第366号 まちおこし実践コンサルティング手法 営業戦略 その1

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第366号 発 行:株式会社船井総合研究所
事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
E-mail:info@machiokoshi.net
───────────────────── 2,174部発行───
みなさん、こんにちは!!船井総研がお送りする週刊まちおこし編
集長のトチオでございます。
さて、インフルエンザで混乱した5月も終わりいよいよ6月に突入
です。実は6月が終われば1年は半分 終了!!!みなさま、1月
にたてたご自分の設計図はどの程度完了していますか?
余裕だという方、、そのまま粛々と進めて下さいね。
マズイ という方、大丈夫、半年あれば巻き返せます。設計図を修
正しましょう。
今月はそんなまちおこし事業を推進される皆様が最も気になさる営
業戦略についてお話します。どうぞお楽しみに!!!
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         今週のコンテンツ
■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
          6月版 「営業戦略 その1」
■ 今月のまちおこし特集
『クリエーター No.13 松本 貢 氏 インタビュー』
■ 船井総研 まちおこし ニュース 1
     『情熱経営フェスタ2009』公演プログラム決定! 
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■今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
        6月版「営業戦略編その1 ~営業の重要性~」
みなさんこんにちは。地域ブランド創造チームの杤尾です。これまで
の5ヶ月、分析手法から、コンセプト設定、商品設計等についてお話
してまいりましたが、いよいよ営業戦略です。
ただ、営業についての解釈はかなりバラバラですので、まず第一回目
では船井総研からの解釈をお伝えします。船井総研流の解釈では、極
端なことを言ってしまえば、、、、
「どんなに良い商品であっても営業がしなければ売れない」
という位、営業は重要です。以下ではこの理由を考えていきましょう。
●地域活性化セミナーでの驚き
実は、先月27日に「地域産品ブランド化」というセミナーを弊社の
東京オフィスで開催いたしました。多くの地域産品に取り組まれる企
業、そして地域が参加され、わたくしもとても嬉しく思いました。
http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/archives/2009-05.html#20090527
この中でも最初の前段、なぜブランド化にマーケティング手法が必要
かというお話の中でみなさまが最も驚かれていたのがデータです。
具体的には、いわゆる地域団体商標(地域名 + 品名)の登録出願
数は今年の5月末の段階で900に上ります。
この数はいわゆる出願までこぎつけたものであり、全国にはおそらく
この10~20倍以上の地域産品が眠っていると考えられます。
では、9000とも思われるこういった産品の中で本当に地域ブラン
ドとして定着している産品はどの程度あるでしょうか?
おそらく、5%もないでしょう。
私も地域を回っていてよく感じることですが、商材、もしくは商品そ
のものは魅力的なものが多い、、、それなのに売れない。そういった
ケースが非常に多く、そのためにこういった数字がでてくるのでしょ
う。
●うまくっているケースは営業戦略がうまい
一方でうまくいっているケースは、非常に巧みな営業、そして販促戦
略をしかけています。
例えば、現在でも1,000人の村が毎年30億以上の売上を上げる
高知県馬路村農協の営業戦略は極めて巧みです。
彼らのターゲットは、通常のゆず製品ではあきたらない、主に都会の
消費者層。彼らをターゲットに通信販売で営業をかけていきます。毎
年頻度を決めて、商品だけではなく地域らしさをデザインしたニュー
ス(あくまでもチラシではなく新聞)を送ることで営業を行います。
こういった地道な営業戦略が身を結び、現在では高級食材店で一本
500円以上するポン酢が、150円のポン酢に競り勝つ状況が生ま
れているわけです。
もう一つ事例を挙げておきましょう。
例えば、現在まちの女性の高齢者のみが主体となって構成される部会
で町の葉っぱを料亭や旅館の「つまもの」として展開し、2億円以上
を売上げる徳島県上勝町。
簡単なようでだれも真似できないこのモデルの最も大切なところは、
その営業戦略にあります。初期の立ち上がりにおいては、中心となっ
た農協の職員が、最終消費者である料亭や旅館を一軒、一軒くどいて
まわり、販路を確保したという逸話があります。
●ブランド化に王道なし
ですから、地域活性化、ことにブランド化においても営業なしに話を
することはできないのです。
学問に王道なし、、、、
この言葉は、アレキサンダーに対して当時の家庭教師であったアリス
トテレスが放った言葉だといいますが、同じ事が商売、ブランド化に
もいえます。
良い商品を作り、販路を見つけ、そして営業をかけて、販促を行う
このプロセスを効果的に行う(これをマーケティングといいます)
以外に道はなく、そのために営業戦略が存在するといえます。
いかがでしょうか?すこし長くなりましたが、営業戦略の重要性につ
いてはお分かりいただけたと思います。
来週からはいよいよ、本編です。楽しみにしていてください。
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(文責:杤尾 圭亮 プロフィールはこちら↓↓↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/members/tochio.html
今月も絶好調!!
ブログ 地域活性化コンサルタント日記!!
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『クリエーター No.13 松本 貢 氏 インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
地域特産品がアニメに!!!???
そんな奇抜な発想で、瀕死の林業組合を日本でもトップクラスの優良
組合に変化させたクリエーター、それが、松本氏である。
日本でも屈指の備長炭の産地である和歌山県、みなべ川町を中心に、
備長炭を単なる炭ではなく、様々な用途に転換する手法からは、学ぶ
べき要素が数多くある。
それでは、松本氏はなぜ、ここまでアグレッシブに、炭を使い、地域
を活性化しようとするのか?
今回は、その謎に迫ります!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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■ 船井総研 まちおこし ニュース 1
     『情熱経営フェスタ2009』公演プログラム決定!
◎あの伝説のイベント「情熱経営フェスタ」が帰ってくる!!!◎
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       http://passion-web.jp/festa2009/
 ★「途上国から世界に通用するブランドを」
   マザーハウス、山口社長の講演!!
 ★「どうせ無理を一掃したい」
   植松電機 植松専務の講演!!
 ★津軽三味線 吉田兄弟の演奏!!
  ★映画「ハンサム☆スーツ」主題歌
   MISSING LINKのオープニングアクト!!
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 「仕事(ジンセイ)に情熱(ヤリガイ)」
 ~人を動かすたった一つのもの、それは情熱~
 2年振りに復活を遂げる船井総合研究所お客様謝恩セミナー
 「情熱経営フェスタ2009」。
 その公演プログラムが決定いたしました!!
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       http://passion-web.jp/festa2009/
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