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────── 読者数日本一のまちおこしメルマガ ────── ┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓┏─┓ │週││刊││ま││ち││お││こ││し│ ┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛┗─┛ 第157号 発 行:株式会社船井総合研究所 事務局:TEL 03-5434-7656 小林 祐司 E-mail:info@machiokoshi.net ──────────────────── 1,900部発行─── <<<今週のコンテンツ>>> ■今週のまちおこし── ゴーヤーで単品勝負 ■通算150号達成記念!新連載「地域再生行脚100」 -No.08 『大阪 町のにぎわいづくりフォーラム』 ■船井総研からのお知らせ ─────────赤字削減のための簡易診断コンサルティング ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ ゴーヤーで単品勝負 こんにちは、小林です。沖縄で「ゴーヤー」を通信販売する メーカーを訪問しました。今では全国で知られるも、かつては 九州より東ではあまり知られていなかったゴーヤーですが、社 長は「必ず売れる」と積極的に事業に取組み、反対意見もあっ たものの努力の甲斐と、マスコミ報道や沖縄を舞台としたドラ マが放送されるなどの追い風もあって事業は徐々に起動に乗る ようになりました。 社長はゴーヤーの販売を伸ばすことで地域の観光振興にも寄 与したいと考えていますが、それにはさらなる業績向上が不可 欠です。ですが競合店が非常に増えたことで売上が頭打ちとな る傾向が出てきました。 今、力を入れている活動が自ら広告宣伝・販売促進を行うこ とです。顧客情報を整理するとともに商品を多様化させ、イベ ントや特典情報を盛り込んだDMを送付することで、さらなる 業績アップを目指す。商品の多様化とは、ゴーヤー以外を取り 扱うのではなく、ゴーヤーをお茶、チップス、濃縮粒、蕎麦と いった様々な商品に変えて、袋の大きさや味付けの種類を多数 取り揃え、さらにそれらをあらゆるパターンに組み合わせるこ とで、商品アイテム数を100以上の商品群にする、といった 施策をとり、今月末から5月の連休までに大きな売上をつくる べく準備を進めているのです。ちなみにアイテム数を増やすこ とは、特産品売り場を訪れた観光客やチラシを見たお客さまが 「うわー。こんなにたくさんゴーヤー商品がある!」と感じ、 「これだけあれば私が欲しいと思うものがどれか一つはあるだ ろう!」と購買モードに入ってくれる有効な方法です。 ここでご紹介している戦略は、ゴーヤーなどの特産品も含め た地域商品が市場内で業績を伸ばしていくための一つの正しい 形です。厳しい競合環境において勝ち残っていくには、最初は 経営資源を一点に集中させることが重要で、ゴーヤーを取り扱 うならばあくまでゴーヤーだけ業績を伸ばす施策をとる。こう することでゴーヤー単品については、競合店に対して圧倒的に 勝っていくことが可能となってきます。 中国・毛沢東は、「我々の戦略(長い目で見たときの戦い方) は、1をもって10(ここでは強い競合)にあたることであり、 我々の戦術(戦場での戦い方)は、10をもって1(競合の弱 い部分)にあたることである。」という言葉にあるように個々 の局地線において、常に相手の10倍の兵力で戦いにのぞんだ点 において、一点集中を実践して勝利を手にし、現在の中国の土 台を築きました。 まちおこしにおいても、観光や特産品販売は基本的には最初 はこの方法をとります。市場において一番強いところが、他の 競合(まちおこしでいうと、隣町の観光地や特産品)の生殺与 奪を自由にする力を持ちます。この状態をひっくり返すには、 いずれは市場全体で一番を目指すものの、いきなり一番になる ことは無理なので、まずは単品で一番の位置を得て、十分力を つけた段階で全面展開を行うという段取りをとるのです。 皆さんのまちもまだまだ他よりも力が足りないと感じるならば、 まずは今ある戦力を集中させて一点突破を試みてください。 船井総研でも常に活用する常勝の方法です。(小林祐司) ——————————————————– ○今回の執筆者紹介 小林 祐司(こばやし ゆうじ) 船井総研入社以来、地域活性化、社会貢献をキーワードに 業務活動を行う。自治体、民間企業を問わずにコンサルティ ングを続け、寝る間も惜しんで全国を奔走。手がけた業務に は「温泉でまちおこし」というものも多い。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 地域再生行脚100 ~ 最高の成功ノウハウを生み出すプロセス~ -行脚08『大阪 町のにぎわいづくりフォーラム』- こんにちは、地域ブランド創造チームの杤尾です。