第256号 トップの意志

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  第256号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
       E-mail:info@machiokoshi.net
────────────────── 2,023部発行───
 ●○●○「週間まちおこしリニューアル」○●○●
100行脚が終了し、ついに週刊まちおこしも第二ステージ。
  今後は、地域の紹介のみならず、より実践的な
        まちおこしノウハウを
 「3つのコンテンツ」に分けてお伝えしてまいります。
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        今週のコンテンツ
■ 今日からはじめるまちおこし実践ノウハウ
    『トップの意志』
■ 今月のまちおこし特集 2月版~その2~
          『矢澤 長介 氏 インタビュー』
■ コンサルティング商品紹介『地域一番化勉強会』
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■今日からはじめる、まちおこし実践ノウハウ【2月版】
■ トップの意志
10年近く前ですが、地域貢献を狙ったある温泉商業施設
の開業時期の話。社長の想いを実現すべく、ご子息の方が
取締役支配人(当時)という形で施設に赴任してきました。
事実上現場のトップです。しかしその方、サービス業はほ
とんど素人で、ましてや経営者としての立場も全くの初心
者でした。最初は右も左もわからず、お客様からはクレー
ム三昧。現場スタッフからも突き上げられて途方にくれる
日々でした。当然業績など伸びるわけもなく、開業初年度
にして、「このままいくと本当に閉店!」の切羽詰った事
態に追い込まれてしまいました。
「何故うまくいかないのか!」、「どうしたらいいのか!」
と不眠不休が続きましたが、直後にある決断をしました。
「誰かのせいにしても何も変わらない、変えられるのは自
分自身」。そう心に誓い、ある日を堺に毅然とした態度・
決意と共に経営に望むようにしました。それまでは「支配
人。客数を増やすにはこういった設備をいれるべきです!」
「もっと低価格にしなくては他の施設にお客様を取られて
しまいますよ!」といった、現場からの意見に対して悩み、
翻弄されていましたが、その日からは「それは無理です。
今そんな設備を入れると何百万円という追加投資になりま
す。投資回収には、お客様を●千人増やさねばならない。
うちの収支状態を考えたら、そんな投資はできません。」
また「安い価格にするということは、低単価をお客様が増
えることになります。うちの施設価値はそんなに安くない。
逆に、高いお金を払ってでもうちに来たいと思ってもらえ
るような取り組みをしなくてはならない。」などと、ハッ
キリと言い放つようになり、現場から意見が出るたびに自
身の意志を何度も何度も伝え、明確な方針を打ち出すよう
にしていきました。
 経営トップの強い意志は、現場で働くスタッフはもちろ
ん、お客様にもしっかりと伝わります。仮に、意志があい
まいで「もっと安くしなさいよ」、「もっと豪華にしてよ」
といった経営視点なきご意見によって、その都に方針がブ
レるようならば、経営・運営などは成り立ちません。この
施設のトップである取締役支配人は、「うちの経営方針は
こうだ!判断基準はこうだ!」なるものを明確にしたこと
で、一本筋の通った揺ぎ無い経営に転換していったのです。
不思議なもので、それまで多かった現場スタッフやお客様
からの、ある意味無責任な発言はその後鳴りを潜め、業績
も向上していったとのことです。
 トップによって経営・運営の99.9%が決まる。トッ
プが強ければ企業やまちおこしも強い。その後社長となり、
揺ぎ無い経営方針をとり続ける中で、今では自他共に認め
る地域貢献企業の『経営者』に成長されたこの方に先日ま
たお会いしてきました。「あの転換点で得たことは何です
か?」のこちらの質問に、「あの時変わったのは自分自身。
トップである自分が強く変わらねば今の施設は存在しない。
答えがあってようが間違ってようが、正しいと思った事を
決断し、実行していった。結果は後からついてきた。これ
が私の得た教訓です」とお答え頂きました。皆様のまちお
こしも様々な課題を抱えられていると思います。突破でき
るかどうかはとにもかくにも「トップ」次第、まちおこし
がうまくいくかどうかもトップの裁量が強く影響します。
優先させるべきは何か、どの選択肢を選ぶべきかをその都
度シッカリと決定できる強い意志を持って、課題の道をク
リアしていって欲しいものです。(小林 祐司)
●素人集団で始まった温泉施設。立派に経営されています
が、繁盛施設の支配人には意外と素人出身の方が多いです。
他のそんな方たちも自信をもって頑張って欲しいと思いま
す。(^^)
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン
ボ!」。
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■ 今月のまちおこし特集 2月版~その2~
『矢澤 長介 氏 インタビュー』
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
本日の特集は、香嵐渓、足助屋敷などで有名な愛知県足
助町の元町長、矢澤長介(やざわちょうすけ)さんへの
特集記事にいてお伝えします。
皆さん、足助町というところをご存知ですが、いまは合
併して豊田市になりましたが、当時は、いわゆる町・村
のまちおこしでもトップクラスと評価されていた町なん
です。
例えば、観光客一つをとっても、年間100万人。人口
は、1万4000人であることを考えると、突出した実
力であることが分かります。
その施策は、ユニークなものばかりですが、矢澤町長を
含め何人かのリーダーの果たした役割は限りなく大きい
といえます。しかし、矢澤町長のスタートをお聞きする
と、まったくまちおこしには関心が無かったといいます。
では、何が矢澤さんをまちおこしに駆り立て、ここまで
の道を歩ませたのでしょうか?矢澤さんの描くまちおこ
しの未来はどのようなものでしょうか?
詳しくはレポートにて!!!
http://www.machiokoshi.net/100angya/reports/index.html
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■ コンサルティング商品紹介2月版 『地域一番化勉強会』
今月 ご紹介するコンサルティング商品は「地域一番化勉強会」
です
http://www.machiokoshi.net/consulting/consulting001.html)。
まちおこし商品の中でも、どちらかというと船井総研らしい
コンサルティングノウハウを満載した5回の勉強会パックで
す。主なお客様は、商工会、商店街となりますが、その他に、
税理士事務所や法律事務所の方が事務所の顧客向けに開催す
ることもあります。
勉強会は、
第一回 基本的な戦略設計である航海図づくり
第二回 お店の品物を分析する 商品力 勉強会
第三回 お店のレイアウトを考える 店舗作り 勉強会
第四回 DMやチラシを考える 販促力 勉強会
第五回 サービス接客力を考える 人財力 勉強会
になります。
勉強会では、講義、というよりも具体的なケースを重視し、
グループワークが中心になりますから、寝てしまうようなこ
とはまずありません。興味のある方は一度 お試し下さい。
↓↓↓↓商品についての詳しい情報はこちら↓↓↓↓↓↓
http://www.machiokoshi.net/consulting/consulting001.html
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