第175号 販促ツールとしてのブログ活用

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   第175号 発 行:株式会社船井総合研究所
       事務局:TEL 03-6212-2930 小林 祐司
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        <<<今週のコンテンツ>>>
■今週のまちおこし──『 販促ツールとしてのブログ活用 』
■ 地域再生行脚100 -No.26-
        ~ 妖怪まちおこし ~   鳥取県 境港市
■船井総研からのお知らせ
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■ 販促ツールとしてのブログ活用
 お久しぶりです。第170号で執筆させていただいた大林で
す。先日、「メルマガはまちおこしにも有効な販促ツールにな
る」というお話をさせていただきましたが、今回は最近急速に
伸びてきた、やはりネットを活用した販促手段についてご紹介
します。
 ご紹介したいのは、「ブログ」というインターネットツール
で、ご存知の方もいるでしょうが「ウェブログ(weblog)」の
略です。ホームページの一種で、日記状のホームページによく
似ています。昨年ごろから急増し、おおよそ335万人がブロ
グを使用しています。急増の背景にはホームページよりも作成
や更新が簡単で作成費用は基本的に無料であること、他のブロ
グに自分のブログへのリンクを貼れる「トラックバック機能」
や、トップページの一番上に新しい記事を表示したり、検索機
能がついていたりすることなどがあげられます。
 こうした特長を活かして、個人の日記形式のブログ開設者が
急増している一方、強力なビジネスツールとしても注目を集め
つつあります。「ビジネスブログ」と呼ばれるもので、商品や
会社案内、資料やサンプル請求、商品販売などに活用されてい
ます。日産の「TIIDAブログ」や青山さんの「ワーキング
マザーズスタイル」などが有名で、企業ウェブをブログ化し、
販促に利用するといった試みが増えてきています。企業ウェブ
をブログ化することで個人がネット上で語り合う機能を有する
ようになるので、個人と個人のつながりによる安心感が生まれ
やすく、さらには親近感、信頼感へとつながっていきます。
「社長ブログ」というのも増えていますが、これはその好事例
です。「ワーキングマザースタイル」では、ブログによるネッ
ト販売を実現しています。商品がネットを介してクチコミのよ
うに紹介されているため、初めて見た方の抵抗感も低くなり、
それが販売につながっているようです。
 このようにして「ビジネスブログ」は企業や商品の認知度の
アップに貢献します。まちおこしの場面でも川上産吉野材販売
促進協同組合の「川上さぷり」さんのブログのように、イメー
ジ、コンテンツが堅くなりがちな公式サイトに、頻繁に更新が
できて親近感も沸きやすい内容のブログを併用させることで、
デメリットを払拭し、より利用されやすいサイトにしていると
ころもあります。
 最近ではブログに対して、意見の公平性や操作性についての
新しい課題が出てきましたが、利用人数は急激に伸びている事
実と今後の発展性は創造を絶する規模ですし、まだまだブログ
の潜在的な活用法はあると思われます。ブログというツールの
利点を活かして販促、ひいてはまちおこしの可能性を引き出し
てみてはいかがでしょうか。(大林 遥)
◆日産「TIIDAブログ」
※書き出しは「日産自動車の山本です」と個人名で始まり、親
近感を上手にかもしだしている。
⇒ http://blog.nissan.co.jp/TIIDA/
◆青山さんの「ワーキングマザーズスタイル」
⇒ http://www.wmstyle.jp/
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○執筆者紹介 大林 遥(おおばやし はるか)
 入社以来、温浴施設の開発、リニューアルに関する業務活動
を行っているが、実は地域の「農」や「女性起業」についての
造詣が深く、「週刊まちおこし」の執筆も担当中。明朗快活な
若手のホープとして日夜仕事に打ち込んでいる。
 最近は介護施設に研修で通いつめており、ほとんと船井総研
事務所に現れていない(上司談)。
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  ■ 地域再生行脚100 -No.26-
     ~ 妖怪まちおこし ~   鳥取県 境港市
 こんにちは。地域ブランド創造チームの杤尾です。今週は鳥
取県は境港市より、みなさんおなじみ、ゲゲゲの鬼太郎を使っ
たまちおこし、”妖怪まちおこし”をお伝えします。週刊まち
おしの第3号でもご紹介しましたが、今回はコスト面にも切り
込んでお伝えしたいと思います。
特に注目すべきは、作りこみのうまさとコストの低さです。
【つくりこみ (買わせる法則)】
妖怪まちおこし、まず驚いたのは、その作りこみ具合です。約
1kmにも及ぼうかという商店街、現在名称、妖怪ロードには
ところせましと並んだ妖怪のブロンズ像なんと113体!!!
