第162号 顧客意識の進化

────── 読者数日本一のまちおこしメルマガ ──────
   ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓
   │週││刊││ま││ち││お││こ││し│
    ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛
   第162号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2932 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
──────────────────── 1,925部発行───
*********************≪ 大 好 評 ≫*******************
●○●○ついに「週間まちおこしHP」リニューアル!○●○●
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
≪≪≪≪≪≪  http://www.machiokoshi.net/ ≫≫≫≫≫≫
 地域ブランド創造チームの杤尾です。「週刊まちおこしHP」
を大幅にリニューアル致しました。これまでのメルマガ情報に加
え地域ブランド創造チームの情報が大幅にプラスされます。
★1.百行脚レポート ⇒ メルマガだけではお伝えできない情
報が満載です。隠れた成功事例も多数レポートします!!
★2.メルマガ・バックナンバー ⇒ 150号を超えるバック
ナンバー全てを閲覧していただけます。
       ◆↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓◆
≪≪≪≪≪≪  http://www.machiokoshi.net/ ≫≫≫≫≫≫
***********************************************************
        <<<今週のコンテンツ>>>
■今週のまちおこし── 顧客意識の進化
■通算150号達成記念!新連載「地域再生行脚100」
        -No.13 大磯町  『湘南の発祥』
■船井総研からのお知らせ
──────◆◆セーラさん経営勉強会。御礼!!◆◆
──────◆◆大好評!「農園」取材先募集◆◆  
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
 ■ 顧客意識の進化
 こんにちは。久々登場の中田です。皆さんお元気ですか。地
域こしは『人起こし』。今はもう昔々の話になるが、”ふるさ
と創生資金”の1億円が、○○ドームや☆☆会館に姿を変えた自
治体も数多く見かけたことを思い出します。
ひょっとすると今でも、”何か”を作ることに躍起になってい
る=所謂ハード優先の地域もあるかもしれません。最終的には、
そこに住む人々(そこを訪れる人々も含めて)の”意識”の高
まりと目的を同じくした一体感のある行動が、地道に地域おこ
しの推進パワーにあることを実感しています。
 ●モニター募集に120人
 新潟県長岡市の『おかしとだんごの江口』さんでは、宮本村
という里山にこの秋、宮本新店を出店することとなりました。
1400坪の敷地に工場つきの、”日本一のお米とお餅にこだわっ
たお菓子屋さん”を目指しています。この宮本新店OPENに
向けてのモニター会、第一回が4月22日スタートしました。
地域情報誌の掲載、20名の募集に対して応募が120名強。
これから10月までの5回、お客様と共に『宮本新店OPEN』
に向けてのプロジェクトがスタートです。
 ●江口の知っていただきたいコンセプト=本物
“里山に残された古きよき日本の原風景”一言で言えば、今回の
新規店舗の最も伝えたいことはここに尽きます。本当の豊かさと
は何であろう。木のぬくもり、火のぬくもり、家族で囲む食卓の
暖かさ、ゆっくりとしたいい時を過ごせる空間、丁寧に作った食
材を心を込めて作り味わうおいしさ、移りゆく季節の流れを感じ
語らうときの豊かさ。効率を追求し、経済の発展=物の豊さを追
及するあまり失われた”日本、日本人”の原風景を再現すること
といってもいいでしょう。
 ●幻の餅米”大正餅”復活プロジェクト、そして古民家の再生
 今回のモニター会は、幻の餅米と言われる大正餅の復活(それ
を使ったお菓子の開発)と、長岡と川西町の2棟の古民家を活か
した再生、日本一のお菓子作りへの共同参画、という3つのテー
マがあり、参加されたお客様の意識の高さに本当に驚かされまし
た。食育矢環境整備、農業の再生、そして真の豊かさの追求・・
江口さんの目指す志をしっかり理解したうえで、わが町に素晴ら
しいプロジェクトを起そうという熱意と情熱に満ち溢れていまし
た。田植えの体験などもしていただきます。アイ鴨も田んぼに放
していただきます。地元の農事法人の指導も仰ぎながら、これか
ら地道な活動をお客様と共に推進していくのです。1回目はまだ
建築途上の現場も一緒にご覧いただいて、梁の太さも実感してい
ただいたのです。
 共鳴するお客さまづくり、が地域おこしの基盤になることを、
心から感じた第一回モニター会。志を共有化するためにも、企業
の方は是非取り組んでいただきたい活動です。
——————————————————–
○今回の執筆者紹介 中田 佳子(なかた よしこ)
第四経営支援本部チームリーダー。
食を中心とする企業において”憧れの本館”を多数開発。平成7
年に手がけた卵家、とれとれ市場など必見。強い企業の核は思い
や哲学にあり。その思いをいかに体現していただくかをテーマに
コミュニケーション力の高い感動交流拠点開発と人材育成、商品
開発の提案に邁進。
元気パワー溢れる講演も好評で、やる気を引き出す浪速女。
・お問い合わせは⇒ Yoshiko_Nakata@funaisoken.co.jp
