第217号 人を呼び寄せるルール

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  第217号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
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        今週のコンテンツ
■ 今週のまちおこし─『 意欲とは 』
■ 地域再生行脚100 -No.66-
   ~日本の木の家づくりサミット~ 【四季工房】
■今がチャンス!これを知って、実行すれば、
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 ■ 意欲とは
 こんにちは、小林です。ここのところ毎月札幌に行っ
てます。先日仕事で遅くなった際、食事しようとある店
を探しました。ある店とは以前から「札幌行ったら絶対
行ったほうがいいよ」といわれてたジンギスカンの専門
店です。寒い中(札幌の夜はまだ寒かった・・・)をし
ばらく歩いてたどり着くと、いきなり店をまつ行列。期
待が高まりました。
 店に入って早速注文、しばらくして料理が届きました。
と、ビックリの玉葱ボリューム。店のスタッフが、ドボ
ドボドボッとわしづかみの玉葱を鉄板に落とすのです。
そのボリュームとあまりの豪快さにド肝を抜かれました。
直後に出てきた肉がまたうまい。歯ごたえや味が抜群で
す。タレは見るからに濃いそうでしたが、意外なほどの
アッサリ味。最も驚かされたのが、最後のタレにお茶を
入れてのお茶漬けごはん。「さすがにこれは胸やけがく
るんじゃ?」とビビッてたら店の方が「絶対大丈夫。た
らふく食べても胃モタレしないよ」というので目一杯食
べました。すると、その夜は不思議とお茶も飲まずに寝
付けました。本場北海道でいくつかジンギスカン料理に
いきましたがここまで印象に残るところはありませんで
した。
 さて、こういった繁盛店。どこもお客さまを呼び寄せ
る要素が一杯ですが、共通のルールみたいなものがあっ
てまちおこしにもとても参考になります。今回の店など
は、
●敷居が低くて入りやすい
         (女性一人でも食べに来てました)
●玉葱という単純なものでもビックリさせられる
         (複雑だとクチコミを阻害します)
●いい意味で期待を裏切る
         (濃そうなタレもアッサリ)
●基本的なところはシッカリ抑えている
         (飲食店なら味、接客など)
●最後の最後に度肝を抜く
         (いわゆる駄目押しのサプライズ)
など・・・
こういった要素が一度行った人からクチコミを発生させ
次々と新規客や固定客をつくる秘訣だと感じました。
 先日、知り合いの社長から携帯電話が入り「今札幌に
いるけどいい店知らん?チョクチョク行ってんでしょ?」
といわれ、迷わずその店を選びました。その夜、「いい
ところを教えてくれて感謝!友人にも今度教えときます」
というメールが入ってました。この社長のクチコミで誰
かがまたこの店に呼び寄せられるのでしょう。
 
 まちおこしでご相談いただくとき「こうやって人を呼
びたい」「こうすれば観光客がたくさん来てくれるんの
では」という話になります。また、全国のまちもほぼ同
じように考えているはず。これには「クチコミ」がとて
も重要になります。今日あげた「人を呼ぶルール」を参
考にひとつでも多く実践して、是非成功させてほしいも
のです。(小林 祐司)
★お店の名は「だるま本店」という小さな店です。
 すすきののほぼ真ん中にあるので、知らずに見ていた
 方も多いかもしれません(^^)。
 ⇒「だるま本店」:札幌市中央区南5条西4新宿通
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。モットーは「コンサルタントは、業績上げてナン
ボ!」
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■ 地域再生行脚100 -No.66-
   ~日本の木の家づくりサミット~ 【四季工房】
こんんちは。古川です。初夏の香りがしてきましたね。ジ
メジメな露もサッカーワールドカップで盛り上がりたいで
す。さて先日の5月22日~24日までの3日間、NPO法人環境
共棲住宅「地球の会」が主催の「日本の木の家づくりサミ
ット」に参加してきました。300名ほどの関係者が福島
県郡山に集結。今後の地域工務店の住宅業界はこの方向に
向く(向いて欲しい)という将来展望を頂いたサミットで
した。
福島県郡山に拠点を置く、自然派住宅といえば知る人ぞ知
る「株式会社 四季工房」さん。平成18年は約200棟
の着工予定があるそうです。野崎社長の基調講演がありま
した。
・エコ(国産材利用の理念)
・エアパス工法
・デザインセンス
・こだわり(大工の手刻み加工)
・情報公開(売上、利益の公開)
・山から家までの一貫を伝える
・ファン客化、信者客化の徹底アフターフォロー
・イベント参加型 営業
・清潔感
・数千名の見込み客(5~6年越しで住宅購入)
・住宅の進化のための開発投資と開発技術
どれをもってしても素晴らしいもので圧倒されました。モ
デルハウスや製材工場を見てきましたが直感で、「あぁ違
う」という印象がありました。「ゆいの郷(くに)」とい
う加工場+モデルハウスをみると、全国の地域工務店の自
然は住宅系のルーツはここにあったかとすら思えます。野
崎社長のプレゼンで私がグっときたのは以下です。
「妥協したら、とことん腐る。
 だから100%国産材というテーマを徹底しました。」
かつて知らない間にドイツの松が入っていて、どこかから
指摘されボロボロに言われた経験があるそうです。その後
修正し、徹底したそうですが、少しくらい違ってもいいん
じゃないか?と思ったら奈落の底に落ちてしまう恐れを経
験したといいます。徹底する信念はそこまでか!というほ
どの勢いを得られました。
ここ四季工房さんのモデルハウスに行きますと、過去の施
主さん(奥様)がモデルハウスの案内をするというフォロ
ースタッフさんがいます。これほど会社と顧客との厚い信
頼関係もなかなかないでしょう。地域工務店ならではのも
のでしょう。
・顧客の信頼 
・商品の開発 
・理念の徹底 
この3つを持続していく。これが「地域活性のビジネスの
基本」と四季工房さんからの学びです。本物の木材を使用
して、デザインの高い住宅を提供する。ワクワクもいっぱ
いなサミットでした。
http://www.chikyunokai.com/index.html
(地球の会)
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○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)
経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。今年度か
ら大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化
チームを創設。
現在「名もなき市町村のブランド化戦略」に挑戦してお
り、常に「持続可能」と「利潤追求」の2つのテーマを
追求している。特に、林業・山村の活性化と、国内の材
木需要の掘り起こしに全国を奔走している。
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