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今回はじめてこのメルマガに書かせていただきます、佐藤克哉と申します。 私は船井総研入社前に、リゾート施設を運営する会社で集客企画の仕事をして おりました。担当は国内リゾート施設の集客企画および運営ということで、あ る時は「ダンスパーティーの司会者」またある時は「子供イベントで象の着ぐ るみ」になりながら、そのリゾート施設のリピーターづくりや口コミによる新 規客獲得のための色々な集客企画を考え、実践していたわけです。 そんな仕事の中で、ひときわ思い出深く、その企画の意義(社会的意義と言っ て良いと思います。)を強く感じたことがありました。それは、「稲刈りイベ ント」というものです。これは、福島県白河郡表郷村のある農家の方のご協力 を頂き、「自分で稲刈りをしたお米のおにぎりを食べよう!」という企画だっ たのですが、初めての企画でありながら、いきなり400名の集客をすること が出来ました。 10月上旬の稲刈りも終盤の時期、秋空のもと、コンバインを使わずに参加 者全員が横一列になって鎌で稲刈りをしました。さわやかな空気の中で流した 労働の汗は、なんとも言いがたい爽快感を感じるものでした。おそらく参加者 全員がそう感じていたと思います。 そして、その労働の後に、その田んぼの上で、参加者全員で一緒に食べたお にぎりの美味しいこと、始めてなのに何か懐かしい、日本人が持つ「心のふる さと」を感じることが出来たように思います。 稲刈りに限らず、こんな「心のふるさと」を都会の人は求めているのでしょ う。皆様それぞれの地域で、「心のふるさと」を呼び覚ます企画を考えること ができるはず、と思っています。 ところで、この企画では「翌日お帰りの際に、稲刈りをしたそのお米をプレ ゼント」という特典を付けましたが、脱穀するのにはお米を乾燥させなければ ならず、そのために数日間必要であることを集客後に知り、あわてて「翌日お 帰りの際には、稲刈りをしたその同じたんぼで採れたお米をプレゼント」に変 えさせていただきました。あやうく詐欺になってしまうところでした…。
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