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みなさん、こんにちわ、日江井です。 船井流経営法に「力相応」という言葉があります。 「力相応」とは、分限を知って自分の持ち味を活かせる身の 丈にあった経営を行うということです。今回は、日常で感じ た「力相応」なことを書きたいと思います。 先日法事で両親と妻と車で熱海に向かっていたときのこと です。 父親「前の車遅いな。」 私 「運転に慣れてないんじゃないの。狭くて曲がりくねっ てる(道だ)から。」 父親「そうか。昔よりは道は良くなったけど、ここら辺は。」 (父親は熱海の出身です。) 「ほら、そこ(道路拡幅の)工事やってるぞ。」 「しかし、こういう必要なところの工事よりもさっきの 道路(東京方面から熱海に向かう某有料道路です。) みたいに、むやみやたらに道路作って金を取るところ があるんだから。」 (父親がだんだんヒートアップしてきました・・・。) 父親「●●公団(某道路関係の団体です)なんか、なんだあ れは!。ぜんぜん車が通らないところに道路作って。 まったく。」 「そもそも、なあ(話が長いため省略します)。」 日曜日の朝9時過ぎに、このようなかなり激しいコトが車 内で繰り広げられました。 父親がいうことは最もだと思います。 「需要のないところに道路をつくることは好ましくない。」 確かにその通り。また、「この景気が悪いときに、山の中の 車があまり通っていないところの道路の拡幅や新築も必要な いだろう」という意見を聞くこともあります。 これらのことに対して、木村良樹和歌山県知事は「1・5 車線的道路」を提案しています。道路構造の基準を定めた道 路構造令により山の中の道路でも2車線(幅7メートル)で なければ補助金がつきません。そこで木村知事は、1車線だ けれども乗用車同士がすれ違うことができる幅5メートルの 「1・5車線」にすれば、費用が削減でき、かつ道路整備も 進むと考えているそうです。 実際山の中の道路で「すれ違いの恐怖」にあった人は少な くないでしょう。一方は山、もう一方はガケという、あの体 中がしびれるような感じ…。そのようなときに「1・5車線」 は神様のように思えることでしょう。 一概に山の中や需要が少ない生活道路等の道路整備を否定 するのではなく、各地域の実情に基づいた、その地域地域に おいて「力相応の整備」をすることが重要なのではないでし ょうか。(日江井 泰宏)
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