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いま私の目の前に、長い夜を乗り越えるためにと購入した 「富良野ミックス100」という飲み物があります。 これはふらの農業協同組合(JAふらの)と株式会社シーア ンドエス(サークルケイ・ジャパン株式会社と株式会社サン クスアンドアソシエイツの事業会社)が共同開発した商品だ そうです。 原材料はにんじん、果実(オレンジ、りんご、パイナップ ル、レモン)、はちみつ、香料です。 各地域では特産品の販売のために商工会のサイトに掲載し たり、ゆうパックにしたりとあらゆる手段を使い、知名度を 上げる努力や販売努力を行っています。しかし、現実にはな かなか思うようにはいかないものです。 現時点で自らの力が強くないときは、進んで力のあるもの と組んで、一気にそのブランドを広げていくという方法もあ ります。 もちろん、相手のあることなので、カンタンに組んでもら えるかどうかはわかりません。 他がすぐに真似ができるものでなく、オンリーワン(独自固 有の長所)を持っていると、取引先も決まりやすくなります。 オンリーワンといっても、独自の技術や特殊な素材を使って いる必要は必ずしもありません。 さきほど例にあげた「富良野ミックス100」のウリは「富 良野のにんじんとオレンジ、・・・」というように生産者や 産地が明確で、「安心」「安全」「美味しい」という商品で あるということを前面に出しています。 最近の食に対しての時流は一昔前と完全に変わって、「天然」 「安心」「安全」「素朴」「自然」「スロー」がキーワード です。今まで「何もない」といってきていた地域ほど、これ ら時流に合った魅力を持っているのです。 無理に背伸びをする必要はないと思います。ありのまま、 自然体が一番。 それを十分に伝えきることができる商品コンセプトと訴求方 法を練り上げることが大切です。 夜通し仕事で無理をしている私が「自然体」とか言っても説 得力が半減かもしれませんが(笑)。(日江井泰宏) ◆ふらの農業協同組合(JAふらの)HP ⇒ http://www.ja-furano.or.jp/
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