点、私は正直にを話してくれた今回の町長 たちの話に多くの共感を得ました。 ●負の部分を伝える 『Iターンも増えています。してくれてもいいが「職」がないと やはり苦しいですよ。土地は提供できますが、ローン可能なの か現金があるのか。そういうのが大事です。農林業だけでは残 念ながら今は食べられません。なんとか専業でも食えるよう支 援できるように、こちらもがんばっています。』と農村の負の 部分も伝えてくれました。 ●若い女性にうけないとダメ! そして、私がもっとも親近感が沸いた町長は束町長でした。理 由は、都市的要素を町づくりに取り入れているという姿勢です。 和束町はお茶の町でして、お茶の文化、景観が素晴らしいとこ ろです。フランスにお茶を輸出するなど和束茶のブランド化に いっそうの拍車がかかっている時期です。また、フランス料理 と「和束町の茶(宇治茶の半分を生産)」の融合したコース料 理が味わえるレストランでできたそうです。京都駅近くのホテ ルにあるから是非足を運んでほしいと営業もされていました。 そして、最後に「若い女性にうけない町村は、廃れますから!」 といい、女子大学との交流(農村体験)や、都会的センスを導 入しているのです。 農村の自然的よさの訴求のみで「住みたい!」「行きたい!」と いうのでなく「イヤなところもあり」しかし、「夢があり」「セ ンスがあるよ!」というのも、農村にいってみよう、暮らしてみ ようと思うための大切な要素となるのでしょう。 極度の過疎状態で、何をしたらいいかわからない市町村から、白 川、美山、飯館、和束は次元が確かに違うようにも思えました。 もう田舎の景観や文化のよさを伝えるだけのフェーズから、新た な戦略、展望を見せる時になっているように思います。 (古川大輔) JIフォーラム紹介サイト ⇒ http://www.kosonippon.org/forum/new.html ——————————————————– ○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ) 経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。今年度から大学 院時代の専門を活かしながら、地域ブランド創造チームを創設。 現在「名もなき市町村のブランド化戦略」に挑戦しており、常 に「持続可能」と「利潤追求」の2つのテーマを追求している。 特に、林業・山村の活性化と、国内の材木需要の掘り起こしに 全国を奔走している。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 船井総研からのお知らせ ◆◆セーラさんの経営勉強会。大好評のうちに終了!!◆◆ ─────────────────────────── 5月10日に無事終了いたしました。 次世代を担う方に!経営勉強会「商経塾~funai22~」 ⇒ http://www.syoukeijuku.com/ 30代~40代の次代を担う経営者・経営幹部の方々を 対象とした経営勉強会です。注目される旬のビジネスパー ソンをお招きし、総勢22名の講師陣で、今企業に求め られていることをお伝えいたします。 ◇メルマガ「商経塾~next stage~」もどうぞ 登録はこちら ⇒ http://www.mag2.com/m/0000152010.htm ——————————————————– ◆◆大好評!「農園」取材先募集!◆◆ ~ 関東圏の「農園」・「貸し農園」を運営されている方 メルマガ「週刊まちおこし」で紹介してみませんか?~ 「うちの農園を自慢したい!、紹介したい!」という方がいらっ しゃいましたら、下記までお気軽にご連絡ください。 船井総研スタッフがご訪問させていただきます。もっと参加者 を増やしたい、事業性を高めたい、満足度を高めたい、などなど 自慢話・紹介話以外の話も含めて、色々とお聞かせください。 ・お問い合わせはお気軽に ⇒ TEL:03-6212-2932 ⇒ e-mail:info@machiokoshi.net まちおこし編集長(小林)までどうぞ。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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