『道の駅 特選事例 岐阜県 郡上市 道の駅 古今伝授の里 やまと』 1章 営業収益でICの建設費用6億900万円を償還!岐阜県郡上市 道の駅古今伝授の里 やまと

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは!
船井総合研究所 地方創生支援部が送る、
「週刊 まちおこし」編集者の森 裕樹です。

先週のメルマガでは、道の駅のトレンドについて解説させていただきました。
全国の道の駅の数は1,200を超え、その役割はいよいよ重要になっています。

そこで!!

今回を含む4回にわたって、
物販、飲食はもちろん、道の駅としては珍しい温浴、ホテルまでを兼ね備えた
岐阜県 郡上市 道の駅 古今伝授の里 やまと

をご紹介したいと思います。

この道の駅、、、、複合開発はもちろんのこと、
その収益により、町内(当時の、、、ですが、、、)の
高速道路のインターチェンジ設置費用約6億円を返済とした実績を持つ
というから驚きです!!

さて、この道の駅がどのような道の駅で、どのように発展したのか
皆さんでみていきましょう!

今回は、その第1回目として、道の駅の概要をお伝えしていきます。

道の駅 特選事例 岐阜県 郡上市 道の駅 古今伝授の里 やまと
プロローグ. 道の駅 古今伝授の里 やまとの概要と特徴

岐阜県 郡上市に存在する 道の駅 古今伝授の里 やまと
今回は、プロローグとしてのその概要と特徴をご紹介しましょう。

織田信長が建築した岐阜城でも有名な岐阜市から車で約1時間。
風光明媚な山間の景色に、突然、約3.8haの巨大な道の駅が出現します。

そう、ここが、道の駅 古今伝授の里 やまと です。

現在は、郡上市に位置していますが、設立当初の自治体名は大和町。
人口 約7,000人の小規模な自治体としては、かなり大型な施設と言ってよいでしょう。
 
その特徴は、、、、
 ・源泉かけ流しの温泉施設
 ・朝市や、夏には地元名物「鮎の塩焼き」が手に入る物販施設
 ・本格フランス料理を提供する飲食施設
など魅力的な施設と高い運営力にあります。

さらに、現在、全国各地で整備がすすむマリオットブランドのホテルがあります。

われわれも先日、この道の駅を訪れたのですが、
地域に根ざしたコンセプト、随所に見られるこだわり、従業員の方々の接客力に感動しました。

道の駅の周辺を訪れれば、買い物から食事、温泉から宿泊までを完結できるので
同町がセールスポイントとして掲げる古今和歌集の口伝伝授などもゆっくり体験できます。
特産品の販売、温浴、その他を含む売上規模は、約7億円(2009年実績)となっており、
経済、社会、文化の全ての側面でまさに地方創生の拠点施設と言えるでしょう。

しかも、この道の駅はその収益性を活用し、
大和町において重要なアクセス経路となっている 
東海北陸自動車道のぎふ大和インターチェンジの
整備費用約6億円を償還しているというから驚きです。

今回は、週刊まちおこし4回分を活用して以下の3つのポイントから道の駅 古今伝授の里 やまとを じっくり解説していきます。

特徴その1.道の駅は独自固有の長所から!古今伝授への思いが施設開発へつながる!
特徴その2.段階的発展!フィールドミュージアム、温浴、道の駅、そしてホテル併設へ!
特徴その3.償還費用の完済!そしてさらに新たな発展へ!

まず、次回は、

特徴その1.道の駅は独自固有の長所から!古今伝授への思いが施設開発へつながる!
です。
 
今でこそ、様々な機能を併せ持つ道の駅古今伝授の里 やまとですが、
当初は町が長所と考える「古今伝授」(「古今和歌集(古今集)」の解釈を中心に、歌学や関連分 野のいろいろな学説を、口伝・切紙・抄物によって、師から弟子へ秘説相承の形で伝授すること) を内外にPRするところからスタートしました。

では、一体、その「古今伝授」とはどのように町に息づいているのか、
さらにそれをPRするためにどのような計画が建てられ、どのように進められたのでしょうか。
第1回では、町の長所「古今伝授」に焦点を絞って、解説していきます。
 
次回もどうかお楽しみに!!
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