この数にも驚きますが、さらに驚きなのは、その入り口に妖怪
神社を配し、さらに最も奥には水木しげる博物館を置くという
配置の仕方です。これでは、妖怪神社を見て「なにか面白いも
のがある、、、」と入った人は、ブロンズ像に導かれるように
、博物館にまで引き込まれてしまうでしょう。もちろん、それ
までの道程には妖怪グッズを並べた商店がぎっしり。おそらく
商品購入の機会は飛躍的に増大します。
これらの法則をマーケティング用語では、AIDMA(アイド
マ)の法則と呼びます。すなわち、、、
Attention・・・・注意をむけさせる
Interest・・・・・興味を持たせる
Desire・・・・・・・欲しいと思わせる
Memory・・・・・・・記憶させる
Action・・・・・・・行動させる
妖怪神社で興味をもたせ、どうせならと思い、博物館まで歩く
みちすがらにある妖怪グッズは顧客の目を強く引き付けます。
さらに帰りも同じ道とあれば、どれだけのひとが行動にいたる
か。なかなかに素晴らしい作り込みだと言えます。
【低コスト (リスクを少なくする法則)】
次に驚いたのが、その低コスト体質です。通常、これだけのエ
ンターテイメント施設を作ろうとすれば、10億円ではきかな
いでしょう。コストが高い、ということはもしそれがはずれた
場合にこうむる被害も莫大になることを意味します。
しかしどうでしょうか。
妖怪ロードの113体の妖怪像、実は全て寄付です。つまり妖
怪ロード自体は、、、
100万円 × 113体 = 1億1300万円
の投資がほぼ無料ですんでしまっているのです。あとは、商店
街の始まりと奥に妖怪神社と博物館をつくれば、商店の人が知
恵をしぼって商品を作り出し、妖怪エンターテイメント施設は
完成します。
しかも、この妖怪ブロンズ像、立てると名前が刻まれます。た
だでさえマニアなら立てたいのに、一生名前が残るとあれば、
立てる人はグッと増えるでしょう。
ここまでの低コスト体質、なかなか作り出せるものではありま
せん。
今後のあるべきまちおこしの姿は、この境港市のようにマーケ
ティングのノウハウをつかった仕掛けを様々な所に潜ませ、よ
りリスクを減らしチャンスを増やす、そういう努力をするまち
おこしではないでしょうか。きれいごとではなく、外貨(日本
国内を含む地域外からの収入)をしっかりと確保できるこうい
うまちが一つでも増えれば、きっと地域はもっと元気になるの
だと思います。(杤尾圭亮)
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○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ)
 船井総研入社後、地域ブランド創造チームの創設する。現在
は、行脚によって得られた成功ノウハウを各地域において実践
するために日本全国を飛び回る日々を過ごしている。その成功
ノウハウの定着・浸透の手法には定評があり、多くの顧客から
支持を得ている。
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しゃいましたら、下記までお気軽にご連絡ください。
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自慢話・紹介話以外の話題も含めて、色々とお聞かせください。
・お問い合わせはお気軽に ⇒ TEL:03-6212-2930
  ⇒ e-mail:info@machiokoshi.net
  まちおこし編集長(小林)までどうぞ。
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