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────── 読者数日本一のまちおこしメルマガ ────── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第151号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-5434-7656 小林 祐司 E-mail:info@machiokoshi.net ──────────────────── 1,865部発行─── <<<今週のコンテンツ>>> ■今週のまちおこし── 怒りをエネルギーに ■通算150号達成記念!新連載「地域再生行脚100」 -No.02 『黒ダイヤに見る観光産業』 ■船井総研からのお知らせ ─────────赤字削減のための簡易診断コンサルティング ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 怒りをエネルギーに こんにちは、小林です。高知に半日ほど立ち寄りました。高 知といえばどうしても幕末などを思い出してしまいます。坂本 竜馬や中岡慎太郎といった志士たちに想いを寄せると、その土 地の情緒もとても良いものに感じます。さて、土佐の坂本竜馬 を薩長同盟や大政奉還、維新回天にまで至らしめた原動力って 何だったのでしょう。 閉鎖的な幕藩体制の中で、世界への憧れ、大洋を越える貿易 への憧れ、自由な世の中への憧れなど様々があると思いますが では何故そういったものに憧れたのでしょうか。 幕末の土佐と言えば身分制度が非常に厳しく、坂本竜馬のよ うな身分の者は「武士であって武士にあらず」と、切り捨て御 免とばかりに道を歩いているその場で切りつけられる事もあっ たようで、司馬遼太郎氏の小説にもそういったシーンが何度か 出てきます。江戸時代の話とは言え、そんなことをされて文句 も言えない立場や制度はどうあっても我慢のならない事です。 どんなに耐え難い怒りと悲しみがあっただろうと思います。 「人を夢へと導くものは憧れだけではない。怒りだ。怒りの エネルギーがないと夢は夢のままで終わりかねない。」昨年末 ある経営幹部の方がおっしゃっていた言葉が胸に響きます。そ の後には「その怒りを自分のために使うのではく、公のために 活かすことが大事なんだ。」という言葉が続きました。自らも 含めて思い当たることが多々あります。 まちおこしに関わる方でも、きっとどこかに同じ様に考える 方もいるに違いないと思っています。まちおこしは様々な立場 の方が関わるだけに、強い立場の意見が理不尽にまかり通るこ とも多いはず。何度か拳を固めたこともあったかもしれません。 であれば、怒りは吐き出してしまいましょう。それも徹底的 に。ただし自らのためではなく、公のため。言うなれば世のた め、人のために長時間怒りを活用し、怒りの元を叩きのめす動 機を維持し続ける。結果としてそれが夢の実現に自分を近づけ ていく。 それが出来た人の中には、150年後どこかの空港に名前が 使われることもあるのかな、と思いつつ高知竜馬空港を後にし ました。 (小林祐司) ——————————————————– ○今回の執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワードに 業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコンサルティ ングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走。最近まで「徹夜 の小林」と言われていた…。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 地域再生行脚100 -行脚02『黒ダイヤにみる産業観光』- こんにちは、地域ブランド創造チームの杤尾です。行脚02 は、北海道は夕張で行われている、黒ダイヤを活用した産業観 光という試みについてお伝えいたします。 黒いダイヤモンド、その名前だけでどうしても興味をかきた てられてしまいます。宝石か、いや鉱石か。そう、それは、石 炭です。実際に石炭など目にしない生活を続けていると、石炭 というものが日本のエネルギー産業の主力であったこと、そし て当時は、技術の粋がその石炭工業に注がれていたことなど想 像できるはずもありません。今回の夕張では、20世紀に全盛 を極めた炭鉱跡地を観光資源として活用し、夕張を再生させよ うと試みでした。 ○○ 炭鉱のおもしろさ -完全な非日常性- ○○ 夕張には炭鉱博物館があり、その中では当時の炭鉱を中心と した独特のコミュニティを見学することができます。炭鉱、と いうと今ではもうファンタジーの世界のようなイメージになっ てしまっています。”幸せの黄色いハンカチ”(これも夕張が 舞台です)に涙された方も多いとは思いますが、それでも炭鉱 は既に非日常化して久しいのではないでしょうか。 特に、友子制度(炭鉱コミュニティーの、親分子分の制度) やヤマを中心としたコミュニティー形成・炭住(炭鉱住宅)な どの存在は、企業によって作られた完全な人工的な町ながら、 人情味あふれる、温かいコミュニティーのあり方を見せてくれ ます。 ○○ 地域づくりは、”立ちすくむ人々”から ○○ しかしこれまでの夕張では、こうした炭鉱を通じた地域づく りはなかなかスタートしなかったようです。その理由は炭鉱の 負の記憶にありました。夕張は確かに炭鉱で大きく栄え、一時 その人口は13万にもふくれあがったそうです。また夕張炭は 日本でも有数の優良な石炭としてまさに日本の産業の根幹を一 手に引き受けるという華々しい一面を備えていました。しかし それは外から見た場合の一面に過ぎません。実際には短期間に 多くの炭鉱事故が起こり、合計すると数千人の人が亡くなって います。こういった事故の記憶などから町の人々はどうしても 炭鉱を見たくない、なくしてしまいたいという気持ちの方が強 かったようです。 ただ、エネルギー転換後は急速に町の人口も減り、現在では 1万数千人を数えるまで人口が減少しました。夕張メロンこそ 有名ですが、このときの状態を地域づくりを引っ張るある方は 「ただ、たちすくむ状態だった」 と表現しています。しかし、このような強い危機感を夕張全体 が共有したからこそ、負の記憶に包まれた炭鉱が再び脚光を浴 び観光資源としてよみがえったのだと思います。 数々の地域づくりをながめると、町の全体を巻き込むことが 成功の鍵になっていることが多いようです。そのきっかけは、 私財をなげうってでも取り組む地域リーダーの存在であったり 学生であったりと様々ですが、町の人の危機感が一体化に結び つくというのも荒療治の一つのようです。 夕張の黒ダイヤが今後、また夕張の地域づくりのエネルギー になってくれることを期待してやみませんね。 (杤尾圭亮) ——————————————————– ○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ) 船井総研入社後、地域ブランド創造チームに志願し、創設に 情熱を注ぐ。現在は、地域再生行脚100を実践し、成功事例 を求めて全国を渡り歩く武者修行中。その成功ノウハウの定着 ・浸透の手法には定評がある。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 船井総研からのお知らせ ◆赤字削減のための簡易診断コンサルティング ─────────────────────────── ●赤字削減の為、皆様の施設はどう取り組んでいますか? 船井総研が数々の成功事例と照らし合わせ『赤字削減』 を目的とした施設の簡易診断を実施いたします。 診断では、可能な部分から業績を改善できるよう 「効果実証済み」の成功事例をご紹介。施設として今後 どういった考え方・行動が必要かをご提案いたします。 ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。 ・お問い合わせはお気軽に ⇒ TEL:03-5434-7656 ⇒ e-mail:info@machiokoshi.net まちおこし編集長(小林)までどうぞ。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ●日本商工会議所主催● 第13回地域振興セミナー(観光編) 「歴史・文化資源を活かした観光とまちづくり」 ~小江戸・川越で学ぶ~ のご案内 ◆日本商工会議所主催で、平成17年2月24(木)・25日(金) の2日間にわたり、川越市で、観光資源の開発、応用をテーマにセ ミナーを開催します。 まちづくりに興味のあるかたは是非、参加を検討してみてください。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 詳細はこちら ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ http://www.jcci.or.jp/kanko/13tiikishinkoseminar/h0501semi.html [問い合わせ先] ■日本商工会議所 流通・地域振興部 ■電話:03-3283-7941 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 注目のメルマガ情報 ┌──────────────────────────┐ │【船井総研】フナイメール・ダイジェスト (配信無料)│ └──────────────────────────┘ ★お忙しい人にもピッタリ! 月1回の船井総研・総合マガジン!★ 「時代の頭をつかもう!」金融、FC、IT、人材、福祉、 通販、販促、物流などあらゆる分野の専門コンサルタントが 執筆。社長も幹部も必見です! ~今月の人気メルマガ・ベスト10など~(発行:月1回+α) 【ご登録はこちら】⇒ http://www.mag2.com/m/0000008126.htm ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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