第078号 ご当地グルメ

 先日久しぶりに新横浜ラーメン博物館へ行ってきました。
連休中だったこともあり、過去何回か行った中で、最も混雑し
ていて、館内に8店舗あるラーメン店はいずれも長い行列がで
きていました。
ここの館内で使われている「ご当地ラーメン」という言葉がふ
と気になりました。「ご当地××」という表現は、最近頻繁に
聞くようになった気がします。インターネットで検索してみる
と、どうやらその土地でしか食べられない、手に入らないもの
に「ご当地××」という表現を使うようです。
大辞林第二版では「ご当地ラーメン」が新語の扱いになってい
るので、やはり最近出てきた表現のようです。
ほぼ同義語が、「名物」ということになるのだと思いますが、
名物という言葉は昔からあってあたり前のように使われ過ぎて
いるため、今は「ご当地」という表現を使った方がインパクト
があるかも知れません。
さて、言葉の問題はさておき、このご当地グルメ、まちおこし
的にはすごく可能性のある切り口だと思います。
仕事柄、日本全国に出張に行きますが、やはり食事は「その土
地でしか食べられないもの」を探しますし、それがお土産にな
っていればつい買ってしまいます。
でもそれが見つけられない地域って結構多いんです。県の単位
なら、たいてい有名な特産品や名物がありますが、市町村単位
だと特産品はなんとかあっても、それがご当地メニューにまで
はなっていないケースがまだまだあるようです。
麺類や丼などのポピュラーなメニューに、ちょっと地元の食材
でも乗せればたちまちご当地グルメのできあがりなのに…とい
つも思うのです。(望月)
◆新横浜ラーメン博物館
 ⇒ http://www.raumen.co.jp/top/
◆ぐるナビご当地グルメ
 ⇒ http://www.gnavi.co.jp/gotouchi/
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○今回の執筆者紹介 望月 義尚(もちづき よしひさ)
東京第二経営支援本部チームリーダー。
飲食店や小売店、温浴施設などの開業支援では、斬新なコン
セプトづくりと緻密な事業計画で数々の超繁盛店を開発して
いる。
また売上アップ支援、全国各地の地域振興などで幅広く活躍
し成果を上げている。商工会や地方自治体等での講演実績も
数多い。
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