さて本日 お送りする行脚07は、3月22日に行われた大阪商工会議所 主催の”まちの賑わい作りフォーラム”からお送り致します。 ●まちの賑わいづくりフォーラム 大阪商工会議所では、まちを草の根レベルから活性化させる “にぎわいづくり”をテーマに、NPOなどに支援をおこなっ ており、今回はその成果報告がメインテーマでした。 http://new.osaka.cci.or.jp/Jigyou/nigiwai/2004/page02.html 着物を着るイベントによって町に賑わいをもたらす「OLUプ ロジェクト」やアメリカ村の三角広場を利用した漫才イベント をおこした「アメリカ村の会」など、多彩な顔ぶれがそれぞれ の成果を発表しており、地域に眠る力強さを感じました。 しかし中でも、興味を引いたのは、基調講演を行った【アート コンプレックス1928】の代表である小原啓渡氏の講演でし た。 ●ファンド運営 成功の秘訣 小原氏を一躍有名にしたのが、劇場の黒字経営に加えて、演 劇を投資を募るファンド「エンジェルシステム」によって運営 し、成功している点にあります。 しかしながら、基調講演での小原氏は、自らを有名にしたフ ァンドの仕組みの解説というよりは、安易にファンドという” システム”に走る危険性を強調していました。つまり問題の特 性などを考えずに、表面的なシステムを導入してもどうにもな らないということでしょう。 それでは、何が必要なのでしょうか。それは、自分のアイデア を精緻化させるための以下の二つのプロセスです。 ① 様々な方式を実践し、データを集め、そのデータをアイ デアに反映させて仕組みにする ② 完成した仕組みは、本番を行う前に小規模の実験を繰り 返し成功の確率を高める まず、目的の方式のこだわらず、様々な方式を試しデータを 集め、アイデアに反映させる必要があります。目的の方式にこ だわらない理由は、様々な角度からのできるだけ多くのデータ を集め、アイデアを補強するためです。 次に、そのデータを反映してアイデアが仕組みとして成り立 った際には、実際にその仕組みを小規模で繰り返します。これ 本当に必要な場面で”絶対に成功するため”にり成功の確率を 上げるためです。 小原氏の場合も、実際のファンドを動かす前には、完全に独 力で演劇を運営する「独力方式」と、赤字の場合にのみ募金と して資金をうけとる「セーフティーネット」ととしてのメセナ 方式を試し、その後に「エンジェルシステム」を行っています。 そして今、二回にわたる「エンジェルシステム」の成功の後 さらに大きな動きが期待されている段階にあるように見えます。 ● 成功法則 ~ 実践とフィードバック ~ さて、少し話を戻しますが、上記した二つのルールは、ファ ンドの場合だけでなく、皆様が地域の創造と活性化の為に考え る全てのアイデアに通じるのではないでしょうか。 一つ例を挙げると船井総研でもこの二つの法則は共通してい ます。例えば、なにか新しいコンサルティング領域を立ち上げ る時、まず推奨されるのは行脚100です。成功事例を100 歩くことによって、成功に共通するノウハウを導きだします。 さらにこのノウハウをより実践に耐えうるものにするために 様々な小さな場所で実験し、その結果をフィードバックしなが ら、成功率を高めていきます。 安易に成功のシステムに走るのではなく、その前に様々な方 式を小規模にためし、本当の勝負に備えること、これこそが、 成功へのプロセスなのではないでしょうか。 ——————————————————- ○執筆者紹介 杤尾 圭亮(とちお けいすけ) 船井総研入社後、地域ブランド創造チームに志願し、創設に 情熱を注ぐ。現在は、地域再生行脚100を実践し、成功事例 を求めて全国を渡り歩く武者修行中。その成功ノウハウの定着 ・浸透の手法には定評がある。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ ■ 船井総研からのお知らせ ◆赤字削減のための簡易診断コンサルティング ─────────────────────────── ●赤字削減の為、皆様の施設はどう取り組んでいますか? 船井総研が数々の成功事例と照らし合わせ『赤字削減』 を目的とした施設の簡易診断を実施いたします。 診断では、可能な部分から業績を改善できるよう 「効果実証済み」の成功事例をご紹介。施設として今後 どういった考え方・行動が必要かをご提案いたします。 ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。 ・お問い合わせはお気軽に ⇒ TEL:03-5434-7656 ⇒ e-mail:info@machiokoshi.net まちおこし編集長(小林)までどうぞ。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
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