『道の駅 特選事例 岐阜県 郡上市 道の駅 古今伝授の里 やまと』 2章 道の駅は独自固有の長所から!古今伝授への思いが施設開発へつながる!

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みなさん、こんにちは!
「週刊 まちおこし」編集者の森 裕樹です。
本日から 道の駅 古今伝授の里 やまとの4回特集の2回目
をお送りします。

近年では、大河ドラマにゆかりのある地が、
関連した活性化施策を実行することで、
観光客の呼び込みに成功するなどの話題も良く耳にするのではないでしょうか。

道の駅 古今伝授の里 やまとも、地域に伝わる「古今伝授」をテーマにし、
大きく発展を遂げたという歴史をもつ道の駅です。

地域に伝わる歴史文化をどのように伝承すれば
道の駅へと活用することができるのか??

今回は大和町の道の駅をケースにそのプロセスに迫っていきます。

それでは、今週のメルマガをお楽しみください!

道の駅 特選事例 岐阜県 郡上市 道の駅 古今伝授の里 やまと
第1回. 特徴その1.道の駅は独自固有の長所から!古今伝授への思いが施設開発へつながる!

複合開発でホテル、温泉、物販、飲食を備える道の駅、
道の駅 古今伝授の里 やまと。

実はそのコンセプトは、
大和町(現 郡上市)では、「古今伝授」という文化の伝承にありました。

「古今伝授」とは、『古今集』の解釈を中心に、歌学や関連分野の諸学説を、
口伝、切紙、抄物によって、師から弟子へと伝える文化を指します。

そしてこの大和町においてその文化が脈々と受け継がれてきたのでした。

大和町では、中世の代表的な歌人、東氏(とうし)の邸宅の発見から、
町として「古今伝授の里づくり」に取り組み、
「古今伝授の里」としてのまちづくりを進めました。

古今伝授の里に関連した施策として、

 1.「薪能くるす桜」の再現 
 2.ジュニア短歌
 3.古今伝授の里 フィ―ルドミュージアムの開園
 4.道の駅 古今伝授の里やまと の設置

など、各方面から「古今伝授」を軸に据えたまちづくりが行われ、
道の駅もその一貫として整備、発展してきました。
 
大和町(現 郡上市)での、地域観光活性化の根底には、
地域に古くから伝わる歴史・文化があった、、ということです。

「古今伝授の里づくり」への想いは、随所に込められており、
フィールドミュージアムにあるレストランは、
古今伝授にまつわる鳥の名前から「ももちどり」と命名されています。

また、やまと温泉の別名は、「ことといの湯」と名付けられており、
これは、「訪ねる」「訪問する」という意味をもつ、
歌語の「言問ふ(こととふ)」にちなんで命名されています。

統一した1つのテーマによって、
関連した施設が、共通の世界感を持つようになり、
町全体がテーマパークのような、
魅力に満ちたものになっている、と言うことができるでしょう。

では、古今伝授のコンセプトに基づいた道の駅は
どのように発展しきたのでしょうか。
第3回は、その過程に迫ります。

どうか、次回もお楽しみに!!

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