第097号 ピンクの絨毯 ~桃の季節に二万人が集まる・・・

■ ピンクの絨毯 ~桃の季節に二万人が集まる桔梗屋工場祭~
 まだ、本格的寒さの真っ只中ですが、4月になるとそこかしこ
に春、春、春。花の季節は心ここにあらず。福島は三春の滝桜も、
角館の桜も…全国に桜の便り。の中で、今回はピンクの絨毯=桃
のお話です。
 桔梗信玄餅ってご存知ですか?戦国武将、武田信玄ゆかりの故
郷、山梨県の桔梗屋さんというお菓子屋さんが創る銘菓です。
きなこと黒蜜で楽しむきなこ餅。JR石和温泉駅で下車、車を走
らせること約15分、工場のある本社に到着します。
(石和温泉といえば、昭和36年1月、突然ブドウ畑から温泉が湧
き出したことがドラマティックな温泉の始まり、でも有名な場所。
当時は畑の温泉”青空温泉”と言っていたそうです…入ってみた
かったなー。今では年間350万人とも言われる人が訪れる場所。)
 さて、この一宮町のみならず甲府盆地全域は、日本一の桃の里、
桃源郷といわれ、4月上旬~中旬にかけて当り一面ピンクの絨毯
を敷き詰めたようにピンクに染まります。それはもう圧巻。南ア
ルプスの素晴らしい景観も一緒に楽しめます。
 さて、その桃の花が咲き誇る季節に、昨年第3回目の桔梗屋工
場祭が開催されました。初めての年は4月8日の一日間のみ、昨
年、一昨年と二日間に期間を延ばして、二日間で2万3千人以上
のお客様が来場、人口1万人の一宮町が大いに賑わったのです。
休みも返上、総出で祭りに対応した社員の方々も大感激。創業当
時のお値段でおまんじゅうが買えたり、焼きたてどら焼きや、み
たらし団子が楽しめる実演、焼きたて作りたてコーナー、上生や
工芸菓子のお菓子教室、特設ステージの地元甲府囃子保存会の和
太鼓演奏があったり、桔梗信玄餅の年間使用する箱の数をモニュ
メント化した巨大ピラミットの数宛クイズも大好評。竹馬乗りや、
風船投げゲーム、綿菓子コーナーなど家族総出で楽しめる企画も
満載です。
 工場の中も見学が出来て、数多くの企画イベントもあり、3年
実施してようやく地域恒例の楽しいお祭として、地元のお客様に
少しずつ認識されてきているという手応えがあります。お客様の
喜ぶ顔と共に、スタッフである社員の方々の嬉しそうな顔・顔・
顔。
 楽しいイベントとして、HPにも紹介していただいているのを
発見して、企画担当のメンバーも大喜び。毎年毎年少しずつ改良
を加えながら、コツコツ続けていくことの大切さを実感します。
さあ、2004年の”ピンクの絨毯”見頃は何時でしょう。今年はど
んな企画が飛び出しますやら乞うご期待。
桔梗屋ホームページ⇒ http://www.kikyouya.co.jp/
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○今回の執筆者紹介 中田 佳子(なかた よしこ)
第四経営支援本部チームリーダー。
食を中心とする企業において”憧れの本館”を多数開発。平成7
年に手がけた卵家、とれとれ市場など必見。強い企業の核は思い
や哲学にあり。その思いをいかに体現していただくかをテーマに
コミュニケーション力の高い感動交流拠点開発と人材育成、商品
開発の提案に邁進。
元気パワー溢れる講演も好評で、やる気を引き出す浪速女。
・お問い合わせは⇒ Yoshiko_Nakata@funaisoken.co.jp

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