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───全国のまちおこしを応援する注目メルマガ!──── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第238号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司 E-mail:info@machiokoshi.net ────────────────── 2,005部発行─── ●○●○「週間まちおこしHP」○●○● http://www.machiokoshi.net/ これまでのメルマガ情報に加え地域ブランド創造チームの 情報が大幅にプラスされました。 ★1.百行脚レポート ⇒ メルマガだけではお伝えでき ない情報が満載。隠れた成功事例も多数レポートします! ★2.190号を超えるメルマガ・バックナンバーあり! ◆http://www.machiokoshi.net/◆ ***************************************************** 今週のコンテンツ ■ 今週のまちおこし─『 環境保全100事例 』 ■ 地域再生行脚100 -No.87- 【ドイツ農村の景観美の裏にあるもの】 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 環境保全100事例 こんにちは、小林です。ある自治体関連の依頼で「自 然環境保全」に関係した業務をしました。その中で「自 然環境保全でうまくいっている事例を100個集める」 というものがありました。 船井総研では「100事例」という単語にとても親し みがあります。理由は、支援業界の動向や成功法則を探 るときに、うまくいっている事例を100個集めること でだいたいの状況を把握する手法を頻繁にとるからです。 毎年恒例の「●●業界~100事例紹介セミナー」とい う人気講習会も頻繁にやっているほどです。 今回は「環境保全の100事例」という新しいテーマ でしたが、やはり調べるうちに大きく活動をしている取 り組みには、ある一定の共通ルールのあることがわかり ました。複数の成功要因を強いて3つに的を絞ると ● 簡単 ● ネット活用 ● 金がかからない となります。 メルマガで以前ご紹介した「打ち水大作戦」(第231 号:すごい企画)も、この100事例の中に入ったひと つですが、やはり3つの要因を全て含み、動員数800 万人近い方々が取り組む一大ムーブメントとなったもの でした。 この業務で、感じたことがあります。3つの要因は、 何も環境保全に限ったものでなく、普遍的なもの。「簡 単」でなくては内容が伝わらずに物事はうまくいきませ ん。「ネット活用」しないと、年配女性までがインター ネットを使う時世において、告知手法として片翼状態と いえるでしょう。「金がかからない」は、経営コンサル タントをしていて常に実感する「かけた投資と商売繁盛 は必ずしも比例しない」、むしろ工夫とアイデアで勝負 するほうがうまくいっている、という事とダイレクトに 一致します。 今回の業務は、「簡単」・「ネット活用」・しかも仕 掛ける側は「お金がかからない」、これが環境保全活動 を広く展開させる上でひとつの成功パターンになる事を 浮き彫りにしました。必ずしも環境保全がまちおこしと リンクする訳ではありませんが、まちおこしに当てはめ ても参考になる点がたくさんあるように思えます。 (小林祐司) ★たくさんの事例を見ていると、滅茶苦茶ユニークなも のも出てきます。中には子供に「マグマの上を歩かせて 自然体験」というのもありました。もちろん、今回の業 務発注先(自治体さん)には、即ボツ出しされましたが。 (^^) ————————————————– ○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン ボ!」。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 地域再生行脚100 -No.87- 【ドイツ農村の景観美の裏にあるもの】 こんにちは、古川です。さて先週に引き続き欧州シリー ズです。今度は、ドイツに参ります。バスの窓から見え る風景は牧草の緑が一面に広がり、その農村風景が心を 癒してくれるのです。昔、キリンの淡麗(グリーン)の CMで太ったドイツ人がサッカーボールを蹴るシーンが ありましたが、あんな美しい芝生が広がる田舎の風景の 中に溶け込む暮らし、また、牧草地(芝生)でサッカー をしている子どもなんて、すごくうらやましい!この美 しい景観について、通訳さんは何度もこういいました。 「ドイツでは、農業は守るものなんです。」 「いいですか、何度も言いますが、 国として、農業や農村は守るものなんです」 税、法律、文化、習慣、美意識など色々とドイツ在住暦 30年の通訳さんから教わりました。特に記憶に残った のは、景観の重要部分を担うその美しき牧草の管理につ いて、牧草(芝生)の高さ制限を管理責任を農家に求め ているのです。刈取りせずボーボーになってしまってい い加減にしていると、強制的に市が刈り取りをし、後に 請求書が農家に届くという方法を取るのです。徹底した 農村の美景観の追求には、当然、条例や法でも徹底され ており、屋根の色や角度まで決まっているというのだか らそれは、もちろん、美しいのです。 また税制上の認知も国家的な統一があり、第一に、国土 や景観を守るのは国民的な価値観で優先すべき事項であ るというのが、文化慣習でも根付いています。 日本では、こうなるところです。 「何で、俺らの金が、田舎にいかなきゃならねぇんだよ~」 地方税のあり方は議論されるが、確かにこのような声は 多いでしょう。六本木ヒルズで働く社員さんが僕にこう 言ったのを思い出します。東京で稼いだカネを税として 地方へ投入することを嫌う都市住民がいたりします。農 村あってこそ都市がある。都市があってこそ農村がある という二元融合論であり、ドイツは二元対立論にならな いのです。その国家基準は「美」という共通軸があるこ とと、それを都会の人が享受しているという実感がある からでしょう。 しかしドイツに実際にいくと、その東京万歳論理もあな がち間違っていないと思えたのです。なぜなら彼らがそ の「美」や「安心」を享受していないし、国家理念とし て農業や農村を守るものと教育されていないこの2点が 徹底的に違うからです。 美しい農業農村。 そのために何が必要か 行脚して強く思いました。 ①農村風景を統一するための法や条例 ②農村、農業は守るものという国家理念とその教育 ③食料安全や景観美のために税金(補助金)の投入 ④都市住民(国民)がそれを享受できるレベルにする (法律・条例) (理念・教育) (税金・補助金) (享受する関係性) ⇒ 国民満足度 ならば、日本の地方のあり方、税金のあり方、確かにズレ ているかもしれない。景観もへったくれもなく都会にもあ るようなハコモノが農村(地方自治体)にあり、ソレでま た自分自身の魅力を失っているのでしょう。そうではない 使い方があるのです。日本の農山漁村は国民の財産であり、 国民の税金で維持されるべきであり、国民はそこにゆき癒 しや景観美を享受できるのですね。そして都市住民と相互 に理解しあう。これをゴールに私たちは生きていきたい。 そう強くまた思いました。 —————————————————– ○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ) 経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。昨年度か ら大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化 チームを創設。現在「名もなき市町村のブランド化戦略」 に挑戦しており、常に「持続可能」と「利潤追求」の2 つのテーマを追求している。特に、林業・山村の活性化 と国内の材木需要の掘り起こしに全国を奔走している。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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