第360号 まちおこし実践コンサルティング手法 コンセプト設定 その2

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  第360号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 杤尾 圭亮
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 2,174部発行───
みなさんこんにちは。週刊まちおこし編集長のトチオです。
桜前線が北上中ですね。
ところで、特に近頃感じるのですが、一般の方が地域活性化
に注目することが多くなっているようで、3月にはあるラジ
オから私のところに取材が来ました。
http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/
新聞での特集はもちろんですが、最近ではラジオやTVなど
でも取組みが取り上げられることが多くなってきました。
皆様の活動もぜひメディアとうまく付き合いながら、飛躍へ
のステップにしてみてください。
本日は、そんな告知に至る前に固めておかなければならない
コンセプト設定 というお話です。
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        今週のコンテンツ
■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
         4月版 「コンセプト設定 その2」
■ 今月のまちおこし特集
『クリエーター No.10六波羅 雅一 氏 インタビュー』
■「京都 国民文化祭 キャラクター募集のお知らせ」
  (京都府 国文祭 実行委員会より)
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■ 今月の「まちおこし実践コンサルティングの手法」 
  4月版 「コンセプト設定 その2 時代性」
みなさんこんにちは。地域ブランド創造チームの杤尾で
す。さて、今月はコンセプト設定。特に時代をコンセプ
トに設定してはどうか、というごお話をさせて頂きます。
コンセプト設定とは調査も終わって、いよいよ皆さんの
“独自固有の長所”
を明確にするときがきた、という段階を指します。
では、実際にコンセプトと言った場合にどのようなタイ
プがあるか?という点について考えてみると、、、、
黒壁長浜   ⇒ ガラスと秀吉
小樽     ⇒ 運河とガラス 
小布施    ⇒ 栗と北斎(+花)
豊後高田   ⇒ 昭和のまちなみ
空堀倶楽部  ⇒ 直木三十五と町屋
等、コンセプトを2個立てとして、
“時代性”
を主張する地域が多いことに気がつきます。
●時代に秘められた強さ
では、なぜ、時代性がコンセプトとなるのでしょうか?
その秘密は、各地域が持つ資源にあります。
内部資源調査についての項目でもお伝えしましたが、い
かなる地域でも、人々が心のよりどころとしているシン
ボリックな資源=中核資源が存在します。それは山、城
、商店街、はたまた商品だったりするのですが、多くの
場合、その資源がシンボルであることには理由があるの
です。その理由とは、、、、
“その資源が輝いて時代があった”
ということです。そして地域がよりどころとする資源が
輝いていた時代は イコール 地域が輝いていた時代、
いわゆる地域の黄金時代と重なることが多いと言えます。
さらに言えば、その黄金時代には中核資源以外にも、議
論のテーブルには上がってこない有望な資源が存在する
ことも多くあります。
つまり、コンセプトをある時代に特定することは、中核
資源を中心に様々な資源を”一つの時代”に関連付け、
魅力を倍増させることにつながっていきます。
だからこそ、コンセプト設定においては
ステップ1 地域の自慢できる資源の発掘
ステップ2 注目資源の研究と黄金時代の発見
ステップ3 黄金時代のコンセプト化
となり、コンセプトの一端が”時代”となっていくケー
スが多くなると考えられます。
●時代性の見つけ方
さて、それではどのような地域が時代性をコンセプトに
できるのでしょうか?一概にはいえませんが、一般的に
みて、、、
1.歴史的建造物(自社仏閣、城 等)がある
2.街道筋である(商業の道など)
3.歴史的人物を輩出(もしくは在住)した
などの特徴を持つ地域は、中核資源を定めれば、黄金時
代と考えられる時代性が抽出できると考えられます。
まずは、内部資源調査で見つけた”地域一番の資源”が
どのような時代性を持つのか?
この疑問について考えれば、皆さんの地域でも意外な黄
金時代が見つかるかもしれません。
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(文責:杤尾 圭亮 プロフィールはこちら↓↓↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/members/tochio.html
ついにスタート!!
ブログ 地域活性化コンサルタント日記!!
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ブログ : http://blog.livedoor.jp/keisuketochio/
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『クリエーター No.10六波羅 雅一 氏 インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
古く大阪に息づいてた”まちや”をよみがえらせたまち、それが
大阪、中央区に位置する”からほり倶楽部”のクリエーター、
六波羅氏です。
六波羅さんは、壊すことも難しく、しかも町の人から邪魔者扱い
されていたまちやに注目し、それらを復活させることで、見事
にまちを復活させました。
しかも、面白いのは、その身の引き方。あくまで自分をヨソモノ
と位置づけ、地域の誇りでもある直木三十五の博物館を完成
させることで身を引き、まちおこしを完結させました。
しかし、六波羅さんが最初からこういった伝統的な建物に注目
していたかというとそうではありません。
では、六波羅さんを伝統建築にかりたてた要因はどこにあった
のでしょうか?
そして、ヨソモノによるまちおこしはどのように完成するので
しょうか?
詳しくはレポートにて!!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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