第180号 現場で実感する

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  第180号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
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        今週のコンテンツ
■今週のまちおこし─『 現場で実感する 』
■地域再生行脚100 -No.30
               ~福井県の県民性~
■船井総研からのお知らせ
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■ 現場で実感する
 こんにちは、小林です。先週の土曜日にある青年会議
所に講師として呼ばれました。テーマは「環境美化と防
犯について」でしたが、単に講師として赴いただけでな
く、講演をお聞きくださった方々とエリア内のゴミ掃除
や落書き消し、防犯パトロール、さらには参加者とのグ
ループディスカッションなど、たくさんの体験をしてき
ました。
 当日は、中学生もたくさん参加してくれていて、講演
を聞いてくれただけでなく、一緒に落書き消しや草むし
り、グループディスカッションにもまじめに取り組み、
特にグループディスカッションでは、様々な意見を出し
てもらいました。この体験を通じて、とても大きな発見
がありました。
 これまで、自分自身の中では中学生、特に中学2年生
や3年生ともなると、一般に反抗期といわれる時期にさ
しかかり、地域活動に参加することや、環境美化や地域
の防犯への意見を真剣に議論することなどは、ほとんど
ないものと思っていました。ところがどうでしょう。
 草むしりやゴミ拾いへの取り組みやなどは真剣そのも
のだし、グループディスカッションで出てきた意見は、
「行政と地域団体の連携や、個人の勇気ある取り組みが
重要。またゴミ捨てが多い場所には、単に拾うだけでな
く、そこに観葉植物を配置する」など、大人と遜色なく、
しかも実践的な内容のものもたくさんありました。よく
ニュースや雑誌で見聞きする思春期の子供によるショッ
キングな事件などとは、まるで違う姿を目の当たりにし、
正直これまで一般の中学生に持っていたイメージを払拭
しなければいけないと強く思ってしまいました。
 私がいる船井総合研究所は、「現場に答えがある」と
いう言葉を当たり前のように使いますし、実際の業務も
それに基づいて進めていきますが、今回のように「中学
生」という今まで仕事では少し馴染みが薄かった方々と
接し、抱いていたイメージが払拭されたことで、改めて
「現場に接すること」の大事さを再認識させてもらった
気持ちです。
 今回の仕事は「環境美化と防犯について」というテー
マでしたので、当然ながら皆と一緒に地域をきれいにす
ることが、ひいては犯罪防止につながることの「良き実
践の場」になったのですが、同時に現場に基づかない見
聞きだけのイメージがいかに役立たない、言い換えれば
「現場に接して体験したことこそが、本当にリアルな現
状を表している」ことを、痛感した一日でした。
                   (小林 祐司)
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○執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ)
 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワー
ドに業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコン
サルティングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走して
いる。現在は「農」を通したまちおこしの研究も進めて
いる。
 
★落書きを消したとき、わきの下に、白ペンキが流れこ
んでたようです。帰宅して半身がホルマリン漬けみたく
なってました。(- -)
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■ 地域再生行脚100 -No.30
              ~福井県の県民性~
こんにちは、古川です。行脚30は福井県についてです。     
先週、農業土木学会の農村計画学会に参加してまいりま
した。元は、農業をよりよく快適にするための土木事業
を合理的に進化することを主目的に立ち上がった学術学
会ですすが、現在は「農村計画」としての需要が増えて
います。最近では学会の中から「農村計画」という部会
が立ち上がり、独自に研修会を行っているということで
す。今年は、福井県での開催でした。
初日は主に福井における「事例報告」で、熱き町長の農
を中心とした「町づくり」、「地域づくり」、「利益づ
くり」、「人づくり」に関しての講演には感銘を受けま
した。「だいたいね、農業が紙っぺらだけ描いて、変わ
るかってんだ!すんません、行政の方がいるのしってて
言いますが(笑)」
池田町長の熱弁と実働、併せ持つ謙虚な姿勢で会場を笑
いの渦に巻き込むその姿が記憶に残りました。もうヒト
ツどうしても伝えたい福井県がありました。
二日目の今日、現場研修です。昨年の集中豪雨の現場で、
崩壊した鉄道の橋げた、土砂崩れの跡をみました。昨年
の身の苦労を知って驚愕でした。テレビやニュースで見
るのと違い、百聞は一見にしかずともいいますが、福井
県の豪雨の現実に、気持ちがグッときました。
さて、その二日目。現地研修会で、福井の農業用水、農
村計画、朝倉氏遺跡などをバスで案内していただきまし
た。その時の現地スタッフがこうおっしゃっていました。
「◆福井県は、知名度ワースト1なんです。」
でも
「◆いろいろな一番、いいところは一杯あるんです」
鯖江市のメガネは国内生産の90%、コシヒカリも元々
は、福井県のものだったそうです。繊維工業も国内シェ
アは圧倒的。日本代表のユニフォームも福井からだそう
です。しかし多くの日本人は福井県の認識が浅い。かた
や北陸新幹線を整備することになるそうですが、距離に
対する時間が2時間から1時間半になっても大して変わ
らない。福井県を商圏人口の方々がどう見るか、それが
キーとなろう。新幹線というハードの前に福井を知って
もらう努力が先だろうと。
◆まとめ◆
福井の県民力は、おそらく「営業の弱さ」であり、ひと
えにそれが「人間力のよさ」から起因しているとなれば
皮肉であると思います。福井県の人は確かに、やさしい
イイ人が多いのです。私は「10名/80万(出会った
福井県人/福井県民)」で判断するのもどうかと思いま
すが、こう言い切ってしまいたいです。
目立ちたくない、奉仕精神、やさしい、おだやか。しか
しながら、この基本を揺るがさずとも、よき「営業」よ
き「宣伝」方法はあるでしょう。やさしい性格を営業宣
伝に活かして、福井県のよさを訴求する。
応援したくなった福井。小学校のときにどうしても覚え
られなかった最後の最後の県福井。それが、大学時代に
出会った親友が福井県人であったことから今回の研修を
含め、いつの間にか思い入れある地域となりました。
県民性のよさをそのままに伝えたいです。
さて福井から敦賀を過ぎて琵琶湖が見えてきました。大
阪はもうすぐです(サンダーバードで執筆:古川大輔)
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○執筆者紹介 古川 大輔(ふるかわ だいすけ)
経歴は農学部卒、同大学院卒で船井総研入社。今年度か
ら大学院時代の専門を活かしながら、地域創造・活性化
チームを創設。
現在「名もなき市町村のブランド化戦略」に挑戦してお
り、常に「持続可能」と「利潤追求」の2つのテーマを
追求している。
特に、林業・山村の活性化と、国内の材木需要の掘り起
こしに全国を奔走している。
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い、などなど自慢話・紹介話以外の話題も含めて、色々と
お聞かせください。
・お問い合わせはお気軽に ⇒ TEL:03-6212-2930
  ⇒ e-mail:info@machiokoshi.net
  まちおこし編集長(小林)までどうぞ。
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