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
 ■ 地域再生行脚100 ~小さな旅に、小さな観光所~
     -No.13 大磯町  『湘南の発祥』
こんにちは。古川です。行脚13は神奈川県の大磯町です。
大磯町といえば、大磯ロングビーチが有名ですが、実は湘南
の発祥地でもあります。調べによりますと、ここ大磯は、京
都の『落柿舎』、滋賀の『無名庵』とならぶ、日本三大俳諧
道場のひとつ『鴫立庵(しぎたつあん)』があります。ここ
の標石の裏面に《著盡湘南清絶地》とあり、『なんて、湘南
はすがすがしい所なんだ』という意味が刻まれています。こ
れを根拠に、大磯が《湘南発祥の地》であるという説が今日
広く知れ渡っているそうです。
さて、私が足を運んだのはGWの最中の5月4日です。人ご
みを避け、惰眠・遊学・散歩をテーマに大磯に向かいました。
横浜駅から熱海行きの東海道線に乗り、ホームをを降りると
北側に新緑美しい山、南に湘南の海の香りが漂ってきます。
駅前には、タクシーが数台止まっているだけで、また数名の
サーファーが日焼けした肌を露出した格好でブラっと歩いて
ました。「ようこそ湘南の発祥地へ」というアーチ状の看板
が、静かに、湘南の海への道案内をしていました。
さて私はこの日、学生時代にドライブでしか行ったことのな
い「湘南平(湘南の海を一望できる公園)」に行きたいと思
っていたのですが、行き方がわからず、立ち往生していまし
た。そこで、バスの運転手に尋ねましたが、すると、近くに
いた地元のおば様が「ここからなら歩いたほうがいいわよ。
詳しくはね、あそこの観光案内所に聞いてごらん」と暖かく
声かけていただきました。
薦めていただく理由がわかりました。
アーチ上看板の足元にある小さな観光案内所でしたが、中に
入ると、数人が和気あいあいと、地元話に花を咲かせていま
した。そして、道を尋ねると、懇切丁寧に説明してくださり、
そして、手作りのマップを渡して下さって「私もよくここか
ら歩くから、この道だけは気をつけてね」と明るく教えてく
ださったのです。
さらに、帰り際には、「どちらから来ました?」と尋ね、手
作りの顧客管理表なるものに、尋ねてきた人(私)の属性を
紙に落としていました。観光マーケティングに余念がありま
せん、というよりも、地元の話題づくりにもなるのでしょう。
「大阪から来たって!?」と。
ここに足を運んでこそ知った大磯町の「静かなる」歴史にも
出会えました。ここは伊藤藤博文、吉田茂、岩崎弥太郎(三
菱財閥創始者)、安田善次郎(安田財閥創始者)、島崎藤村
など、政財界の名士や文豪が、その温暖な気候と閑静で美し
い自然環境に惹かれ、居を構えた明治時代からのリゾート邸
宅地なんですね。
このような小さな町も、小さな観光所が大きな役割を果たし
ていて、「地元に認知度が高く」「人が寄りやすい雰囲気が
あり」「徹底した観光意識と地元意識」があると、スロージ
ャーニー(小旅行)を楽しむお客様には、一層支持されるこ
とでしょう。湘南といえば、サザン!加山雄三!恋愛の湘南
平!そして、大磯といえば、大磯プリンスホテル、大磯ロン
グビーチというイメージがありましたが、違う一面にも出会
ました。そのキーは、人が集まる地元密着の小さな観光所か
もしれません。
観光所
 ⇒ http://www11.ocn.ne.jp/~oiso/ekimae-annaijyo.htm
大磯町ヒストリー
 ⇒ http://www.oiso-shoin.info/history/
——————————————————–
○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)
農学修士。今年度から、大学院時代の専門を活かしながら、地域
ブランド創造チームを創設。現在、「名もなき市町村のブランド
化戦略」に挑戦しており、常に、「持続可能」と「利潤追求」の
2つのテーマを追求している。特に、林業・山村の活性化と、国
内の材木需要の掘り起こしに全国を奔走している。
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
■ 船井総研からのお知らせ
◆◆セーラさんの経営勉強会。大好評のうちに終了!!◆◆
 ───────────────────────────
    本日5月10日に無事終了いたしました。
  次回6月のご案内も近々ご案内いたします!!!
 次世代を担う方に!経営勉強会「商経塾~funai22~」
          ⇒ http://www.syoukeijuku.com/
 30代~40代の次代を担う経営者・経営幹部の方々を
 対象とした経営勉強会です。注目される旬のビジネスパー
 ソンをお招きし、総勢22名の講師陣で、今企業に求め
 られていることをお伝えいたします。
 ◇メルマガ「商経塾~next stage~」もどうぞ
 登録はこちら ⇒ http://www.mag2.com/m/0000152010.htm
——————————————————–
    ◆◆大好評!「農園」取材先募集!◆◆
 ~ 関東圏の「農園」・「貸し農園」を運営されている方
   メルマガ「週刊まちおこし」で紹介してみませんか?~
「うちの農園を自慢したい!、紹介したい!」という方がいらっ
しゃいましたら、下記までお気軽にご連絡ください。
 船井総研スタッフがご訪問させていただきます。もっと参加者
を増やしたい、事業性を高めたい、満足度を高めたい、などなど
自慢話・紹介話以外の話も含めて、色々とお聞かせください。
・お問い合わせはお気軽に ⇒ TEL:03-5434-7656
  ⇒ e-mail:info@machiokoshi.net
  まちおこし編集長(小林)までどうぞ。
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

地方創生セミナーのご案内

コンサルタントコラム

ページのトップへ戻る