第011号 まちおこしがうまくいく理由、いかない理由

●やりましたね!ニッポン。
 いや~。すごかったですね、サッカー。とうとうW杯で歴史的初勝利をあげ
てしまいました。苦労や失敗の体験は底力になり、勝利や成功の体験は格を上
げます。格というのは評価であり自信ですが、今回の日本vsロシア戦は、日本
のサッカーが世界の強豪を相手に堂々と戦える格を身に付けられるかどうかの
大きなステップだったと思います。そのステップをついに登った日本代表。こ
れからの活躍が楽しみです。
●まちおこしがうまくいく理由、いかない理由
 物事に取り組む時、人は必ず「うまくいくだろうか、それともうまくいかな
いだろうか?」を考えます。ところが、物事には必ずそのふたつの側面がある
のです。
 例えば「交通が不便で、産業が廃れて、人口が減って高齢化が進んでいるか
らうまいかない…。」という理屈は確かにその通りのように思えますが、しか
し一方で、交通が不便だからこそわざわざ行ってみたい場所になったり、従来
の産業でやっていけなくなったからその地域ならでは本当の産業が立ち上がっ
たり、人口が少ないぶん住民がよくまとまっていたり、高齢者の経験と知恵が
生きたり、といった成功事例がたくさんあるのも事実なのです。
 うまくいかない理由を見つけて、くよくよ悩んだり心配するより、うまくい
きそうな理由を見つけて、それがもっと大きく花開くようにどんどん行動すれ
ば、必ず結果が出ます。もちろんつまづくこともあるかもしれませんが、苦労
や失敗の体験は底力になり、勝利や成功の体験は格を上げます。つまり、当初
の結果がどっちでも、行動すれば着実に成功に一歩近づくのです。「心配、不
安、躊躇」から、「夢、目標、勇気」へ。この発想の切り替えがまちおこし成
功の出発点です。
(望月 義尚)

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